近代のF1世界選手権において、最も多くのチャンピオンタイトルを獲得しているレーシングカー・デザイナー、エイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey 1958-)。1990年代にイギリスのF1レーシング・チーム、ウィリアムズ(Williams Grand Prix Engineering Limited)の黄金時代を担い、マクラーレン(McLaren Racing Limited)で最速マシンをつくり、引く手あまたとなってから、新興のレッドブル(2020年にスクーデリア・アルファタウリ / Scuderia AlphaTauri に改称、現在の通称はレッドブル・ホンダ)へ移籍し、チャンピオンチームへと導いた人物です。
# 三栄書房 YouTube 公式チャンネル
参考記事:[F1-Gate.com] 2020年4月29日「F1史に名を残すトップデザイナー Part2」
https://f1-gate.com/f1car/f1_56156.html
彼の初となる自伝『エイドリアン・ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR』の翻訳本が、モーター誌を含めたコンテンツを扱っている三栄(三栄書房)から発売になりました。
『エイドリアン・ニューウェイ HOW TO BUILD A CAR』
空力とレーシングカー / スピードを追いかける
著者:エイドリアン・ニューウェイ
訳:水書健司 監修:世良耕太
販売価格:4800円+税
発売日:2020年4月28日
発行元:株式会社 三栄
https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=11299
目次
カート少年がデザイナーになるまで
アイデアに悩んだ「クリエイターズ・ブロック」期
アメリカでインディ500を制覇
ターボ全盛期に一矢報いた空力マシン
アクティブ・サスペンションの成功
アイルトン・セナとの出会いと別れ
プレッシャーに対処する方法
新チーム、レッドブルでの挑戦
私生活と仕事の調子は連動する?
フェラーリの誘いを断り続ける理由
ニューウェイの個人史でありながら、F1という厳しい戦いの場で積み重ねてきたキャリアを振り返ることで、普遍的な仕事論としても読むことができる一冊です。(en)