隈研吾がデザイン監修した〈MoN Takanawa: The Museum of Narratives〉など3棟がオープン、TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)がグランドオープン - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
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隈研吾がデザイン監修した〈MoN Takanawa: The Museum of Narratives〉など3棟がオープン、TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)がグランドオープン

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)がグランドオープン、国内最大級の駅直結複合施設が誕生

[Report] 隈研吾がデザイン監修した文化創造・発信拠点〈MoN TAKANAWA〉と、ニュウマン高輪のコンセプトエリアをレポート

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JR高輪ゲートウェイ駅直結の大型複合施設で、昨春に”まちびらき”した TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)に新たに3つの棟(THE LINKPILLAR 2 / MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives / TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)が加わり、既存の街区とあわせて3月28日にグランドオープンの日を迎えています。

TAKANAWA GATEWAY CITYは東日本旅客鉄道(JR東日本)が品川車両基地跡地で進めてきた国内最大規模のまちづくりプロジェクト。同日に開業したJR大井町駅直結の複合施設(OIMACHI TRACKS)とあわせ、大井町駅から浜松町駅まで展開する「広域品川圏(Greater Shinagawa)」の共創まちづくりが本格始動するとのこと(詳細はJR東日本 2月19日ニュースを参照)。

『TECTURE MAG』では、3月25日に行われた内覧会を取材。メディアに公開された、THE LINKPILLAR 2の低層部にオープンした商業エリア・NEWoMan TAKANAWA MIMURE(ニュウマン高輪 ミムレ)の2階で小川珈琲が展開する新業態店舗群と、建築家の隈 研吾氏が外装設計を手がけた文化発信拠点〈MoN Takanawa〉を中心にレポートします(特記なき内外観画像は全て事業者提供)。

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)

左:〈THE LINKPILLAR 2〉2階 ニュウマン高輪 ミムレ 内観(画像提供:ニュウマン高輪)
右:〈MoN TAKANAWA〉外観 Photo: Yasuyuki TAKAKI

INDEX

・TAKANAWA GATEWAY CITY 街区全体構成
・[ニュウマン高輪] コンセプトエリアがオープン ▶︎▶︎ 読む
・[ニュウマン高輪 ミムレ]2階:小川珈琲が展開する注目の新業態[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] ▶︎▶︎ 読む
・[ニュウマン高輪 ミムレ]3階:日本の本質的な食文化を感じられる8つの専門店 ▶︎▶︎ 読む
・隈研吾氏が外装デザインを手がけた〈MoN Takanawa〉 ▶︎▶︎ 読む
・〈MoN Takanawa〉6階 中山英之建築設計事務所が手がけた都市型ボタニカル[LAUBE] ▶︎▶︎ 読む
・〈MoN Takanawa〉施設概要 ▶︎▶︎ 読む


TAKANAWA GATEWAY CITY 街区全体構成

TAKANAWA GATEWAY CITYは、JR東日本の旧田町車両センター跡地を再開発した複合施設です。2020年3月より供用を開始したJR高輪ゲートウェイ駅の西側、田町駅に向かって南北に長い敷地(約9.5ha)に建設されました。

TAKANAWA GATEWAY CITY 全景

TAKANAWA GATEWAY CITY 東側からの全景:画面中央の楕円形の低層建物〈MoN Takanawa: The Museum of Narratives〉を挟んで、左が〈THE LINKPILLAR 2〉、右が高級賃貸住居棟〈TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE〉 画像提供:事業者

2025年3月「先行まちびらき」レポート

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)がまちびらき、敷地面積9.5haの大規模プロジェクト敷地面積9.5haの大規模プロジェクト、NEWoManなどが一部開業(全面開業は2026年春を予定)

新規
・THE LINKPILLAR 2(リンクピラーツー)
・MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ / 以下「MoN Takanawa」と略)
・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE(高輪ゲートウェイシティレジデンス) ※賃貸住居棟

2025年開業
THE LINKPILLAR 1(リンクピラーワン)

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)

TAKANAWA GATEWAY CITY 全体マップ(画像:公式ウェブサイトより / 注.上の全景画像とは左右逆の西側からみた並びでの図示)


[ニュウマン高輪] コンセプトエリアがオープン

TAKANAWA GATEWAY CITY / THE LINKPILLAR 2

JR駅直結コンコース・南側からの〈THE LINKPILLAR 2〉見上げ(画像提供:事業者)

地上31階+地下5階の規模で完成した〈THE LINKPILLAR 2〉は、JR駅直結の2階から3階が飲食店を中心とした商業施設、4階に研究施[TAKANAWA GATEWAY Link Scholars’ Hub(LiSH)]が入り、上層階はオフィスフロアです。地下には建設中に発掘された明治期の旧高輪築堤の一部を見学できるスペース、1階にはJR東日本スポーツが運営するフィットネス&スパ施設[THE JEXER TAKANAWA(ジェクサー高輪)]が今月25日に営業開始予定です。

2階と3階のほとんどを占めるのが、同街区で複数棟にまたがって展開する[ニュウマン高輪]の最後の開業エリア[ニュウマン高輪 MIMURE(ミムレ)]です。ニュウマンを運営するルミネが、京都を代表する老舗コーヒーロースター・小川珈琲を率いる宇田吉範氏をクリエイティブディレクターに迎えて誕生しました。小川珈琲は[ニュウマン高輪]の2階1フロアを占有、新業態[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪]を展開しています。

TAKANAWA GATEWAY CITY / THE LINKPILLAR 2 / ニュウマン高輪 ミムレ(NeWoman TAKANAWA MIMURE)

[ニュウマン高輪 ミムレ] 西側エントランス (画面左・コンコースを進んだ先に〈MoN TAKANAWA〉が位置する(画像提供:事業者)

TAKANAWA GATEWAY CITY / THE LINKPILLAR 2 / ニュウマン高輪 ミムレ(NeWoman TAKANAWA MIMURE)エントランス

ニュウマン高輪 ミムレ(NeWoman TAKANAWA MIMURE)南側エントランスまわり(画像提供:ニュウマン高輪)
「MIMURE(ミムレ)」とは、施設のコンセプトに掲げる「100年先も続く都心のコミュニティビレッジ」を紐解き、「未来」と「群れる」ことを目指すことから

2階・3階あわせて8,000m²のフロアの内装設計は、SMALLCLONEの佐々木一也氏が、植物のしつらえは宮原圭史と山下郁子の両氏が率いるBOTANICAL ARRANGEMENTS TSUBAKIが担当しています。


小川珈琲が展開する新業態[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪]

[ニュウマン高輪 ミムレ]2階の1フロア、約4,000m²もの広さを占有するのは、1952年(昭和27年)に京都市中京区で創業した小川珈琲です。都内では桜新町、下北沢、麻布台に続く4店舗目となります。

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪]は、「コーヒーの味わいの先にある体験価値」をテーマに掲げ、、関西を含めたこれまでの既存店とは異なり、コーヒーだけでなく、スイーツ、ベーカリー、オープンキッチン、ピッツェリア、ジェラート、ショコラトリー、ライブラリー、デリカデッセン、ブリュワリー、ワインバー、グロッサリーマーケット、計12の”ラボラトリー”を展開。フロアの中央に設けられたフリースペースでは、各ラボラトリーを横断して購入したフード・ドリンク類を飲食できるようになっています(席に座ったままオーダーできるフルサービス席[シート]もあり)。

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] メニュー&コンテンツイメージ

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] メニュー&コンテンツイメージ(小川珈琲 2026年2月13日プレスリリースより)

各ラボに付いている三桁の数字は、例えばベーカリー[PAN:013] の場合、「カンパーニュが発酵する理想の温度は13度」といった、提供メニューやサービスに関連したものです(詳細は小川珈琲ウェブサイト 本施設ページを参照)。

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内観

南側エントランス付近 / 画面奥:ベーカリー[PAN:013] Photo: TEAM TECTURE MAG
石臼製粉や自家製酵母の過程をガラス越しに見ることができる

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内観

スイーツ[DLT:052] Photo: TEAM TECTURE MAG

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内観

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内観(画像提供:ニュウマン高輪)
右側はオープンキッチン[KIT:360]とコーヒーを提供する[CUP:092]

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内観

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] フリースペース(画像提供:ニュウマン高輪)

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

フリースペース「微光の苑」 Photo: TEAM TECTURE MAG

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

Photo: TEAM TECTURE MAG

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

Photo: TEAM TECTURE MAG

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

[CUP:092] シート Photo: TEAM TECTURE MAG

 

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

左奥:デリ[DELI:365] / 右側:ビア&バー[TAP:020] Photo: TEAM TECTURE MAG

[OGAWA COFFEE LABORATORY 高輪] 内覧会風景

BOTANICAL ARRANGEMENTS TSUBAKIが手がけた「翠岩の丘」 Photo: TEAM TECTURE MAG

圧巻の一体空間と、11のラボラトリーが奏でる”情緒的で本質的な日常”
MIMUREは過去の前例にとらわれない本質的な価値の創造を目指し、小川珈琲の宇田吉範氏をクリエイティブディレクターに迎え、施設が目指す方向性、環境デザイン、提供価値の細部に至るまで、徹底した共創体制で議論を重ね、「100年先の都心のコミュニティビレッジ」の実現に向けて準備を進めてきました。

「少なく、より豊かに」を追求した8,000m²の一体空間

全体設計・環境ディレクションは、佐々木一也氏(SMALLCLONE)が担当。2層という限られた面積においてあえて余白を広く設け、素材を最小限に抑えたシンプルな空間、視覚的・物理的に境目のない設計により、自然と心がやすらぐ時間を演出。厨房や客席でクルーが誇り高く働く姿を際立たせます。

室内に雨が降る、日本の自然の姿を表現した植物のしつらえ
植物のしつらえはTSUBAKIが手掛けています。施設の中央に位置するアトリウムには、直径約5mの岩が運び込まれ、そこに新たな命が芽生え育つ自然の営みと力強さを表現した作品が据えられました。まるで雨が降るかのような演出と共に、植物は育ち、時と共に変化していきます。また、テラスエリアでは、日本の里山の景色をイメージしたススキ野原を育成中で、秋には黄金色に輝く光景が出現する計画です。

食を通して日常の小さな幸せを提供する、11のラボラトリー
これらの環境のなかで、小川珈琲が展開する11のラボラトリーは、コーヒーやカカオのローストからこの場で行うロースタリーやショコラトリー、酵母育成からこの場で行うベーカリーなど、素材の仕込みから全ての調理を眺めることができ、一皿が丁寧につくられていく過程を目にすることで安心感が生まれます。レストランでは、客の体調に合わせたパーソナライズメニューの提案も予定しており、美味しい食事を通じて、心身にポジティブなアクションが無理なくとれる、美味しくて健やかな日常を創造することを目指します。(ルミネ 2025年10月25日プレスリリースより)


[ニュウマン高輪 ミムレ]3階:日本の本質的な食文化を感じられる8つの専門店

NEWoMan TAKANAWA MIMURE(ニュウマン高輪 ミムレ)3階

[ニュウマン高輪 ミムレ] 3階 Photo: TEAM TECTURE MAG

NEWoMan TAKANAWA MIMURE(ニュウマン高輪 ミムレ)3階

[ニュウマン高輪 ミムレ] 3階(画像提供:ニュウマン高輪)

NEWoMan TAKANAWA MIMURE(ニュウマン高輪 ミムレ)3階

[ニュウマン高輪 ミムレ] 3階 Photo: TEAM TECTURE MAG

[ニュウマン高輪]のコンセプトエリア・ミムレに展開中の各店舗の詳細は、ニュウマン高輪ウェブサイトまたはルミネの最新プレスリリースを参照してください。

NEWoMan TAKANAWA MIMURE 施設概要(ニュウマン高輪 ミムレ)
所在地:東京都港区高輪2丁目22-1 THE LINKPILLAR 2 2-3F(Google Map
MIMURE基準営業時間:10:00-22:00 注.各店舗により異なる

ニュウマン高輪ウェブサイト
https://www.newoman.jp/takanawa/

ルミネ プレスリリース(2026年3月25日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000003279.html


隈研吾氏が外装デザインを手がけた〈MoN Takanawa〉

TAKANAWA GATEWAY CITYにおける文化創造の拠点〈MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives〉も3月28日にオープン。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションとして掲げ、「時間や空間、分野を超えて、人と物語がぐるぐる交わる場所を作っていく」(内覧会記者発表の席上、同館アーティスティック・ディレクター・内田まほろ氏のコメントより)ことを目的に、さまざまな展覧会やイベントを開催していく予定です。
今年9月にかけての開館記念シーズンのテーマは「Life as Culture ― 生きるは、ブンカだ」。館内2階では開館記念プログラム「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」を、5階では、開館記念特別展「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」を開催中です(展覧会レポートは別途掲載予定)。

2階のショップ[MoN Shop by Spiral]、1階のカフェ[MoN Park Cafe by Spiral]と3階のカフェ・レストラン[MoN Kitchen by Spiral]の3つを、青山のアートセンター〈スパイラル〉を運営するワコールアートセンターが手がけています。6階のルーフトップダイニング[MoN Garden Restaurant “LAUBE”(ラウベ)]は、建築家の中山英之氏が手がけています。

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives

〈MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives〉外観 Photo: Yasuyuki TAKAKI

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives

〈MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives〉外観 Photo: Yasuyuki TAKAKI
木材をふんだんに用い、緑に覆われた外観が屋内外をシームレスにつなぐ。植栽の多くは日本の在来種で構成されているほか、鉄道沿線に整備された鉄道林も要所で使用されている

特徴的な外装のデザインアーキテクトとして隈 研吾氏の名前がプロジェクト発表当時からクレジットされていますが、館内で開催中の開館記念プログラム「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」で見ることができる隈氏へのインタビュー映像にて、外と内とがぐるぐると螺旋状につながった建築デザインへの言及があり、同氏の関与が大きいことが窺えます(同展の会場レポートはイベントニュースとして別途掲載予定)。この「ぐるぐる」は、英国のデザインスタジオ・Pentagram(ペンタグラム)が手がけたロゴ・マークなどにも影響しています。

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

〈MoN TAKANAWA〉2階 メインエントランス Photo: TEAM TECTURE MAG
ロゴデザインや館内サインなど、ブランディングデザインは、英国・ロンドンで1972年に設立、現在は米国・ニューヨークほかに拠点を構えるデザインスタジオ・Pentagram(ペンタグラム)が手がけた

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

〈MoN TAKANAWA〉1階フロアマップ+フロア構成 エントランス Photo: TEAM TECTURE MAG

TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives

〈MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives〉2階 内観 Photo: Yasuyuki TAKAKI

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

前述の〈THE LINKPILLAR 2〉1階に展示コーナーがある「高輪築堤」で発掘された約150年前の松杭(まつくい)を再利用してつくられたベンチ Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

2階フロアから3層吹き抜け見上げ Photo: TEAM TECTURE MAG
画面左にショップ[MoN Shop by Spiral] 、画面奥に搬出入用の巨大エレベータが位置する

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

B1階 [Box1000] 2階席フロア Photo: TEAM TECTURE MAG
格子状の壁にはこのあと配架され、[ライブラリー]として機能する予定

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

ステージ全面にLEDが設置された最新のシアター空間[Box1000] のこけら落としは「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」(会期:2026年4月22日〜5月16日) Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

B1-3階 [Box1000]は着席で最大1,048席 / スタンディングで最大2,000名収容可能 Photo: Yasuyuki TAKAKI

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

2階[Box300]では開館記念プログラム「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」を開催中 Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

1階 [MoN Park Cafe by Spiral] Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

3階 [MoN Kitchen by Spiral] Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

3階 フリースペースに置かれたスツールは、昨年の「大阪・関西万博」日本政府館におかれていたもの(詳細は三菱ケミカル 2025年4月16日プレスリリースを参照) Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

2階[Box300]「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」会場見下ろし Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)

4階 靴を脱いでくつろげる、約100畳のTatami スペースでは、日本文化を楽しめるプログラムを展開 Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

5階と6階を結ぶスロープ Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

5階[Box1500] では開館記念特別展「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」を9月23日まで開催(※会場レポートは別途掲載予定) Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

5階 展覧会関連グッズ 販売コーナー Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

5階 床の階数表示サイン  Photo: TEAM TECTURE MAG

内田まほろ氏(一般社団法人 JR東日本文化創造財団 アーティスティック・ディレクター)コメント
「〈MoN Takanawa: The Museum of Narratives〉は、アート、テクノロジー、エンターテインメント、学問、ビジネスなど、分野横断を生み出し、伝統から未来へと時空を越え、新しい物語と文化を創造するミュージアムです。「MoN」の音には、”門”と”問”という二つの意味を込めました。好奇心をひらく”門”と、未来をつくる”問”に出会う場所です。」(JR東日本文化創造財団 2026年3月25日プレスリリースより抜粋)


〈MoN Takanawa〉6階 中山英之建築設計事務所が手がけた都市型ボタニカル[LAUBE(ラウベ)]

〈MoN TAKANAWA〉の6階には[足湯テラス]と[月見テラス]に接したガーデンレストラン[LAUBEがオープン。最上階のルーフトップには神社を祀り、屋上菜園[MoNファーム]ではハーブや果実などが栽培されます。

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)内観

6階「足湯」 Photo: TEAM TECTURE MAG (注.内覧会当日は雨天)

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)ルーフトップ

6階「足湯テラス」 Photo: Yasuyuki TAKAKI

ルーフトップレストラン[LAUBE]にて提供される五感をひらくような植栽やクラフトドリンクは、千葉・大多喜町に拠点を構えるmitosaya薬草園蒸留所[*1]がディレクション。同所の建設プロジェクトの主要メンバーのひとりである石渡康嗣氏が率いるWAT[*2]がプロデュースを担当しています。空間デザインを建築家の中山英之氏が、ロゴ・サイン計画などのグラフィックデザインをデザイナーの山野英之氏が率いるTAKAIYAMA inc.(高い山)」が担当しています(メンバーのプロフィール後述)。

*1.mitosaya薬草園蒸留所:1980年代に建設された県立の薬草園を蒸留所へと改修した、千葉県夷隅郡大多喜町におけるプロジェクト。中山英之建築設計事務所が改修設計を担当、2018年に竣工・本格始動(当時のプロジェクトメンバーなど詳細はこちら
*2.WAT:2013年設立。「健やかに心を通わすことのできる「居場所(=Community)を提供する」を理念に、カフェ・レストランの開発・運営を手がける。食のものづくりにもこだわり、その背景にある物語を体験として届けている。京都市京セラ美術館および大阪市立美術館の[ENFUSE」などを運営、LAUBEはミュージアムカフェの第3弾となる

MoN TAKANAWA ルーフトップダイニング・LAUBE(ラウベ)

MoN TAKANAWA 6階 ルーフトップダイニング[LAUBE] (画像提供:WAT)

[LAUBE]はドイツ語で”草陰の小屋”の意。「都市の空に浮かぶ、文化の余韻を静かに受け止める”避難所”」をコンセプトに掲げ、MoN Takanawaでの文化体験のあと、その余韻を静かに受け止める場所として、あるいは都市の喧騒から離れ、自分自身の輪郭を取り戻すための小さな逃避の場として機能することを目指しているとのこと(JR東日本文化創造財団 2026年3月18日プレスリリースより)。

中山英之氏コメント
「LAUBEが”庭の道具小屋”を意味することから、セメント版や白タイルといった飾り気のない素材を用いつつ、手に触れる家具は広葉樹のアームレストで縁どるなど、建物を取り巻く庭に集う人々の心地よい居場所であり、そこで紡がれる時間の静かな背景であればと思っています。」(東日本文化創造財団 2026年3月18日プレスリリースより)

 

MoN TAKANAWA ルーフトップダイニング・LAUBE(ラウベ)

[LAUBE] 内観(画像提供:WAT)

こだわりのメニューについて
料理はJR東日本の沿線各地の旬の食材を主軸にしています。駅弁が旅の記憶を一皿に凝縮するように、LAUBEのプレートも土地の物語を持ち寄ったものです。野菜や穀物を中心としたプレートやスープ、焼き立てサンドイッチなど滋味深いメニューを取り揃え、ケーキや焼菓子などの自家製スイーツ、テラスで楽しめるテイクアウトメニューも提供します。
週末の夜は「クラフトナイトテラス」として、都心の夜風とともにクラフトドリンクとライトミールを楽しむ時間を演出。mitosaya薬草園蒸留所とのコラボレーションによる季節限定カクテルや、テイクアウトメニューにmitosayaが清澄白河に設立した「CAN-PANY」 のモクテルを用意。今後は、屋上庭園・MoNファームで育てたハーブや果実をメニューに取り入れる予定です。(WAT 2026年3月27日 プレスリリースより)


石渡康嗣氏(WAT代表)コメント
「高輪ゲートウェイという、これから新しい物語が始まる場所の最上階。この場所を初めて訪れたとき、眼下に広がる線路や道路の躍動感に、東京という街の凄みと、同時に心地よい”余白”を感じました。 その余白を、ただの飲食店としてではなく、mitosayaと共に植物や蒸留の文脈で満たしていく。窮屈な都市の中で、誰もがふと深呼吸し、食と会話を通じて新しいコミュニティが生まれる。そんな『草陰の小屋』のような存在を目指しています。」(同上プレスリリースより)

MoN TAKANAWA 6階 ルーフトップダイニング「LAUBE(ラウベ)

店内ではmitosayaが監修したオリジナルプロダクトも販売 Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA 6階 ルーフトップダイニング「LAUBE(ラウベ)

「月見テラス」 Photo: TEAM TECTURE MAG

MoN TAKANAWA 6階 ルーフトップダイニング「LAUBE(ラウベ)夜景

「月見テラス」夜景 Photo: Yasuyuki TAKAKI

プロジェクトメンバー プロフィール(敬称略)

石渡康嗣(いしわたり やすつぐ)
株式会社WAT 代表取締役、mitosaya株式会社 取締役。Coffee Wrights、Marked、ENFUSEなど、食・コミュニティ型カフェの開発・運営を手がける。2016年頃よりmitosayaの取締役として事業・運営面を担当。Blue Bottle Coffee(ブルーボトルコーヒー)、Dandelion Chocolate(ダンデライオンチョコレート)といった米国西海岸の食ブランドの日本上陸をサポート。

江口宏志(えぐち ひろし)
mitosaya株式会社 代表取締役、蒸留家。書店経営などを経て、蒸留の道へ。南ドイツの蒸留所で蒸留技術を学んだのち、日本の優れた果樹や植物から蒸留酒を作る[mitosaya薬草園蒸留所]を千葉県大多喜町に設立。

中山英之(なかやまひでゆき)
建築家。1972年福岡県生まれ。東京藝術大学、伊東豊雄建築設計事務所を経て、2007年中山英之建築設計事務所独立。内と外の境界を溶かすような繊細な空間づくりを特徴とする。代表作に、2004(吉岡賞受賞)、0邸、弦と弧などの個人邸、mitosaya薬草園蒸留所など。主な著作に『中山英之|1/1000000000』(LIXIL出版)『建築のそれからにまつわる5本の映画 , and then: 5 films of 5 arhitectures』(TOTO出版)などがある。2014年東京藝術大学准教授、現・同大学教授。

山野英之(やまのひでゆき)
グラフィックデザイナー。2009年にしたデザイン事務所・TAKAIYAMA inc.(高い山株式会社)設立。書籍、ブランドデザイン、建築のサインなど、平面から空間まで、グラフィックデザインを軸に活動。mitosaya薬草園蒸留所ではグラフィックも手がける。個人の制作として、クソバッジ、B.C.G、YAMANOMAX、UHS-αなどがある。

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)夜間外観

Photo: Yasuyuki TAKAKI

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives 施設概要

事業主:一般財団法人 JR東日本文化創造財団
主用途:展示場、ホール、飲食施設など
設計:品川開発プロジェクト(第I期)設計共同企業体
外装デザインアーキテクト:隈研吾建築都市設計事務所
敷地面積:7,977.31m²
延床面積:28,952.55m²
高さ:44.98m
規模:地上6階+地下3階
総合プロデューサー:小山薫堂
アーティスティック・ディレクター:内田まほろ
開館日:2026年3月28日
所在地:〒108-0073 東京都港区三田3丁目16-1(Google Map
開館時間:10:00-21:00 注.プログラムや各店舗により異なる
1階 MoN Park Cafe:10:00-19:00
2階 MoN Shop 日〜木曜 10:00-19:00 / 金・土曜 10:00-21:00
3階 MoN Kitchen:日〜木曜 10:00-20:00 / 金・土曜 10:00-22:00
6階 Laube:日〜木曜 10:00-20:00 / 金・土曜 10:00-22:00
休館日:第2火曜(ただし、2026年度4・5・8月は第2火曜も開館)、2026年8月18日、メンテナンス実施日

MoN TAKANAWA: The Museum of Narratives ウェブサイト
https://montakanawa.jp/

MoN TAKANAWA インスタグラム
https://www.instagram.com/montakanawa/


高輪ゲートウェイシティ(TAKANAWA GATEWAY CITY)ウェブサイト
https://www.takanawagateway-city.com/



Photo of the day by Yusuke Ozawa, Naoko Endo / TEAM TECTURE MAG
Texed by Naoko Endo

 

TAKANAWA GATEWAY CITY TOPICS

BUSINESS

まちびらきした TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ)

[Report] NEWoMan高輪が一部開業、敷地面積9.5haの大規模プロジェクトの概要をレポート!
CULTURE

高輪ゲートウェイシティ(仮称)概要

計5棟のうち、隈研吾氏が文化創造棟の外装をデザイン

開業前 永山祐子氏による期間限定プロジェクト

FEATURE

Special Report & Movie

「しらなみ」をイメージしたパビリオンのつくり込みで「大きな風景」を創出

高輪ゲートウェイシティ駅

CULTURE

JR東日本 高輪ゲートウェイ駅を演出する面出薫の照明デザイン

照明器具約1,600台をパナソニックが納品
PRODUCT

〈高輪ゲートウェイ駅〉で採用! 耐候性を兼ね備えた木目アルミパネル

建築家・隈 研吾が語るDNP「アートテック®」の可能性
PRODUCT

隈研吾建築がカプセルトイに!

角川武蔵野ミュージアム、高輪ゲートウェイ駅、浅草文化観光センター、サニーヒルズを緻密に再現したフィギュアコレクション「隈研吾 ARCHITECTURE MINIATURE COLLECTION」

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