地球温暖化の解決を目指し、住宅用太陽光発電サービス・ハチドリソーラーをハチドリ電力として展開するボーダレス・ジャパン(代表取締役 田口一成)が、金沢の工務店・ラクラス(代表取締役 折高行弘)と連携し、入居者が環境に配慮しながら住むシステムを整えた、サステイナブルな戸建て住宅プロジェクトを石川県内で開始しました(ボーダレス・ジャパン 2021年12月2日プレスリリース)。
入居者は、太陽光パネルで発電した電力の1日の余剰分を売り、利益を家賃から差し引くことができます。
プロジェクトの第1号物件は、石川県八日市に竣工。戸建賃貸住宅を有効活用する収益モデルとして、カーサプロジェクト(代表取締役 縣 桂一郎)がプロデュースする「casita(カシータ)」の賃貸住宅に、ハチドリソーラーの太陽光パネルを標準装備し、サービスを開始します。
1.初期費用0円
太陽光パネルなどの機器類や導入時の工事費用などの負担なし
2.電気は使い放題
月額制で、発電した電気を制限なく利用できる。
3.余った電気を売電できる
日中発電して余った電気を売電して収入にできる
4.15年後に太陽光パネル一式を無償譲渡
15年の契約期間満了後、太陽光パネル一式を譲渡
5.売電のサポート
国による10年間の固定価格買取制度下での保証終了後は、ハチドリ電力が小売事業者となり、買取を行う予定
上記のように、入居者は太陽光発電の電気を「使い放題」。1日のうち余った電気を売り、家賃から差し引いて、入居者に還元されるのが大きな特徴です。
入居者の利益に直結するため、住まい手は電力消費量を気にしながら住むようになります。ほかの電力を購入せずに済めば、環境問題にも貢献できることにもつながります。
ボーダレス・ジャパンによれば、このような仕組みは、業界初とのこと。
自然エネルギーが増えていくシステムを構築しつつ、戸建賃貸住宅に新たな価値を生み出しています。(en)
ラクラス代表取締役 折高行弘氏コメント(抜粋):
ラクラスは、石川県の金沢市を中心に、新築・注文住宅・リノベーションなど、高性能・高品質の家づくり提案する、地域に寄り添う工務店です。近年、環境問題を意識しているお客さまは多く、ゼロエネルギーハウスに関心を持つ方も増えています。
ですが、住宅用太陽光サービス(太陽光パネルや蓄電池)を設置するための初期費用を見積してみると、経済的メリットが見いだせずに、導入を諦める方が大半です。世間では、ZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及が話題となっていますが、私の周辺の方々の状況とのギャップを感じていました。
そのような時に、ハチドリソーラーを知り、導入を決断しました。「Re earth casita」は、今までにない賃貸住宅における取り組みだと思っています。環境に優しい賃貸住宅の新しい在り方として、「Re earth casita」を日本中に広げていきたいと考えています。
LACLAS Webサイト
https://laclas.co.jp/
カーサ・プロジェクト取締役 齊藤弓勢氏コメント:
私たちカーサプロジェクトは、さまざまな商品住宅のリリースを通して「日本の家づくりのあるべき姿」を問い続けたいと考えています。戸建て賃貸住宅 casita(カシータ)も、新たな土地活用の考え方として、世のニーズに応えつつもデザインを担保した「規格住宅」として開発しました。長期優良住宅として国土交通省が認めたcasitaの品質は、住む人へ安心をもたらします。
また、誰からも好まれるシンプルな外観も特長のひとつです。スッキリとした内装を実現するため、効率的な家事導線やホテルライクな水まわりなど、細部にわたって、住む人の満足度を高めるデザイン性の高さも重要なポイントとしています。今回、ボーダレス・ジャパンの池田将太さんより「Re Earth casita YOKAICHI」と「ハチドリ電力」の取り組みについて、熱いお話をうかがいました。
カーサプロジェクトとしても、SDGsを踏まえた環境問題への在り方について注目していたため、とても面白い取り組みであると共感しました。住まうことで必然的に環境問題に貢献できるこの仕組みは、これからのSDGsを考えるきっかけにもなっていくのではないでしょうか。
「Re Earth casita YOKAICHI」や「ハチドリ電力」の普及により、誰もが環境問題に触れる機会が増えることを願っています。カーサ・プロジェクト 会社概要
https://www.casa-p.com/company/casa project「casita(カシータ)」Webサイト
https://www.casa-p.com/project/casita/
ハチドリソーラー Webサイト
https://hachidori-denryoku.jp/solar/