身近な掃除用品として人々に愛され38年の歴史を持つ「コロコロ®」[*1]。株式会社ニトムズ[*2]が開発、1983年に発売した、身近な”お掃除道具”です。
*1.「コロコロ」「COLOCOLO」:Nittoグループの商標
*2.ニトムズ:日東電工株式会社のグループ企業
この「コロコロ®」の最良の品質を追求し、技術を凝縮した新たなフラッグシップモデル〈COLOCOLO5656(コロコロ・ゴーロクゴーロク)〉が、2021年9月22日(水)に発売されます。
プロダクトのアートディレクションを佐藤 卓氏が、プロダクトデザインを柴田文江氏がそれぞれ担当。パッケージも一新されています。
佐藤 卓 Taku Satoh プロフィール:
グラフィックデザイナー 1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所(現 株式会社TSDO)設立。「ニッカ ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」のシンボルマークなどを手掛けるほか、商品や施設のブランディング、企業のCIを中心に活動。また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHT館長を務める。主な展覧会に『water』『縄文人展』『デザインの解剖展』『デザインあ展』など。主な著書に『塑する思考』(新潮社)など。
柴田文江 Fumie Shibata プロフィール:
プロダクトデザイナー 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経てDesign Studio S設立。 エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内 外のメーカーとのプロジェクトを進行中。iF金賞(ドイツ)、red dot design award、毎日デザイン賞、Gマーク金賞、アジアデザイン賞大賞・文化特別賞・金賞などの受賞歴がある。武蔵野美術大学教授、2018-2019年度グッドデザイン賞審査委員長を務める。著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。
いつでも手に届く場所に出しておき、サッと使いたい。どんなスタイルにも馴染むニュートラルなデザインは、出したままにしておいても気にならず、さまざまなライフスタイルにあわせて使用できます。リフィル[*3]は〈COLOCOLO5656〉だけのオリジナルカラーを採用。本体だけでなく、リフィルもシンプルなデザインや色にこだわり、全体的に柔らかな佇まいに仕上げられています。
*3.リフィル:取替用(スペア)のロール
長く愛着を持って使い続けられるように、頑強な品質設計にもこだわっています。シャフトの金属部分とのジョイントに搭載した新技術により、使用時のがたつきをなくし、高い強度を実現(従来比1.5倍 / 同社調べ)。ケースは、これまでにない使いやすさを追求し、かつ、落下しても壊れにくい耐久性も実現しました。
ロングタイプは、シャフト部分を一本柄にすることで、スッキリとした見た目と利便性を両立。さらに、自立安定性も向上させています。
本体は、サッと取り出せて、ケースにしまう時もスムーズな横入れタイプを採用。
ショートタイプは、横にも縦にも置くことができ、収納スペースを選びません。ケース、持ち手ともに、抗菌剤を配合した清潔設計。
リフィルは紙をめくる場所がすぐに判り、従来品よりもスムーズかつきれいに切りとれる新ミシン目を採用。さらに、長さを1.5倍にすることで、面倒な交換回数が少なくなり、芯の廃棄の削減にもつながります。
優れた品質がもたらす、安心と使用上の快適性に限りなくこだわってデザインされました。
1.「どっちも用」
使用場所(推奨):フローリング、カーペット、畳、ビニール床
どんな床も一気に片付く優れもの。強粘着と弱粘着を組み合わせたニトムズだけの「W粘着」で、フローリングに貼りつかないうえに、ワイパーでは取りきれない大きなゴミもしっかりと捕らえます。
2.「超強力用」
使用場所(推奨):カーペット・布製品用
カーペットの掃除にその性能を発揮します。独自開発の「スパイクドット粘着」は、粘着剤の表面を凹凸させることで、接着する表面積が増加。カーペットの奥まで入り込み、細かいゴミも逃しません。
佐藤 卓氏コメント:
COLOCOLO5656のビジュアル表現は、コロコロ転がる形を 素直に円で表現し、その円を連続させて面をつくっています。円を並べるパターンデザインは、世界中どこにでもある定番パターンですが、5656のビジュアルの特徴は、必要に応じて 円を繫げることができるプログラムになっているところです。つまり円の連続基本パターンの中に入るロゴや文字によって、その部分の形が変化します。このプログラムを用意することで、このパターンデザインが広告にもパッケージデザインにもメディアとして有効利用でき、それが独特の世界を構築していきます。COLOCOLO5656は、コロコロの中でもハイグレードに位置するため、配色は高級感のある落ち着いた色にしていますが、色を変えることによって、明るい印象のシリーズもつくれるように、今後の展開にも配慮しています。
柴田文江氏コメント:
暮らしをきれいに保つためには、お掃除をこまめにすることが何より大事です。汚れた時にすぐにチリやホコリを取ることで、週末の掃除も楽なものになります。なので、コロコロは戸棚の奥に仕舞い込むのではなく、部屋の片隅にそっと置かれている姿をカタチにしました。掃除の道具ではありますが「そこにあっても気にならない」を実現するために裏表がなく横置きと縦置きのどちらも選べる構成のケースになっています。毎日の道具として使いやすいことはもちろん、部屋のどこにでも置きやすいことも美しい暮らしには欠かせない機能ではないでしょうか。
〈COLOCOLO5656(コロコロ・ゴーロクゴーロク)〉ローンチにあたり、ニトムズが用意した広報画像は、従来の掃除用具のイメージから脱却しようという意図が見られます。
また、ニトムズのYouTube公式チャンネルでは、15秒のショートムービーも公開されています。(en)
100年先も、くっつく。 1983年から、お掃除一筋。コロコロには夢があります。 「お掃除道具」。そこから、もっとジャンプしたい。 ずっと一緒にいたいと、あなたに思ってもらいたいのです。 「COLOCOLO5656」は、その願いから生まれました。つい手を伸ばしたくなる親近感。 使う心にゆっくり愛着が育つ味わい。部屋にとけ込む佇まい。 運命の出会いを決めるパッケージ。 そして、環境負荷が少ない再生材の採用。願いを叶えるために、ひとつひとつこだわりました。 美しいものは、ぬくもりをくれます。環境に配慮したものは、安心をくれます。 お掃除は、愛されるものへ。 発想の大きな転換の、第一歩となる自信作です。 あなたに、くっついて離れない「COLOCOLO5656」。 これからの新しい出会いに、コロコロと胸が躍る私たちです。(ニトムズ 2021年9月8日プレスリリースより)
#ニトムズ(Nitoms)YouTube公式チャンネル「COLOCOLO5656」(2021/09/08)
〈COLOCOLO5656(コロコロ・ゴーロクゴーロク)〉ウェブサイト
https://www.nitoms.com/special/colocolo5656/
コロコロ®誕生ものがたり
https://colocololab.com/about/episode/index.html