ウェビナー「ヘリテージ建築の楽しみ方」

ドラマ「名建築で昼食を」の原案本の著者である甲斐みのり、「BUNGA NET」編集長で画文家の宮沢 洋、建築家で美術史家の山名善之の3氏ほかによるトークイベント「ヘリテージ建築の楽しみ方」が、10月14日にオンラインにて開催されます。聴講は無料、要申し込み。

主催者メッセージ：
日本の近現代の歴史的建物は、経済成長を優先し、スクラップ＆ビルドにより、全く新しい効率的な建物へと更新される傾向にありました。何故なら、こうした建物は、快適性や耐震性が劣り、劣化に対する維持保全が必要で、持ち主にとっては「お荷物」的存在と考えられてきたからです。しかし、昨今、建築の技術の進化により、古い建物のもつ魅力を損なうことなく、機能を更新することができるようになりました。古い建物はただ愛でるものではなく、暮らしを支える器として新たな「文化開発」を行う可能性を秘めています。

話題のテレビ番組「名建築で昼食を（テレビ大阪）」の原案となった『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』の作者、文筆家の甲斐みのりさん、日本だけでなく海外の建築保存事情にもお詳しい東京理科大学の山名善之教授、弊社のWEBメディアにて「イラスト名建築ぶらり旅」を連載している画文家の宮沢 洋さんをゲストに、古い建築と暮らす豊かな生活についてお話を伺います。ぜひ、ご参加ください。

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講師プロフィール（敬称略）

講師（左から）：甲斐みのり、山名善之、宮沢 洋の3氏

甲斐みのり
文筆家
旅、散歩、お菓子、手みやげ、クラシックホテルや建築など主な題材に、書籍や雑誌に執筆。自治体の観光案内冊子の監修も手がける。「Casa BRUTUS web」で「甲斐みのりの建築半日散歩」連載。
著書は50冊以上。『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』（エクスナレッジ、2018）が原案のドラマ「名建築で昼食を（東京編）」（テレビ東京、2020）では監修も手がけた。

宮沢 洋
画文家、編集者、ウェブマガジン「BUNGA NET」編集長
1967年東京生まれ。1990年早稲田大学政治経済学部卒業、日経BP社入社。建築専門誌『日経アーキテクチュア』編集部に配属、日経アーキテクチュア編集長を2016～2019年のあいだ務める。退社後、2020年4月より、磯 達雄氏とOffice Bungaを共同主宰。
主な単書に『隈研吾建築図鑑』（日経BP、2021）、『誰も知らない日建設計』（日本経済新聞出版、2021）のほか、磯 達雄との共著『プレモダン建築巡礼』（日経BP、2018）など多数。

山名善之
建築家・美術史家・東京理科大学教授
1966年東京都文京区生まれ。東京理科大学卒業、香山アトリエを経て渡仏。パリ・ベルヴィル建築学校DPLG課程およびパリ第一大学博士課程終了、アンリ・シリアニ・アトリエ、ナント建築学校などに勤務。2002年より東京理科大学勤務。
ヴェネツィア・ビエンナーレ特別審査員賞、フランス芸術文化勲章（シュバリエ）、日本イコモス賞などを受賞。共著を含む主な著書に『ジャン・プルーヴェ』（TOTO出版、2004）、『世界遺産ル・コルビュジエ作品群』（TOTO出版、2018）などがある。

ウェビナー「ヘリテージ建築の楽しみ方」開催概要

日時：2022年10月14日（金）16:00-17:30
会場：オンライン（Zoomを使用、ライブ配信）
講師：甲斐みのり、宮沢 洋、山名善之

プログラム
16:00-16:10
開催趣旨 / 高野恭輔（日建設計 執行役員 エンジニアリング部門 サスティナブルデザイングループ プリンシパル）
16:10-16:30
日建設計のヘリテージビジネス紹介 / 西澤崇雄（日建設計 ヘリテージビジネスラボ アソシエイト）
16:30-17:25
座談会 / 甲斐みのり×山名善之×西澤崇雄、宮沢 洋（ファシリテーター）
17:25-17:30
クロージング

参加費：無料
参加方法：下記ページより要申込（申込完了後に視聴URLを付与）
主催・問合せ先：NIKKEN FORUM 事務局（日建設計）

詳細・申込受付ページ
https://www.nikken.jp/ja/news/news/2022_09_12.html