仙台市が主催する「(仮称)国際センター駅北地区複合施設基本設計業務委託に係る公募型プロポーザル」の実施要領が5月27日発表されました(以下、原則として和暦表記)。仙台市の「事業者向け情報」に実施要領が公開されています。
市内・青葉山エリアに、2,000席規模の「音楽ホール」と、2011年に発生した東日本大震災の経験を経て、市が掲げる「防災環境都市・仙台」を象徴するような「中心部震災メモリアル拠点」の2つを備えた複合施設整備するもので、参加資格に「多くの優れた提案を求めるため、劇場・ホール、展示施設等の設計実績に係る要件は設けない」と明記されているのが特筆点です。
#せんだいTube:「(仮称)国際センター駅北地区複合施設関連シンポジウム「『みんなのための施設』を目指して~より良い暮らし・より良い社会に向けて」(2024年2月10日実施、3月5日動画公開)
本プロポーザルの性格:設計者としての基本的な考え方や複合施設の設計に関わる総合的な技術力等について、与えられた条件下における提案を基に評価し、受注候補者等を特定するために実施するものである。本プロポーザルでの提案内容は、受注候補者等を特定するためのものであり、そのまま全てを採用するものではない。(中略) 基本設計段階では、本プロポーザルにより選定した受注候補者の提案内容を十分に尊重しつつ、様々な市民や専門家等との意見交換等を行い、発展・修正しながら進める
参加要件:仙台市が発表した実施要領に明記された、アからクまでの事項(例 アの事項:一級建築士事務所登録)を全て満たす者(多くの優れた提案を求めるため、劇場・ホール、展示施設等の設計実績に係る要件は設けない) ※詳細は仙台市ウェブサイトの「実施要領」を参照
整備予定地:宮城県仙台市青葉区 現・せんだい青葉山交流広場
複合施設整備アドバイザー:本江正茂(東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻准教授)、本杉省三 (日本大学名誉教授)
音響コンサルタント:永田音響設計
プロポーザル審査委員会:以下の5氏で構成される
審査委員長:青木 淳(AS主宰、京都市京セラ美術館館長)
審査委員:岩間友希(あいだ研究所代表)、冨永祥子(福島加津也+冨永祥子建築設計事務所副代表、工学院大学建築学部教授)、西沢立衛(西沢立衛建築設計事務所代表、SANAA共同代表、横浜国立大学大学院Y-GSA教授)、髙橋新悦(仙台市副市長)
オブザーバー:本江正茂、本杉省三、小口恵司(永田音響設計代表取締役社長)
スケジュール(発表時の予定、全て令和6年)
公示:令和6年(2024年)5月27日(月曜日)
随時登録申請期間:5月27日(月)〜6月12日(水)
実施要領及び資料の交付:5月27日(月)
質問書の受付:5月27日(月)〜6月13日(木)
質問の回答書の公表:6月20日(木)
参加表明書等の提出期限:6月26日(水)
一次審査(参加表明書等の審査):6月下旬
一次審査結果の通知:7月1日(月)
技術提案書等の提出期限:8月9日(金)
二次審査(技術提案書等の審査):8月24日(土)
二次審査結果の通知・プレゼンテーション及びヒアリングの参加要請通知:8月28日(水)
最終審査(プレゼンテーション及びヒアリング)・最終審査結果の公表:9月8日(日)
最終審査結果の通知:9月9日(月)
見積書の提出・受注候補者との協議:9月9日(月)より
契約:令和6年(2024年)12月
実施要領全文など詳細
https://www.city.sendai.jp/aobayamaeria/hukugoushisetsu/kihonsekkei_proposal.html
主催:仙台市
問合せ先:仙台市文化観光局青葉山エリア複合施設整備室