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原広司が設計した〈粟津邸〉にて展覧会開催

吉國元展「根拠地−粟津邸ではじまる」9/9開幕、シンポジウムも併催

建築家の原広司氏(1936-)が設計したことで知られる、グラフィックデザイナーの粟津潔(1929-2009)の住居/アトリエにて、アーティストの吉國元(よしくに・もと|1986-)の展覧会「根拠地−粟津邸ではじまる」が9月9日より開催されます(開場は会期中の土曜・日曜・祝日のみ)。

吉國元展「根拠地−粟津邸ではじまる」

粟津邸

吉國元展「根拠地−粟津邸ではじまる」

粟津邸

本展では、吉國氏の絵画のほか、粟津邸の茶室でも特別展示[*]が行われます(下の写真)。

吉國元展「根拠地−粟津邸ではじまる」

粟津邸 茶室における特別展示 / マリオ・グスマン(Subterráneos)木版画〈メキシコの黒人ディアスポラシリーズ〉より(2021年)

さらに、会期中の9月18日(月・祝)には、吉國氏のほか、インディペンデント・キュレーターの清水チナツ氏(PUMPQUAKES)と、町田市立国際版画美術館で学芸員を務める町村悠香氏をゲストに招いたシンポジウム「根拠地であつまる」も開催されます。

*.特別展示:大阪・千里万博公園にある国立民族学博物館にて今春開催された「ラテンアメリカの民衆芸術」展でも紹介された、メキシコ南部の都市・オアハカ市の版画運動から、アートコレクティブ・スブテラネオス(Subterráneos)による木版画〈メキシコの黒人ディアスポラシリーズより〉(2021年)が展示される

吉國元展「根拠地−粟津邸ではじまる」

吉國元〈来者たち / Arrival〉より(2020年)

吉國元(Moto Yoshikuni)プロフィール

美術家。1986年ジンバブエ ・ハラレ生まれ。
父はジンバブウェ現代史、アフリカ人都市労働史の研究者。
1996年日本に移住。2015年に多摩美術大学造形表現学部造形学科油画科卒業。2020年に在日アフリカ人を取材する『MOTOマガジン』を創刊。
「VOCA展2021」選出。

吉國元 公式ウェブサイト
https://www.motoyoshikuni.com/

吉國元展「根拠地 −粟津邸ではじまる」開催概要

会期:2023年9月9日(土)〜10月29日(日)※期間中の土曜・日曜と、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)に開場
開場時間:上記日時の11:00-17:00
会場:粟津邸
所在地:神奈川県川崎市多摩区南生田1-5-24
入場料:1,000円
企画:粟津ケン、吉國元
展示:吉國元
特別展示:Subterráneos(スブテラネオス)


関連イベント

シンポジウム「根拠地であつまる」
日時:2023年9月18日(月・祝)14:00-17:00
内容(登壇者敬称略):
・「Subterráneosの〈メキシコの黒人ディアスポラシリーズ〉とメキシコ・オアハカでの芸術実践」清水チナツ(インディペンデント・キュレーター、PUMPQUAKES)
・「村上暁人〈米国黒人ラングストン・ヒューズの詩〉と戦後版画運動」町村悠香(町田市立国際版画美術館 学芸員)
・アーティストトーク 吉國元(美術家)
会場:粟津邸
入場料:1,000円

※本稿写真提供:吉國元

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