現在開催中のドバイ万博2020(Expo 2020 Dubai)。今回も、万博のテーマや各国の最先端の技術や思想を反映したパビリオンが数多くつくられました。
何百を超えるパビリオンの中から、『TECTURE MAG』ではテーマ性や形態のインパクトをもとに11のパビリオンを厳選。
今回は、Alif – モビリティバビリオン / フォスター アンド パートナーズ を紹介します。
【概要】
ドバイ万博2020のサブテーマの1つである「モビリティ」エリアにおけるスペシャルパビリオン。
フィジカルな世界とデジタルな世界の垣根をなくすため、情報、アイデア、モノがこれまで以上に速く交換される調和のとれたグローバル社会を提唱します。
【注目ポイント】
・160人以上(社会的距離制限のある場合は38人)を収容できる世界最大の乗客リフト
・地下や屋外にまたがる330mのトラックでは、来場者は最先端のモビリティが実際に動いている様子や、発展途上国の人びとの生活の質を大幅に向上させうる大量生産技術(アフリカのソーラーパネル付き三輪車など)を見ることができる
・サステナビリティを第一に考え、LEEDゴールド基準で設計
・反射率の高いステンレス製のフィンにより熱を反射する自己遮光型の建物
・期間終了後も残り、万博のテーマを示し続ける
「Alif – The Mobility Pavilion, Expo 2020 Dubai」Foster + Partners公式ウェブサイト
https://www.fosterandpartners.com/projects/alif-the-mobility-pavilion-expo-2020-dubai/