中国・上海にて、企画展「ロングライフデザイン:思考と実践」が開催されています(会期:2022年7月3日〜11月6日)。
本展は、ナガオカケンメイ氏率いるD&DEPARTMENT(ディアンドデパートメント)が、ロングライフデザインをテーマに20年にわたり続けてきた取り組みを紹介するとともに、開催国である中国におけるロングライフデザインも探っていく企画展です。
2021年5月に中国深圳市の華・美術館(Hua Art Museum)で開催された「ロングライフデザイン:思考と実践 2000-2020」展に続く、中国では2回目の開催となります。
会場デザインは、代表を務める建築家の小嶋伸也氏とと小嶋綾香氏による、小大建築設計事務所が担当。
ロングライフデザインがテーマであることから、中国の日常生活の中から機能美のある普遍的なデザインを探し、貯水タンクをピックアップ。展示台や椅子として用いて、会場を構成しています。
展示内容
・ロングライフデザイン企業の初心:60VISION
・ロングライフデザイン・ミュージアム:d47 MUSEUM
・ロングライフデザインの地域文化:NIPPON VISION
・ロングライグデザインを体験する旅:d design travel
・ロングライフデザインのリサイクル:DESIGN RECYCLE
・ロングライフデザインを味わう:d たべる研究所
・中国のロングライフデザインを探る
・ロングライフデザインの提案と販売:D&DEPARTMENT店舗
・ロングライフデザインを学ぶ:d SCHOOL
さらに本展では、日本におけるロングライフデザインだけでなく、10名の中国人デザイナーとブランドを紹介する展示スペースも展開されています
会期中、デザイン・アート・ビジネスなどさまざまな切り口で、講演会やワークショップなどが関連されるほか、館内にはD&DEPARTMENTのPOP-UP SHOP(ポップアップショップ)も出店します。
会場は、2017年にオープンした明珠美術館(Pearl Art Museum)。建物の設計を安藤忠雄建築設計事務所が手がけ、最上階の8階部分には、何かここから新しいものが生まれ出てくるような卵型の造形が施された、印象的な外観デザイン。7階以下には、吹き抜け大空間を内包する新華書店(Xinhua Bookstore)が入った、文化複合施設です。
中国語タイトル:“长效设计:思考与实践”展览夏日登场
英語タイトル:LONG LIFE DESIGN: THINKING AND PRACTICE
会期:2022年7月3日(日)~11月6日(日)
休館日:月曜
開館時間:火水木曜 10:00-19:00、金土日曜 10:00-22:00(最終入場は閉館の60分前)
会場:明珠美術館(Shanghai Pearl Art Museum)
所在地:中華人民共和国 上海市闵行区吴中路1588号爱琴海购物公园8楼(8F, Aegean Shanghai, No. 1588, Wuzhong Road, Minhang District, Shanghai, China)
詳細(D&DEPARTMENTウェブサイト)
https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_38649.html
プロデューサー:李爽(Li Shuang)
ゼネラルプランナー:李丹丹(Li Dandan)
キュレーター:ナガオカ ケンメイ(Nagaoka Kenmei)、左靖(Zuo Jing)
オーガナイザー:上海新华发行集团(Shanghai Xinhua Distribution Group)、红星美凯龙家居集团(Red Star Macalline Group)
主催:明珠美术馆(Pearl Art Museum)
共催:左靖工作室(Zuo Jing Studio)、D&DEPARTMENT
特別協力:上海市对外文化交流协会(Shanghai International Culture Association)
THANKS:在上海日本国総領事館(Consulate-General of Japan in Shanghai)
会場デザイン:小大建築設計事務所(kooo architects)
グラフィックデザイン: PAY2PLAY
本稿写真提供:小大建築設計事務所
Pearl Art Museum Website
http://www.pearlartmuseum.org/en