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東京都現代美術館「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

解体・移築可能な建築作品も3点展示される大規模展、7/16より開催【読者プレゼントあり】

東京都現代美術館にて、20世紀の建築や工業デザインに大きな影響を与えたジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé / 1901–1984)を紹介する大規模展「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」が7月16日より開催されます。

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

マクセヴィルのアトリエ・ジャン・プルーヴェにて(1955年頃)
© Centre Pompidou-MNAM/CCI-Bibliothèque Kandinsky-Dist. RMN-Grand Palais

プルーヴェは、アール・ヌーヴォー全盛期のフランスで、ナンシー派の画家の父と音楽家の母に育てられ、最初は金属工芸家としてキャリアをスタートさせました。
1930年代には、スチールといった当時はまだ新しい素材を用いて、実験的かつ先進的な仕事へと転換していき、次第に創造の領域を家具から建築へと拡げていきます。

第二次世界大戦中はレジスタンス運動に積極的に参加。のちにナンシー市長も務めたプルーヴェは、フランスの戦後復興計画の一環として、プレファブ住宅を複数考案するなど、革新的な仕事も多数手掛けています。

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

ジャン・プルーヴェ〈組立式ウッドチェア CB 22〉1947年
© Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

本展では、プルーヴェが手がけたオリジナルの家具や建築物などおよそ120点が、図面やスケッチなどの資料とともに展示されます。

時系列での構成となる会場では、活動初期に手がけたテーブル、照明器具などのプロダクトを展示。中でも椅子は、プルーヴェにとって重要であり、「家具の構造を設計することは大きな建築物と同じくらい難しく、高い技術を必要とする」という言葉も残されています。本展では、複数のモデルがまとめて展示され、プルーヴェが生涯追求し続けたデザインの変遷を見ることができます。

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

ジャン・プルーヴェ〈「カフェテリア」チェア No. 300〉1950年頃
Laurence and Patrick Seguin collection © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

展示の後半では、みずからを「構築家」(constructeur)と位置づけたプルーヴェの建築物へのアプローチにも焦点があてられます。
多数の資料によって、主な建築プロジェクトを取り上げるほか、現存する3つの建築作品が展示されるのが大きな見どころです。

・1942年頃〈F 8×8 BCC組立式住宅〉
・1944年〈6×6組立式住宅〉
・1949年〈「メトロポール」住宅〉

この3つの建築作品は、いずれも解体・移築可能な建築物として、フランスの建築史において重要な位置を占めるとともに、プルーヴェの類まれな創造性を体現しているといえるでしょう。

地下2階のアトリウムに展示される〈F 8×8 BCC組立式住宅〉は、プルーヴェとピエール・ジャンヌレ(Pierre Jeanneret / 1896-1967)が、第二次世界大戦の極限状態の中で協働し、設計・建設したもので、彼らの並外れた適応能力と近代化へのあくなき探求を表す作例といえます。
また、アトリウムの壁面に展示される〈6×6組立式住宅〉は、東フランスの難民のための一時的な住居として設計されたものです。
戦後に設計された〈「メトロポール」住宅〉は、「ポルティーク」と呼ばれる構造体とファサードが別々に展開、構造の特徴が浮かび上がります。

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

ジャン・プルーヴェ〈「メトロポール」住宅〉1949年
Galerie Patrick Seguin © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」

ジャン・プルーヴェ〈「メトロポール」住宅〉1949年
Galerie Patrick Seguin © Galerie Patrick Seguin © ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2022 C3892

最後の展示室では、プルーヴェの貴重なインタビューを含む映像資料を上映。場内に配置された、1953年頃に製作された〈折りたたみ天板付き講義室用ベンチ〉作品に座りながら、視聴することができます。

本展は、20世紀の建築家による家具を扱うギャラリー・パトリック・セガン(Galerie Patrick Seguin)のセガン氏と、米国カリフォルニア州を拠点に活動する、アートディレクターの八木 保氏による共同企画展です。展示物は、主に両者の所蔵作品、前澤友作氏、プルーヴェ家の所蔵品で構成されます。

関連プログラムとして、建築家や研究者が登壇するシンポジウムやトークイベントのほか、美術館学芸員によるギャラリートークなどが各種開催されます(各回無料、要申し込み)。

「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」開催概要

会期:2022年7月16日(土)〜10月16日(日)
休館日:月曜(7月18日、9月19日、10月10日は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)、10月11日(火)
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/地下2F
所在地:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内 / Google Map
観覧料:一般 2,000円、大学生・専門学校生・65歳以上 1,300円、中高生 800円、小学生以下無料
※学生無料デーや各種割引設定などの詳細は、会場ウェブサイトを参照
※会場では感染症対策を実施

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団東京都現代美術館、公益財団法人現代芸術振興財団
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
協賛:ブルームバーグ L.P.
協力:ヤマト運輸
企画:パトリック・セガン(Galerie Patrick Seguin)、八木 保(Tamotsu Yagi Design)
学術協力:岩岡竜夫(東京理科大学)

展覧会詳細
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/


ギャラリートーク

開催日:2022年8月6日(土)、8月31日(水)、9月25日(日)
開始時間:各日11:00
会場:ジャン・プルーヴェ展 展示室内
※参加方法は詳細が決まり次第、美術館ウェブサイトにて発表

関連プログラム

シンポジウム「ジャン・プルーヴェから学ぶべきこと」
主催:東京都現代美術館

タイムスケジュールと登壇者
第1部 13:00-15:30
ジャン・プルーヴェに関するプレゼンテーション
登壇者:岩岡竜夫(冒頭趣旨説明)、山名善之、横尾 真、マニュエル・タルディッツ、金野千恵

第2部 15:30-16:30
ディスカッション
登壇者:石田 潤(モデレーター)、山名善之、横尾 真、マニュエル・タルディッツ、金野千恵

開催日時:2022年7月24日(日)13:00-16:30(入場受付開始:12:30)
会場:東京都現代美術館 B2F 講堂
参加費:無料(但し、当日有効の「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」チケット、またはMOTパスポート、身体障害者手帳などの提示が必要)
申込方法:下記イベント案内ページ「申込フォーム」より申し込み(定員に達し次第、終了)
イベント案内ページ
https://www.mot-art-museum.jp/events/2022/06/20220620194216/


関連プログラム

八木 保 × NIGO® × Wonderwall®片山正通「ジャン・プルーヴェ展」トークイベント
主催:マガジンハウス『Casa BRUTUS』
企画協力:東京都現代美術館
※参加申し込みはCasa iDへの登録が必要(定員に達し次第、受付終了)
開催日時:2022年7月30日(土)11:00-12:00(入場受付開始:10:40)
イベント案内ページ
https://www.mot-art-museum.jp/events/2022/06/20220628161614/


東京都現代美術館ウェブサイト
https://www.mot-art-museum.jp/


【読者プレゼント】

『TECTURE MAG』への感想など、アンケートにお答えいただいた方の中から、本展のペアチケットを3組6名さまにプレゼントします。
※受付は終了しています。抽選後に発送予定です。ご応募ありがとうございました!

読者プレゼント バナー

受付期間:2022年7月14日(木)〜21日(木)
※応募者多数の場合は抽選
※結果発表:チケットの発送をもって了
※発送に関する個々の問合せには対応しませんのでご了承ください
※発送完了後、都道府県を除く住所情報は削除し、データとして保有しません

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