事業再生コンサルティング事業などを行っている株式会社バリューマネジメント(VGM)は、愛媛県大洲市(おおずし)のシンボル的建造物である、大洲城の復元された木造天守に宿泊できる「大洲城キャッスルステイ」と、城下に点在する歴史的な邸宅や町屋などを宿泊施設に改修した分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」を企画し、2020年7月23日に宿泊プランとしてリリースしています。
VGMは、「日本の文化を紡ぐ」をテーマに、文化財などの歴史的建造物やまち並みを宿泊施設・レストラン・結婚式などの施設に再生し、後世に残す取り組みを、バリューマネジメント事業として進めています。関西を中心に22の施設を運営し、これまでに事業再生した施設は30カ所以上になります。
大洲市は、大洲城を中心とした城下町のほか、国の重要文化財に指定されている明治期の名建築〈臥龍山荘〉などの歴史的資源を有し、伊予の小京都とも称されています。しかし近年は、城下町を形成する古民家などの取り壊しが進んでおり、歴史的に価値が高く、街の景観にも影響を与えるこれらの建物遺産を守り、活用したまちづくりの施策の1つとして、分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」と、大洲城の木造復元天守に1泊できる、日本初の宿泊プラン「大洲城キャッスルステイ」が誕生しました。
大洲城は、戦国大名・藤堂高虎(1556-1630)、脇坂安治(1554-1626)らによって建造された近代城郭で、国の重要文化財に指定されている櫓(やぐら)を有しています。天守は明治期に取り壊されましたが、現存する写真や、江戸時代につくられた木組模型(天守雛形)などをもとに、2004年に戦後初の木造天守として復元されています。「大洲城キャッスルステイ」で貸し切り、宿泊できるのは、この天守の4層4階になります。
「大洲城キャッスルステイ」は、1泊100万円から。1日1組限定・年間30組予定。大洲藩初代藩主加藤貞泰(1580-1623)の入城シーンを再現し、馬で入城する城主(演者)をサポートする影武者役として、法螺貝の合図で入城。幟隊の歓迎から鉄砲隊による祝砲も用意され、さらには伝統芸能の鑑賞や、宿泊翌日に〈臥龍山荘〉での食事の膳も付くなど、城主気分を堪能できます。
withコロナ、ニューノーマル時代の観光サポートコンテンツとして、VGMでは、大洲市の古民家開発事業者である株式会社KITAとの共同企画により、大洲城および〈臥龍山荘〉の3DドールハウスによるVR(バーチャルリアリティ)や、市中の観光名所を疑似体験できるドールハウスVRなどを用意、8月11日より無料で公開しています。(en)
分散型ホテル「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」
https://www.ozucastle.com/
城泊「大洲城キャッスルステイ」
https://www.ozucastle.com/rooms/castlestay/
VRコンテンツ
大洲城下町 VRまち歩き
https://cdn.doitvr.com/share/fNikBERXp6qILOvl5P9Yzasr/
ドールハウスVR〈臥龍山荘〉
https://my.matterport.com/show/?m=RuKquDR3DAp
ドールハウスVR 大洲城キャッスルステイ
https://my.matterport.com/show/?m=j2MRSFA9jPx