京都市内の複数の会場にて「LinkArchiScape―建築ツーリズムをつなぐ」が11月9日まで開催されています。
近年、近現代建築や歴史的建築を期間限定で公開する「建築祭」が全国各地で開催され、地域の文化資源を再発見する新たなムーブメントとして注目を集めていることを受けて、文化庁が主催する初の建築イベントとなります。

京都府立陶板名画の庭 外観(画像提供:「LinkArchiScape」広報事務局)
設計:安藤忠雄(詳細は 同施設ウェブサイト を参照)

重信会館(じゅうしんかいかん) 外観(画像提供:「LinkArchiScape」広報事務局)
設計:竹内 緑

立誠ガーデン ヒューリック京都 外観(画像提供:ヒューリック)
旧立誠小学校 改修設計:竹中工務店(詳細はこちら)
コンテンツの1つ、立誠自治会館(立誠ガーデン ヒューリック京都 1F)での「建築祭展|Archi Festival Exhibition」では、全国各地の建築祭と出会うための「ウインドウ」と位置付け、全国各地の建築祭を紹介するとともに、なかでも、4つの建築祭(京都モダン建築祭、なめりかわ建物フェス、ひろしま国際建築祭、マツモト建築芸術祭)にフォーカス。各地域の建築の写真をもとに、デジタルデバイスを用いたインタラクティブな展示となっています。
京都モダン建築祭

国立京都国際会館(設計: 大谷幸夫、1966年)
京都モダン建築祭
なめりかわ建物フェス

養照寺(設計: 宮大工 岩城庄之丈、1916年)
なめりかわ建物フェス
ひろしま国際建築祭

神勝寺 松堂(設計: 藤森照信、2014年)
ひろしま国際建築祭
マツモト建築芸術祭

まつもと市民芸術館(設計: 伊東豊雄、2004年)
マツモト建築芸術祭
上記・建築関連以外にも、6名のアーティストによる作品展示や、トークイベント(11月1日終了)などを通じて、建築祭が持つ魅力と意義を広く発信し、その輪をさらに拡げていくことを目指しているとのこと。
各会場の開場時間など詳細は、文化庁による公式ウェブサイトを参照。
会期:2025年10月18日(土)〜11月9日(日)
展示会場:京都府立陶板名画の庭、重信会館、立誠自治会館(立誠ガーデン ヒューリック京都 1F)
トークイベント会場:東本願寺視聴覚ホール(新参拝接待所) ※11月1日実施
主催:文化庁
共催:京都モダン建築祭実行委員会
協力:京都府、京都市
企画・制作:KYO-ZON
「LinkArchiScape―建築ツーリズムをつなぐ」公式ウェブサイト
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/joseishien/zenkoku_katsuyo/las/