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SALVATORI(サルバトーリ)のショールームが南青山に4/1オープン

99%リサイクル材の大理石 リートヴェルデ(Lithoverde®)を展開するイタリアブランド

BUSINESS2024.03.26

イタリア大理石ブランド・SALVATORI(サルバトーリ)のショールームが4月1日に東京・南青山にオープンします。同ショールームが入る店舗[エ インテリアズ|ボッフィデパドヴァ東京]を運営するインテリアズが発表したもので、空間デザイン監修を、ミラノを拠点に世界で活躍するインテリアデザイナー、エリザ・オッシノ(Elisa Ossino)が手がけています。

ブランド概要

サルバトーリは、伝統的な石材加工の技術と採石場として有名な、イタリア・トスカーナ地方にあるピエトラサンタで1940年代後半に創業。それから60年以上にわたり、同社が掲げる「stone innovation」の理念のもと、革新的な素材・製品・技術の開発を行ってきました。現在は約30の国々でプロダクトが展開されています。

SALVATORI(サルバトーリ)

サルバトーリ ショールーム リビングエリア

サルバトーリは、独自の技術と知識に裏打ちされた商品開発力により、同国を拠点とするピエロ・リッソーニ(Piero Lissoni)、やロドルフォ・ドルドーニ(Rodolfo Dordoni)、ロン・ジラッド(Ron Gilad)や、イギリス人建築家のジョン・ポーソン(John Pawson)、日本の隈 研吾といった、世界を舞台に活躍する建築家やデザイナーとコラボレーション。彼らから寄せられる厳しいリクエストを具現化してきたとのこと。

全ては「Planet First」のために

サルバトーリから生み出されるものは、全て「Planet First」であることが特徴です。環境に配慮したプロダクトのための技術革新にも力を注ぎ、近年では、99%リサイクル材を使ったリートヴェルデ(Lithoverde®)[注]を発表。製品の開発のみならず、環境に配慮した輸送方法、リサイクル素材のパッケージ採用、カタログのデジタル化やプラスチックの削減など、あらゆる側面で地球環境を最優先する方法を実践しています。

注.リートヴェルデ(Lithoverde®):石材の端材が99%、1%は結合剤として使用される天然大豆ベースの樹脂で構成される。詳細はサルバトーリのウェブサイトを参照
https://www.salvatoriofficial.com/en/ww/pl/lithoverde/

SALVATORI(サルバトーリ)

リートヴェルデ(イメージ) ©︎ SALVATORI

本稿1枚めの画像・手側手前に見られる壁材も「Planet First」の考えから生まれたプロダクトで、ピエロ・リッソーニがデザインし、2023年のミラノサローネで発表された〈パッチワーク(Patchwork)〉です(詳細はこちら)。
〈パッチワーク〉は、サルバトーリの既存コレクションの小さなタイルから、14cmと7cm角にカットされた端材を貼り合わせて壁面が構成されています。厚みもテクスチャーも加工も異なるパネルの組み合わせと、職人の精緻な技によって完成するオリジナリティー溢れる壁面は、まるでアート作品のよう。サステナビリティに配慮しながら、卓越したユニークさとデザインを有しているのが特徴であり、魅力的なプロダクトです。

SALVATORI(サルバトーリ)

パッチワーク(Patchwork) ©︎ SALVATORI

SALVATORI(サルバトーリ)

パッチワーク(Patchwork) ©︎ SALVATORI

ショールームでの製品展開

エリザ・オッシノがデザインした南青山のサルバトーリ ショールームでは、洗面などの水まわりのプロダクトを中心に、壁材、家具、照明、アクセサリーなども一堂に会して展示されているのが特徴です。[エ インテリアズ|ボッフィデパドヴァ東京]では、これによってバスルーム、キッチン、ダイニング、リビング、ベッドルームといった住宅シーンのインテリアをトータルで提案することが可能となります。

SALVATORI(サルバトーリ)

サルバトーリ ショールーム 洗面エリア

SALVATORI(サルバトーリ)

サルバトーリ ショールーム バスルームエリア

SALVATORI(サルバトーリ)

サルバトーリ ショールーム ダイニングエリア

エリザ・オッシノ(Elisa Ossino)プロフィール
建築家兼デザイナー。ミラノ工科大学卒業。2006年にエリザ・オッシノ・スタジオ(Elisa Ossino Studio)を設立。住宅や店舗のインテリア、プロダクトデザイン、アートディレクション、セットデザインを中心に活動する。幾何学的な抽象表現、モノクロ、形而上学的、超現実主義的な表現を組み合わせ、光、オブジェクト、空間にほのめかすような関係性をつくりだすデザインが特徴。これまでに国内外で受賞多数。サルバトーリとの協業でデザインした〈バルネア(Balnea)〉は、2020年「EDIDA(エル・デコ・インターナショナル・アワード)」においてベストバスルーム賞を受賞。2019年と2020年には、AD社が主催する「Top 100 Interior Designers of the year」にも選出されている。


ガブリエレ・サルバトーリ(サルバトーリCEO)からのメッセージ
「日本は、サルバトーリの魂、DNAに完璧にマッチした、本質的で瞑想的なデザインの基準点です。それは、日本の伝統と同様、イタリアの工業デザインも、何世紀もの歴史に根ざした職人的な伝統の上に成り立っているからでしょう。このたび、エ インテリアズ|ボッフィデパドヴァ東京ショールームの3階に、私たちのコレクションをより完全、かつ最新のかたちで紹介できるようになりました。サルバトーリの最初の旗艦店であるミラノのソルフェリーノ通りにあるショールームからインスピレーションを受け、ミニマルで有機的、厳格でありながら温かみのあるバスルームとリビング、ダイニングエリアの間に広がる空間を提案しています。
エリザ・オッシノのバルネアコレクションや、サルバトーリによる初のフルタップウェアコレクション・スパゲッティ、ヤブ・プッシェルバーグ(Yabu Pushelberg)のアニマコレクションといったバスルームの提案とともに、ピエロ・リッソーニのパッチワーク、ステファン・バークス(Stephen Burks)の色とりどりのネイバーズミラーを展示し、さまざまな空間をシームレスな広がりの中で表現しました。サルバトーリオリジナルデザインの床材や壁材で統一された空間には、サルバトーリを世界的なデザイン企業へと押し上げた製品ノウハウや、経験が詰め込まれています。ぜひ、直接ショールームでご体感いただき、サルバトーリの世界を楽しんでいただけたらと願っています。」

SALVATORI Website
https://www.salvatoriofficial.com/en/ww/

 

サルバトーリ ショールーム 店舗概要

所在地:東京都港区南青山4-22-5 e interiors | BoffiDePadova Tokyo 3F(Google Map
営業時間:10:30-19:00
定休日:水・日曜
TEL:03-6447-1451
開業日:2024年4月1日

サルバトーリのインテリアアクセサリーは、インテリアズが展開するバイ インテリアズ(by interiors)のオンラインストアでも取り扱っています。

バイ インテリアズ オンラインストア
https://by-interiors.shop/

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