ジャン・プルーヴェ作品展「THE WORKS OF JEAN PROUVÉ」

東京・新宿の伊勢丹新宿店にて、20世紀のフランス建築・デザイン界を代表する、ジャン・プルーヴェ（Jean Prouvé｜1901-1984）の作品展「THE WORKS OF JEAN PROUVÉ」が8月25日から9月12日にかけて開催されます。
ジャン・プルーヴェは現在、東京都現代美術館で単独の大規模回顧展「ジャン・プルーヴェ展　椅子から建築まで」が開催されている、フレンチミッドセンチュリーを代表する建築家でデザイナーの1人です。

本展は、世界のデザイナーズ・ヴィンテージ家具の収集などを行っているATELIER GALLERY（東京江戸川区）の協力のもと、同社の選りすぐりのプルーヴェコレクションより、プルーヴェの家具、照明器具、建材（一部展示）、ファサード作品など約25点が展示販売されます。

Métropole No.305 Chair, CA. 1950 / Jean Prouvé
ジャン・プルーヴェの代表作「スタンダードチェア」の希少なカラーヴァージョン

Guéridon Bas GB 11 Coffee Table / Jean Prouvé
ジャン・プルーヴェがデザインした「ゲリドンバス」と呼ばれるローテーブル

Sun-Shutter , 1964/ Jean Prouvé
アフリカ・カメルーンに建てられた学校のための建築建材

Cabinet that comes from the Tour Joffre building in Nancy, France. / Jean Prouvé / Rober Anxionnat
フランスのナンシーにある〈トゥール ジョッフル ビルディング〉のためにデザインされた備え付けキャビネット。
アンリ・プルーヴェと、ジャン・プルーヴェの協力者だった装飾家のロベール・アンシオナによるもの。同ビルは、フランスが「20世紀の遺産」と位置づけている。プロダクトは流出がなく、極めて希少な作品。

会場では、ジャン・プルーヴェと多数のプロジェクトで協業していたシャルロット・ペリアン（Charlotte Perriand｜1903-1999）や、ピーエル・ジャンヌレ（Pierre Jeanneret｜1896-1967）のマスターピースも展示されるほか、ジャン・プルーヴェの弟のアンリ・プルーヴェ（Henri Prouvé｜1915-2012）の”幻の作品”1点もお目見えする。

「私は建築家でもなく、エンジニアでもない、工員なのだ。」とつねづね語っていたというジャン・プルーヴェ。彼がデザインしたオリジナルのヴィンテージ作品を通じて、作品の魅力とその多様性をたどります。
市場では高値がつくプルーヴェのプロダクトは、実物に触れられる機会も少ない稀少品ですが、百貨店フロアで気軽に見ることができる機会を提供する企画展です。

ATELIER-GALLARY（アトリエギャラリー）概要
ブラジリアンミッドセンチュリーを中心に取り扱うギャラリー。2017年より、ヴィンテージ家具、近代の建築にまつわるさまざまなエキシビジョンの企画開催をベースに活動。欧州、南米、アフリカ諸国を巡りながら、世界中のデザイナーズヴィンテージ家具を収集し、国や年代に捉われない独自のセレクトとコーディネートを発信している。実店舗はなく、定期的にエキシビジョンを開催。

ATELIER-GALLARY website
https://www.atelier-gallery.com/

ジャン・プルーヴェ作品展「THE WORKS OF JEAN PROUVÉ」

会期：2022年8月25日(木)～9月12日(月)
会場：伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
所在地：東京都新宿区新宿3丁目14-1（Google Map）

「イセタン ザ・スペース」インスタグラム
https://www.instagram.com/isetan_the_space/

特設サイト
https://www.mistore.jp/store/shinjuku/shops/women/the_space/shopnews_list/shopnews0201.html