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「石岡瑛子 I デザイン」茨城県近代美術館に巡回

世界の第一線で活躍したデザイナー、アートディレクターの創造の核となる「I(アイ)=私」を約500点のグラフィック作品から浮き彫りにする展覧会

茨城・水戸市の茨城県近代美術館にて、デザイナー、アートディレクターとして人々に新しい価値観を提示し、世界を舞台に活躍した石岡瑛子(1938-2012)が手がけたグラフィックの仕事を紹介する展覧会「石岡瑛子 I デザイン」が開催されています。

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「鶯は誰にも媚びずホーホケキョ」PARCO ポスター(1976)

 

石岡瑛子(いしおか えいこ)プロフィール

1938年東京都生まれ。アートディレクター、デザイナー。東京藝術大学美術学部を卒業後、資生堂に入社、宣伝部に配属される。1970年に独立して石岡瑛子デザイン室を立ち上げ、パルコ、角川書店ほか複数の企業・ブランドの広告を手がける。1980年代初頭に東京からニューヨークに拠点を移し、映画、オペラ、サーカス、演劇、ミュージック・ビデオなど多岐にわたる分野で活躍した。マイルス・デイヴィス『TUTU』のジャケットデザインでグラミー賞受賞(1987)、映画『ドラキュラ』の衣装でアカデミー賞衣装デザイン賞受賞(1993)。2008年北京オリンピック開会式では衣装デザインを担当。2012年に逝去(享年73)。

 

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「あゝ原点。」PARCO ポスター(1977年)

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「西洋は東洋を着こなせるか」PARCO ポスター(1979)

石岡が手がけた仕事を紹介する回顧展としては、2020年11月から翌年2月にかけて東京都現代美術館(MOT)にて「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が開催され、広告、舞台、映画といったさまざまな領域での活動を総覧する、世界初・最大規模の展示が話題となりました。

東京都現代美術館「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展覧会レポート

本展は、MOTの回顧展と同時期に、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)にて開催された企画展「SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」(会期:2020年12月4日~2021年3月19日)を全国巡回展として再構築したものです。石岡が1980年代にニューヨークへ渡るまでの日本での仕事に焦点をあてたもので、gggおよび京都dddギャラリーでの石岡瑛子展を監修した3氏(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明)が今回の全国巡回展の監修を担当。石岡が手がけたグラフィックデザインを中心に展示が構成されています。

2023年9月に福岡・北九州市の北九州市立美術館で開幕し、今回の茨城県近代美術館が2会場目。このあと、兵庫県立美術館、島根県立石見美術館、富山県美術館に巡回します。

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「石岡瑛子 I デザイン」会場風景(提供:大日本印刷 / DNP)

 

展示構成
1幕 知性と品性、感性を磨く―資生堂デビューと新しい女性像の創造―
2幕 あの頃、街は劇場だった―1970’s 渋谷とパルコ、広告の時代―
3幕 着地は熱情であらねばいけない―裸のアートワークに映る私―
4幕 本も雑誌もキャンバスである―肉体としてのブックデザイン―
5幕 地球のすべてが私のスタジオ―Iデザインは境界も時代も超える―

 

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「石岡瑛子 I デザイン」会場風景(提供:大日本印刷 / DNP)

本展では、石岡の活動初期、アートディレクターとして手がけたポスターやCMのほか、グラフィックアートからスケッチまで約500点が並びます。活動前半期の代表作として挙げられる資生堂やPARCOといった企業広告は、発表から約50年を経た今日でも色褪せることなく、見るものに鮮烈な印象を与えます。長年にわたり世界の第一線で活躍した石岡の仕事の本質に迫るとともに、その創造の核となった「I(アイ)=私」を浮き彫りにする展覧会です。

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「地獄の黙示録」映画ポスター (1979)

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「Tradition et Nouvelles Techniques」展覧会ポスター(1984)

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

マイルス・デイヴィス 「TUTU」レコードジャケット(1986)

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

「ドラキュラ」映画ポスター(1992)

 

展覧会「石岡瑛子 I デザイン」開催概要

会期:2024年4月27日(土)〜7月7日(日)
会場:茨城県近代美術館(茨城県水戸市千波町東久保666-1 / TEL.029-243-5111)
休館日:月曜
入場料:一般 1,000円、70歳以上 500円、高大生 730円、小中学生 370円
※土曜日は高校生以下無料
※障害者手帳・指定難病特定医療費受給者証などの提示で本人および付き添い1名まで無料

茨城県近代美術館「石岡瑛子 I デザイン」

本展のポスターは、石岡が1974年に手がけた「NEW MUSIC MEDIA」音楽祭ポスターが元になっている

関連イベント

ギャラリートーク
講師:澤渡麻里(本展担当学芸員)
開催日時:2024年6月16日(日)14:00-15:00
会場:2階企画展示室
※申込不要(本展のチケット要)

ギャラリートーク
講師:河尻亨一(本展監修者、編集者、作家)
開催日時:2024年6月29日(土)11:00-12:00
会場:2階企画展示室
※申込不要(本展のチケット要)

講演会
テーマ:石岡瑛子がここにいる —石岡瑛子の「I」をめぐって—
講師:河尻亨一(本展監修者、編集者、作家)
開催日時:2024年6月29日(土)15:00-16:30(開場 14:30)
会場:地階講堂
定員:250名
※申込不要、参加無料

主催:茨城県近代美術館
協賛:水戸市、朝日新聞水戸総局、茨城新聞社、NHK水戸放送局、産経新聞社水戸支局、東京新聞水戸支局、日本経済新聞社水戸支局、毎日新聞水戸支局、読売新聞水戸支局、LuckyFM茨城放送
特別協力:公益財団法人 DNP 文化振興財団、株式会社DNP アートコミュニケーションズ
企画協力:迫村裕子(S2株式会社)
監修:Team EIKO(石岡怜子、河尻亨一、永井裕明[N.G.inc.])

本展詳細
https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/viewer/info.html?id=322

茨城県近代美術館

茨城県近代美術館 外観

茨城県近代美術館 ウェブサイト
https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

茨城県近代美術館 SNS
https://twitter.com/ibarakikinbi
https://www.instagram.com/ibarakikinbi/
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