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インテリアデザイン会社・CCDがCCD東京クリエイティブセンターを開設

Cheng Chung Design / デザインと文化が交差する新たな創造拠点・CCD東京クリエイティブセンターを開設

自社の建材クラウドライブラリで選定からパース生成までワンストップ

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CCD(Cheng Chung Design)は現在、香港、深圳、北京、上海、ニューヨーク、ロンドン、シンガポールなどに拠点を構え、2025年6月、東京・千代田区にCCD東京クリエイティブセンター(CCD Tokyo)を開設しました。高級ホスピタリティデザインの世界的な経験を生かし、CCDグループ傘下のRARITAGが開発したインテリジェントマテリアルプラットフォーム「IDEAFUSION」により、コンセプトから実行までフルサイクルのソリューションを提供します。

CCD

Photo: Boris Shiu

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CCD Joe Cheng氏

Photo: Boris Shiu

デザイナーJoe Cheng(鄭忠)氏によって設立されたインテリアデザイン会社。〈シェラトン ユニバーサル ロサンゼルス〉〈サン・ガブリエルシェラトンホテル ロサンゼルス〉〈マンダリン オリエンタル 前門 北京〉〈ホテル セントラル マカオ〉など、国際的なブランドホテルにインテリアデザインおよびコンサルティングサービスを提供している。

アメリカの雑誌『Interior Design』が 2022 年に発表した世界ホテルインテリアデザインランキングで 1 位を獲得。2019、2020年は2年連続で「アジアブランド500強」に、さらに 2020年には「中国で最も価値あるブランド500」にも選出される。インテリアデザイン分野での世界最高栄誉―「Gold Key Awards(ゴールドキー賞)」の最優秀ホテルデザイン賞を含む100を超えたトップクラスの国際賞を受賞。

「デザインはグローバルな言語である」を堅持する、CCD Tokyoの開設

CCDは、ホテルデザインで培った「場の体験」をCCD Tokyoのオフィス空間に展開しました。 カフェバーやサロン、ギャラリーを織り込み、多様なシーンが交差する空間を形成。働く場に文化的な要素を重ねることで、ワークとライフの融合に応える新しいオフィスモデルを提示しています。

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Photo: Boris Shiu

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Photo: Boris Shiu

応接フロアには、CCDがアーティストと組んで制作したさまざまなアート作品が置かれ、直接購入したり、プロジェクトに採用することも可能です。

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Photo: Boris Shiu

「日本のデザインコンセプトは世界的に高く評価されており、東京は強い魂をもった都市です。その建築言語は重厚かつ繊細で、合理的な秩序と情緒的な緊張感を併せもっています。また、その文化の奥深さと美的システムは、CCDが常に堅持している「デザインはグローバルな言語である」という理念を堅持し、日本国内の戦略的パートナーと協力しながら、空間美学のより深い統合を探求していきます。

同時に、洞察と国際的な視点を融合させた総合的なデザインソリューションを提供し、アジア太平洋地域におけるサービス能力を強化します。CCD Tokyoが、友好を促進し、アイデアを交換し、共通の発展を求める場となることを期待しています。」(CCD Tokyo代表)

建材選択からパース生成まで行える、「スマートマテリアルラボ MATERIAL LAB」

RARITAGは、デジタル化された未来を創造するために設立したCCDのサブブランドです。長年の業界研究を経て、専門的なインテリアデザイン分野の支援を起点に、インテリジェントマテリアルプラットフォーム「IDEAFUSION」を構築し、グローバルに対応可能な「スマートマテリアルラボ MATERIAL LAB」を確立しました。

CCD Tokyo2階にある「スマートマテリアルラボ MATERIAL LAB」には、数万種類の実際のデザイン素材が展示されています。各素材には1品ごとに1コードのスマートタグが付けられ、スマートセンサー端末と連動することで、閲覧から選択、見積もり、レンダリングまでのプロセスを効率的に行うことができます。

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Photo: Boris Shiu

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Photo: Boris Shiu

ユーザーは材料をセンサー台に置くだけで、一括識別を完了し、迅速に材料を選択してプロジェクトに組み込むことができます。このデジタル化管理在庫システムにより、材料の棚出し・棚入れ、貸出・返却の全プロセスを管理。従来の材料管理における、複雑で非効率な問題を効果的に解決し、真の設計スマート時代へ移行します。

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Photo: Boris Shiu

「スマートマテリアルラボ MATERIAL LAB」の、建材とプロジェクトのスマートな連携に加え、材料倉庫はクラウドライブラリ「IDEAFUSION」のオンラインプラットフォームとリアルタイムで連携し、地域的な制約なく、世界中の45万件を超える材料リソースと接続が可能です。これにより、2,000社を超えるグローバルブランドとのスムーズなコミュニケーションを実現し、限られた空間における無限の材料の可能性を具現化します。

「スマートマテリアルラボ MATERIAL LAB」は、CCDグループのプラットフォームとAIツールを活用し、新たなデザインインテリジェントワークシーンを構築し、デザイン業界が効率的、スマート、グローバルに連携した新たな段階へ進むことを支援しています。

CCD

Photo: Boris Shiu

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Photo: Ting Wang

CCDは国際事業拡大に伴い、公式ウェブサイトをリニューアル公開しました。本リニューアルではブランドの価値と魅力を高め、日本国内のみならず世界各国の顧客に向けて、より直感的かつ視覚的に訴求する多様な体験と選択肢を提供します。

CCD公式ウェブサイト https://ccd.com.hk

 

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