ミラタップから、建築家の山路哲生氏(山路哲生建築設計事務所)と共同で開発した「デザインコード」を使って設計した、同社の住宅事業「ASOLIE(アソリエ)」のフラッグシップハウスの内外観と、付随する工務店向けの新サービスが発表されました(6月13日プレスリリース)。
このデザインコードは、山路氏の監修のもと、ミラタップとが提案するデザイン性の高い住宅空間の特長をまとめた、いわば設計ノウハウの解説書です。デザイン(設計)の考え方や、プロセスを言語化し、かつミラタップが推奨する製品と紐づけて、わかりやすく体系化。1970年代にクリストファー・アレグザンダー(Christopher Alexander、1936-2022)が提唱した都市開発のための理論「パタン・ランゲージ」も参考にして作成したとのこと。
デザインコードは、同社が同業業で展開するデザインネットワーク「ASOLIE」[*]に加盟した工務店が使用することができます。
*.「アソート(取り揃える・調和する)+遊び+家」を組み合わせた造語。2021年7月にサービス立ち上げ。12月に施主向けの情報をウェブサイトで公開。2022年6月13日に新サービスとフラッグシップハウスの販売情報が公開された
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000016209.html
「ASOLIE」のフラッグシップハウスは、兵庫県芦屋市にオープン。一般の見学も受け付けています(60分間の予約制)。
ミラタップのアイデンティティである「ミニマリズム」を表現した外観は、壁は白く、スッキリとシャープに。デザインコードに基づいて設計されており、コンセプトは「街とつながる家」。樹木を挟んだ広い2つのデッキと、3つのルーフバルコニーが立体的に配置され、キッチン、洗面、バスタブ、収納、エクステリアに至るまで、同社の製品がふんだんに使用されています。
全体的に伸びやかでゆとりのある空間をイメージし、室内から外を感じられる、開放感のある設計に。LDKから水回りや収納スペースへと直接アクセスできるようにすることで、回遊性の高い、シンプルな空間と動線を実現しているとのこと。
デザインコードに基づいたこの住宅の最大のメリットは、建築家に設計を依頼したようなデザイン性の高い住宅の設計・施工が一気に可能となることです。
建築家に設計を依頼したいが、人脈がない、予算や工期が厳しいという場合に有効なサービスであり、〈ASOLIE〉の空間を気に入った施主は、地域に密着した地元の工務店に、設計段階から住宅の建設を依頼することができます。
ミラタップでは、デザインネットワーク「ASOLIE」の加盟店を募集するとともに、フラッグシップハウスの一般公開を6月13日より開始しています(予約制)。
所在地:兵庫県芦屋市潮見町15-3
見学方法:予約制(60分間、無料)
使用されているミラタップの商品:
キッチン:〈ウィッテ〉
カップボード:〈キッチンドレッサー〉
リビング床タイル:〈ダスト〉
ガラスドア:〈クアドロスリム〉
バスタブ:〈オフリー:ピロー〉
階段:未発売商品(2022年秋頃発売予定)