千葉県千葉市の南東部に位置するホキ美術館にて、第5回「私の代表作」展が開催されています。
ホキ美術館は世界でも稀な写実絵画専門美術館として、2010年11月に開館。カーブを描きながら約30mにもなるキャンチレバーの建築は、当時大変な話題となりました(設計:日建設計、施工:大林組)。 JIA日本建築大賞(2012年)、第7回日本構造デザイン賞(2012年)などを受賞しています。
延べ床面積3,722.39m²、展示面積約1,800m²、地上1階、地下2階の3層構造の館内には、美術館創設者で、ホギメディカルを一代で築いた実業家の保木将夫氏(1931-2021)が収集した写実絵画作品約500点を収蔵。合わせて約500メートルになる回廊型のギャラリー空間には、約60名の現代作家による写実作品約120点を常時鑑賞することができます。
保木氏は、ホキ美術館の構想段階で、美術館の特徴となり、また作家にとっても代表作となるような100号を超える大作の制作を作家に依頼、2007年から3年をかけて完成した新作群が、2010年の開館時に「私の代表作」展として発表されました。
作品が展示されているのは、「私の代表作」のために設計された地下2階のギャラリー8です。館内で唯一、壁・床・天井は全て黒色。ベテランの作家から新人作家の作品が一堂に会し、ガラスで仕切られた幅6mのスペースが1作品ごとに確保されています。
出展作家:野田弘志、青木敏郎、五味文彦、原 雅幸、大畑稔浩、小尾 修、石黒賢一郎、諏訪
敦、塩谷 亮、廣戸絵美、藤田貴也、山梨備広、三重野慶
「私の代表作」をテーマに描かれた作品の収蔵数はこれまでに50点を超え、先ごろ新たに13点の作品が加わりました。本展はその披露であり、「私の代表作」展としては5回目を数えます。
会期:2023年11月23日(木・祝)〜2024年5月12日(日)
休館日:火曜、12月30日(土)〜1月2日(火)
開館時間:10:00-17:30(入館受付は17:00まで)
※12月29日(金)は16:30閉館(入館受付は16:00まで)
会場:ホキ美術館 地下2階 ギャラリー8
所在地:千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15(Google Map)
観覧料(企画展、常設展を含む):一般 1,830円、高大生・65歳以上 1,320円、中学生 910円、小学生以下760円(保護者1人につき2人まで無料)
※障がい者手帳などの提示で割引設定あり
ホキ美術館 公式ウェブサイト
https://www.hoki-museum.jp/
『TECTURE MAG』への感想など、簡単なアンケートにお答えいただいた方の中から、本展を観覧できるペアチケットを3組の方にプレゼント!
受付期間:掲載から2024年1月14日(日)まで ※終了
※応募者多数につき、抽選
※結果発表:チケットの発送をもって了(個々の問合せには対応しません)
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません