天然木化粧板メーカーの大和ツキ板産業(広島県福山市)から、木材の端材・未利用材をアップサイクルしたデザイン突板ブランド 「FORESTERIOR(フォレステリア)」をご紹介します。
Wood Brick(ウッドブリック)
「FORESTERIOR」は、木材の端材や未利用材に新たな価値を与えるデザイン突板ブランド。持続可能な未来に貢献し、様々な空間を魅力的に演出したいという考えから「デザイン×アップサイクル」がコンセプトの突板ブランドとして立ち上げられました。
Grid(グリッド)
「突板」は、天然木を0.2ミリの薄さに削り加工することで、限りある資源をより効率的に活用できる建材で、家具や内装材として使用されています。近年の大量消費と技術発達により、内装材は天然木素材から環境負荷の高い化学素材へと移行が進む中、突板に新たな価値を与える方法として注目したのが、端材や規格外の未利用材でした。
高い技術力とデザイナーの感性を融合により開発されたデザイン突板は100種類以上。節や割れ目、サイズの違いといった端材特有の個性を魅力へと変え、それぞれの状態や表情の違いを最大限に活かしたデザインとなっています。
今回は新たに、安全性とデザイン性を両立した“不燃対応”の新シリーズが登場。
商業施設やオフィスにも柔軟に導入が可能とのこと。より使いやすく魅力的な形に進化した新シリーズは、自然の美しさを活かしながら社会と共生する新たな空間価値を生み出します。
ツキ板の端材を裂き、レンガのように並べた独自の表情を持つ化粧板です。端材を有効活用しながら、樹種ごとに異なる裂け具合や色味、表情の違いをデザインとして活かし、自然の豊かさをダイナミックに表現します。
規則的な格子デザインが特徴で、繊細な木目が空間にやわらかく調和し、均整の取れたリズムと洗練された印象を生み出します。シンプルながらも木の質感や表情が際立ち、モダンな空間から温もりあるインテリアまで幅広く馴染みながら上質感を演出します。
異なる色、形、大きさのツキ板の端材を大胆に組み合わせた化粧板です。木の自然な風合いを活かし、一枚ごとに異なる表情を生み出します。統一感にとらわれないデザインが空間に奥行きと個性をもたらし、視覚的なアクセントとして際立ちます。
「Wood Terazo」の不燃対応モデルで、商業施設やオフィスビルなどの内装制限がある空間でも安心して使用できます。多彩な樹種のツキ板端材を組み合わせることで、素材を有効活用しながら独自のデザインを創出し、空間に個性と温かみをもたらします。
Wood Terazo NF(ウッドテラゾー:エヌエフ)
Wood Terazo(ウッドテラゾー)
(左)端材(右)端材を小さなピースに加工しWood Terazoの材料に。少量多種の端材も組み合わせることで製品として活かすことが出来ます。
「JAPAN SHOP 2025」に出展
今年の3月4日(火)から7日(金)の4日間、東京ビッグサイトで開催される「JAPAN SHOP 2025」に出展します。会場では製品サンプルに加え、実際に使用する端材もご覧いただけます。多様な個性と豊かな風合いを持つデザイン突板をブースいっぱいに展示し、皆さまにその魅力をお届けします。
■JAPAN SHOP 2025
日時:2025年3月4日(火)~7日(金) 午前10時~午後5時(最終日のみ午後4時30分終了)
会場:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東展示棟 東京都江東区有明3-10-1FORESTERIORは今後も追加アイテムを製造予定です。端材・未利用材を最大限活用できる仕様で、今後さらに シリーズを拡張してデザイン突板のプラットフォーム を目指します。生産目標として、端材・未利用材のアップサイクル率100%を目指していきます。
FORESTERIOR ウェブサイト
https://foresterior.jp/
大和ツキ板産業株式会社 会社概要
本社所在地:720-0004 広島県福山市御幸町中津原1790-1
代表取締役社長兼社長執行役員:三好 美寛
事業内容:天然銘木化粧合板等製造、各種塗装
コーポレートサイト
https://daiwa-tsukiita.co.jp/
トップ画像: PATCHWORK(パッチワーク)