東京建物が、中規模オフィスビルの開発事業に参入することを、2022年2月10日に発表(プレスリリース)。その第1弾となる物件〈T-PLUS(ティープラス)日本橋小伝馬町〉が、今年4月に東京・日本橋小伝馬町に竣工する予定です。
建物のデザイン監修を、CAt(シーラカンス アンド アソシエイツ トウキョウ)が担当しています。
同社の中規模オフィスビルの開発事業参入の背景には、昨今におけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響があります。
働き方改革やテレワーク、サテライトオフィスの普及などに伴い、オフィスビルに対するニーズが多様化。中規模オフィスビルにおいても、スペックの高さやデザイン性だけではなく、 オフィスワーカーのニーズに対して柔軟に対応し、その中心となる人が、健康で快適と感じられる環境空間が求められていると同社では分析しています。
上記の解決となることを踏まえ、建設された〈T-PLUS日本橋小伝馬町〉では、ワークスタイルを考慮し、室内は内装やレイアウトの柔軟性に配慮した仕様となっています。
同時に、ワーカーの心身の健康を保つことを目的に、ゆとりのある天井高、自然換気を行える開閉可能なガラス窓、外気に接するインナーテラスや屋上テラスを設置するなど、明るく風通しの良い、開放的な空間が用意されているとのこと。これらの施策により、CASBEEウェルネスオフィス評価認証Aランク[*1]相当を取得する予定です。
*1.一般財団法人建築環境・省エネルギー機構が定めている、建物利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取組みを評価する認証制度
オフィスワーカーがより自由に、心地良いと感じる環境を実現するため、新たなワークプレイスとして、中規模オフィス開発を積極的に取り組んでいく計画とのこと。
中規模オフィスビルの今後の開発・展開として、仙台、東京・芝浦にてプロジェクトが進行中です。(en)
所在地:東京都中央区日本橋小伝馬町205-9(地番)
用途:1階 店舗、駐車場、2-9階 事務所
敷地面積:約420m²
延床面積:約2,780m²
構造:鉄骨造
規模:地上9階
デザイン監修:シーラカンス アンド アソシエイツ トウキョウ / CAt(赤松佳珠子+大村真也)
設計・監理:青木あすなろ建設株式会社一級建築士事務所
施工:青木あすなろ建設
竣工:2022年4月30日(予定)
東京建物プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000052843.html