都市デザイナー、建築家、事業デザイナー、それぞれに専門領域がある3人の若手がタッグを組み、活動中のユニット・流動商店(りゅうどうしょうてん)。メンバーの三文字昌也氏(都市デザイナー、都市計画研究家)と中山陽介氏(建築家)の2氏が登壇するセミナーが、11月17日にオンライン(Zoom方式)にて開催されます。主催は、東京ガスコミュニケーションズが運営するリビングデザインセンターOZONE。
流動商店は、都市に「商店(=自律的で持続可能な仕組み)」をつくることでまちを活性化し、よりおもしろくする=「商店でまちを流動化する」ことを掲げ、多方面で幅広く活動中の事務所です。
建築設計のみならず、ワークショップの企画・運営や、小さな店舗の企画・運営計画なども手がける一方で、福井県坂井市が実施した東尋坊 再整備事業の基本計画策定のためのプロポーザルにJV(共同企業体)を組んで参加、勝利をおさめ、現在は計画地面積17haの規模での再整備に向け、実施設計が進行中です(現在の共同企業体の構成:川添善行氏が率いる空間構想および都市環境研究所、Hokamura Design、流動商店)。
講師プロフィール
三文字昌也(さんもんじ まさや)
神奈川県生まれ。東京大学大学院都市工学専攻修士課程修了。二級建築士。
2018年に豊田健(流動商店共同代表)と共に合同会社流動商店を起業し独立。国内外で都市と建築の空間設計、計画策定、建築空間のリノベーション活用等の事業を行いながら、現在も東京大学大学院の博士後期課程で都市計画史の研究を続けている。文京建築会ユースや東京文化資源会議・本郷のキオクの未来PJ・一般社団法人せんとうとまちの立ち上げなどに参画、銭湯など地域文化資源の記録保全活動も行っている。
主な受賞に、2016年第3回都市・まちづくりコンクール最優秀賞、第39回学生設計優秀作品展レモン賞、2017年第19回まちの活性化・都市デザイン競技国土交通大臣賞(チーム)、2018年トウキョウ建築コレクション全国修士論文展グランプリ。
2023年9月19日にTBS『マツコの知らない世界「台湾夜市の世界」』出演中山陽介(なかやま ようすけ)
東京都生まれ。東京工業大学附属科学技術高校で建築を学び始める。千葉工業大学大学院で意匠設計を専攻、修了。建築家の遠藤政樹に師事する。在学中より日本建築学会「地球の声デザイン小委員会」に参加し、2019年に「地球の声」デザイン小委員会展示会の会場デザインを担当、自身がベトナムで設計した住宅も出展。千葉工業大学大学院卒業後、能作文徳建築設計事務所勤務。独立後は環境と建築をデザインするPON Designを設立、住宅などの設計を行っている。都市スケールから建築を考え、自らも施工も手掛けながら活動している流動商店のコンセプトに共感し、2021年より参加。合同会社流動商店の事業内容
1.空間を一緒につくる(建築・都市空間の設計・施工事業)
2.地域の未来をつくる(地域・行政計画の策定検討事業)
3.場を運営する仕組みをつくる(商店運営・指定管理業務・運営スキーム検討事業)
4.美味しいものをつくる(飲食店運営・飲食店コンサルティング事業)
5.おまつりを一緒につくる(イベント企画・運営・プロデュース・空間設営事業)流動商店ウェブサイト
https://ryudoshoten.tokyo/
上記のとおり、流動商店は、大小さまざまに幅広い事業展開が大きな特色です。
本イベントでは、これまでに彼らが手がけてきたさまざまなプロジェクトを事例に、建築家に求められる地域との関わり方について語られる予定です。
講師:流動商店 / 三文字昌也(都市デザイナー、都市計画研究家)、中山陽介(建築家)
主催:リビングデザインセンターOZONE
※リビングデザインセンタープロフェッショナル向けセミナー
開催日時:2023年11月17日(金) 18:00-19:30
会場:オンライン(Zoom方式)
受講料:無料(ただし、CLUB OZONE プロフェッショナル会員への登録が必要 / 登録無料)
聴講方法:下記イベント案内ページより要予約
申込締切日時:開催当日 A.M8:00
※開催当日A.M9:00に視聴URLを申込者に主催者より通知