九州旅客鉄道(JR九州)が運用する九州新幹線において、パソコン作業やオンライン会議などのリモートワークに適した車両「リモートワーク推奨車両」が期間限定で設定されます[*1]。
通常、新幹線をはじめとする鉄道車内においては、携帯端末を使った座席での通話は控えるのがマナーとなっていますが、「リモートワーク推奨車両」では、座席での自由な通話を認め、出張や通勤の移動中に、従来のように周りの目を気にせず、オンライン会議や電話での打合せを可能としています[*2]。
指定席特急券(割引きっぷなど含む)で乗車すれば、追加料金なしで、誰でも「リモートワーク推奨車両」を利用することができます[*3]。
運用開始にあたり、JR九州では、NTTドコモとライオンとも連携。高速で移動する車内での快適なリモートワークの構築を目指します。
また、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策として、新幹線車両においては、空調装置や換気装置により、6~8分程度で車内の空気を入れ替え、実証実験の動画も公開しています。
「リモートワーク推奨車両」運転期間:
2021年6月14日(月)~ 30日(水)※土曜・休日を除く
*1.輸送障害時などの理由により、リモートワーク推奨車両を設定しない場合あり
対象列車:
上り:さくら402号(鹿児島中央駅 12:00発、博多駅13:37着)
下り:さくら409号(博多駅16:24発、鹿児島中央駅17:59着)
*2.リモートワーク推奨車両では座席指定なし
*3.自由席特急券での利用は不可
そのほかの注意事項
・満席(定員18名)の場合は利用不可
・リモートワーク推奨車両での飲酒は不可
・利用者にはアンケートを実施
・COVID-19対策のため、マスクを着用
なお、新幹線車内の「オフィス化」については、JR東日本も東北新幹線「はやぶさ」にて実証実験を進め、実験の第2弾を6月14日より車両と日程を限定して行う予定です。(en)
JR東日本「新幹線オフィス」実証実験第二弾実施概要
https://www.jreast.co.jp/shinkansen-office/