東京都渋谷区において、子育てをする家庭が不安なく喜びの多い子育てができるよう、保健師を中心に渋谷区がサポートを行う仕組み「渋谷区子育てネウボラ」の取り組みとして、渋谷区が整備した「渋谷区子育てネウボラ」の基幹施設内に、渋谷区神南ネウボラ子育て支援センター(通称:coしぶや / 読み:こ・しぶや)が2021年8月2日にオープンしました。
施設の企画・運営を、渋谷区に拠点を構えるまちの研究所が、空間設計・デザインを良品計画が担当。また、外部クリエイターとして、若杉デザインオフィス、藤森泰司アトリエ、パワープレイスが参画しています。
「coしぶや」は、「渋谷区子育てネウボラ」の入り口としての機能を担います。コンセプトは「出会う、集う、語る、 つながる。地域みんなでこどもを育てる」。保育士はもちろん、助産師や、豊かなコミュニティを育むことを支援するコーディネーターも常駐。付帯設備として、以下の施設・機能を用意しています。
・木の香りに包まれてゆったりと遊んだり、子育て相談ができる「ひろば」
・こどもたちが自由に探究し、ひらめきや出会いの場となる「アトリエ」
・幅広い世代が居心地良く過ごせる、コミュニティを育む「カフェ」
フロア構成は、入口の大階段を登っていくと、手前にアトリエとプレイグラウンドスペース(遊びの広場)があります。
右側にはモッキンガム(幼児期以降のこどもたちが体と頭を使って遊ぶ箱)があり、こどもたちが自身の身体性に気づき、出会う場となります。
その手前の透明ガラスには、こどもたちが自由に絵を描くことができます。
アトリエでは、0歳からのこどもたちがさまざまな素材に出会い、創造活動を深めるひらめき・気づきの場となります。こどもの創造活動を支える専門職員(アトリエリスタ)が常駐し、単なる図工室ではなく、こどもも大人も、さまざまな表現に出会う場となります。
遊び場・ひろば、アトリエ(工房)、カフェは、日本産の木材など天然素材を用いて、ぬくもりのある空間デザインに。前述の外部クリエイターとともに企画・デザインされました。
遊びや会話、創造活動を通じて、誰もが気軽に交流することを目指し、地域に開かれた子育て支援のための場となるよう、チームで空間をデザインしたとのこと。
2階のアトリエでは、ドイツに本社を置くBOSCH(ボッシュ)社の日本法人が、渋谷区に拠点を置く企業として協力。国内のボッシュ・グループの製造現場で発生する廃材(アルミ角材や緩衝材)をリサイクル、アート・学習素材として提供しています。安全性を最優先し、こどもたちに危害を与える恐れのない素材をセレクトして提供するとのこと(ボッシュ株式会社 2021年7月28日プレスリリース)。
施設概要
名称:渋谷区神南ネウボラ子育て支援センター「coしぶや(こ・しぶや)」
施設機能:子育て相談、子育てひろば、プレイグラウンド・アトリエ、短期緊急保育、カフェなど
所在地:東京都渋谷区宇田川町5-6「渋谷区子育てネウボラ」内 2-3階(Google Map)
開設日:2021年8月2日(月)
開館時間:9:00-17:00
休館日:火曜午後、土曜、祝日
運営:まちの研究所
運営サポート:ナチュラルスマイルジャパン
協力パートナー:良品計画
※利用は渋谷区在住・在学者を優先。詳細は施設の公式Webサイトを参照
「coしぶや」公式Webサイト
https://co-shibuya.reserve.ne.jp/sp/
「coしぶや」公式インスタグラム
https://www.instagram.com/co_shibuya/