エヌ・シー・エヌ(NCN / 代表取締役社長:田鎖郁男)は、同社が展開するSE構法による大規模木造の建築現場と、資材を加工するプレカット工場の見学会を、2021年3月5日にオンラインにて開催します(NCNプレスリリース)。
従来、鉄骨造やRC造において主流だったラーメン構法を木造住宅に取り入れ、安全かつ便利に利用できるようにシステム化した、NCN独自の木造建築用の建築システムです。
軸組部分には高精度な構造用集成材を、接合部には独自開発の高強度なSE金物を使用することで、構造強度を実現しています。
このほか、すべての建物に構造計算を行い、そのデータをもとに設計をすることで、優れた耐震性能と自由度の高い空間を兼ね備えた住宅や大規模木造建築を実現。大きな開口部や高い吹き抜けを自在に配置することもできるので、パッシブな家づくりに適した構法としても注目されています。
施工にあたっては、特別な講習を受け、資格を取得した全国約550社のSE構法登録工務店が行い、全国に2万4000棟超(2020年現在)の累計実績があります。
2010年の「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」施行以来、公共建築物における木造利用は増加しており、国の低層公共建築物の木造化率は、2016年度の67.7%から2018年度の90.6%へと順調に上昇しています(NCN調べ)。
その一方で、民間建築物も含む木造化率はまだ低く、床面積別の木造化率は500m²未満では37%、500m²以上~3,000m²未満では12%、3,000m²以上では1%となっており、500m²以上の大規模な建築物では木造化が進んでいない状況です。
大規模建築物の木造化率が上がらない要因として、500m²を超える建築物では構造計算が義務化されるものの、木造の構造計算に対応できる構造設計者が不足していること、木造の設計から施工までの一連のノウハウが不足しているなど課題があります。
本イベントは、その解決の一助を担うものです。
開催日時:2021年3月5日(金)14:00~16:00
会場:オンライン(以下・現場からの中継)
視聴方法:Zoomウェビナー(事前申し込み制)
参加費:無料
CPD認定プログラム:2単位
内容:現場解説とSE構法概要説明、プレカット工場見学
第1部 見学物件解説、SE構法概要説明
第2部 プレカット工場見学(岡本銘木店 京都工場)
第3部 構造現場見学会(ライブ中継)
NPO法人ソーシャルアクションパートナシップ就労支援施設、京都府京田辺市(木造2階建て/延床面積470m²)
主催:エヌ・シー・エヌ
共催:野原工務店、岡本銘木店
申込ページ:
https://www.ncn-se.co.jp/large/topics/5076.html
詳細は上記ウェブサイトを参照してください。(en)