建造物や自然を大きなスケールで梱包してしまう作品で知られるクリスト&ジャンヌ=クロードの、2018年にロンドンで行われたインスタレーション「ロンドン・マスタバ」がAR体験できます。
詳細は、こちら。
これは、バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実(AR)、複合現実(MR)のビジュアルアート作品を制作・展示するアキュート・アートによって用意されたもの。
App StoreとGoogle Playで無料の「Acute Art」アプリをダウンロードして、自宅にいながらにしてARアート作品を楽しむことができます。
「ロンドン・マスタバ」は、オイルバレル(ドラム缶)を使った作品。アラブ首長国連邦の砂漠に膨大なドラム缶を積み上げる「マスタバ」は、なんと1977年から継続して現在も計画中といいます。
ハイドパークのサーペンタイン湖の上に3カ月限定で制作された「ロンドン・マスタバ」は、「マスタバ」の縮小版(それでも十分に大きい)。
「ザ・ロンドン・マスタバAR」は、サーペンタイン湖にあるビューイングエリアのほか、自宅でも体験可能とのこと。
アプリを早速ダウンロードしてみると、地上35メートルの高さに視点が置かれ、作品の外周部や内部を見ることができました。
2020年5月31日にニューヨークにて惜しまれつつ亡くなったクリスト。以下は、公式Twitterより。
しかしクリストとジャンヌ=クロードは、進行中の作品は自分たちの死後も継続することを明言していたといい、これから実現する作品や展覧会も楽しみです。
なお「Acute Art」アプリでは、オラファー・エリアソンやKAWSなどの作品もあり、ARアートを手軽に体験できます。お試しあれ。
(jk via en)