ドイツを代表するデザイナーズバスルームブランドのデュラビット(Duravit)が、現代を代表するデザイナーのひとりであるフィリップ・スタルク(Philippe Starck)と協働し、1994年に発表した〈スタルク・バレル(Starck Barrel)〉をこのほどアップグレード、シー・ボンデッド(c-bonded)バージョンを発表しました。
本稿1枚目の画像:フィリップ・スタルクと1994年に誕生した〈スタルク・バレル〉のオリジナルバージョン(左側)と、アップグレードを遂げた新作・シー・ボンデッドバージョン(右側)
〈スタルク・バレル〉とは、デュラビットとスタルクが協業を開始した最初の年に誕生した記念すべきプロダクトです。洗面ボウルの下の部分に収納スペースを有し、ファニチャー(家具)の機能ももたせているのが特徴で、スタルクは、人々の生活に溶け込んできたバケツの形状から着想を得て、バスルームファニチャーとしてデザインしました。今日ではデュラビットのプロダクトを代表するベストセラーのひとつとなっています。
〈シー・ボンデッド(c-bonded)バージョン〉は、〈スタルク・バレル〉の誕生30周年を記念した新作プロダクトです。全く異なる素材特性を持つ2つの素材、セラミック製の洗面ボウルと木製のキャビネットを、デュラビット社の独自の技術(c-bondedテクノロジー)によってシームレスかつシャープなエッジで組み合わせています。特徴的なデザインアイデンティティはそのままに、シングルユニットのようなプロポーションがよりエレガントに。
洗面部分のセラミックもキャビネットの形状に合わせてアップデート、さらにはデュラビット独自の抗菌釉薬・HygieneGlaze® Plus(ハイジーングレイズ® プラス)によって衛生面の性能もアップしています。
〈スタルク・バレル〉はカラーバリエーションも豊富で、セラミックは4色、キャビネット仕上げは8色、ハンドル仕上げは5色を展開。周囲のアクセサリーとのカラーを揃えるなど、空間のトータルコーディネートが容易に可能となっています。
セラミック(4色):ホワイト(光沢)、マットホワイト、ブラック(光沢)、マットブラック
キャビネット仕上げ(8色):ハイグロスホワイト、ホワイトサテンマット、ノルディックホワイトサテンマット、トープサテンマット、ストーングレーサテンマット、グラファイトサテンマット、ナイトブルーサテンマット、ハイグロスブラック
ハンドル仕上げ(5色):クローム、ブラッシュドステンレススチール、ポリッシュドゴールド、ブラッシュドブロンズ、ダイヤモンドブラック
プロフィール
フィリップ・スタルク(Philippe Starck)プロフィール
多方面にわたる創造性で多岐にわたるクリエイションを続ける世界的クリエイター、デザイナー。
常に本質を追求する彼のビジョンは“どのような形の作品でも、できるだけ多くの人の暮らしを豊かにするべきである”ということ。このフィロソフィーが彼をデモクラティックデザインのパイオニア、そして中心的存在の1人にしました。日用品(家具、レモン絞り器など)から建築(刺激的で活気のある場所を目指すホテルやレストラン)、海や宇宙工学(巨大ヨット、宇宙旅行の居住モジュール)など、幅広い分野で精力的な活動を行っています。絶えずデザイン領域と要件を広げ、現代の国際的なデザインシーンにおいて最も先見性のある有名クリエイターの一人となっています。Website
www.starck.comSNS
Facebook @StarckOfficial / Instagram @Starck「かねてより私は”バスルーム= 濡れたリビングルーム にならなくてはならない”と主張してきましたが、当時は誰も理解してくれませんでした。しかし、デュラビットだけは理解してくれたのです。この事実こそ、私がデュラビットを愛する理由なのです」(デュラビット社 Webサイト より)
Duravit × Philippe Starck
https://www.duravit.co.jp/inspiration/get_inspired/philippe_starck_.jp-ja.htmlデュラビット(Duravit)
ドイツの南西部に広がるシュヴァルツヴァルト(ブラック フォレスト)の中心部、ホルンベルクで1817年に創業。今日では世界130か国以上で事業を展開するデザイナーズバスルームのリーディングカンパニー。バスルームに必要なプロダクトを総合的にデザイン・製造する。フィリップ・スタルクのほか、アントニオ・チッテリオ、クリスチャン・ヴェルナー、セシリエ・マンツ、セバスチャン・ヘルクナーといった世界を舞台に活躍するデザイナー陣と緊密に協力し、製品開発を行なっている。同社では2045年までに完全なクライメイト・ニュートラル(気候中立)を目指しており、カーボン・オフセットにも可能な限りで取り組んでいる。
Duravit Website
https://www.duravit.co.jp/