COMPETITION & EVENT

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ 2025」

"重力から自由になる家"をテーマに、学生とフリーランスの2部門で公募(主催:ヤマホン)

“重力から自由になる家”をテーマに、次世代の建築デザインの可能性を追求するコンペティション「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」の概要が先ごろ発表されました。
コンペを主催するのは、1907年(明治40年)創業、木材のプレカットなどを事業とするヤマホン(岡山県玉野市|代表取締役社長:山本佳彦)。学生とフリーランスの2部門での公募で、両部門ともに木造軸組工法でプランをつくること、さらに実際に建設することを前提に検討・設計することが求められています。
木造軸組工法の常識にとらわれないチャレンジングなアイデア・作品を期待しているとのこと。

審査は、建築家の畑 友洋氏、中川エリカ氏、川西敦史氏らが担当するほか、構造監修者も2氏がクレジットされています。

 

主催者メッセージ

近年、開口部の自由度、内部空間の自由度が求められるようになっているなか、私たちヤマホンは新たな耐震の分析手法である木造住宅の時刻歴応答解析ソフト「wallstat」を用いて、耐震性とデザインを両立させる試みを行ってきました。その中で、鉄骨と木質開口フレームを用いた木造建築が、構造的にも経済的にも極めて合理的であり、日本古来の木造軸組建築の考え方はそのままに、木材資源を効率的に使用しつつ大幅な設計の拡張ができると考えています。
私たちが培ってきた技術と、若手の建築家の自由な発想で、従来の枠を超えた新たな作品が生み出されることを期待しています。

 

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」要項

テーマ:重力から自由になる家
応募資格:以下の2部門とも国籍不問(ただし、提出物およびプレゼン審査で使用する言語は日本語または英語とする)、個人・グループ不問

1.学生部門
2025年4月1時点で専門学校、大学、大学院生などに在籍している学生(学生であれば、年齢の上限なくエントリー可、)
※建築士の資格:不問
※応募したプランを実現する際に設計、施工プロセスに監修者として参加できること

2.フリーランス部門
誕生日が1989年4月2日以降であること(学生をのぞく)。
※グループで応募する場合は全員が参加資格を満たしていること
※建築士の資格:一級建築士、または二級建築士の資格が必要(応募したプランを実現する際、建築士事務所の登録にめどがつけられる、または所属登録があること)
※応募したプランを実現する際、設計、監理ができること。
※ほか、フリーランス部門は条件あり

そのほかの条件(2部門共通)
・敷地図面は主催者が提供したものを使用(玉野市が決定した都市計画玉野深山アルバタウン地区計画に従うものとする)
・対象の敷地数:4(応募者が任意で選択できる)
・計画地の区画面積:約300m²(90坪)
・敷地の現地見学は予定なし(見学不可)
・工法は木造軸組み
・建蔽率 30%(ガレージを含む)
・容積率50%。
・住居としての利便性・快適性を考慮すること

※フリーランス部門は上記のほか以下の条件もあり
・J耐震開口フレームを利用して大開口に挑戦する
・図面に柱の位置を明記
・植栽を含めた外構も表現する
・マイカーなど生活に必要と想定されるものは適宜想定
・竣工後の一定期間は不特定多数の見学あり、その後は販売される可能性あり

審査委員会メンバー(敬称略)
審査員:畑 友洋(畑友洋建築設計事務所)、中川エリカ(中川エリカ建築設計事務所)、川西敦史氏(川西敦史建築設計事務所)、山本佳彦(ヤマホン)
構造監修:手塚純一氏(J建築システム、博士[工学・農学]、一級建築士)、中川貴文(京都大学准教授)
主催:ヤマホン

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ 2025」審査員

建築家の審査員3氏(左から、畑 友洋、中川エリカ、川西敦史 / 敬称略)

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ 2025」構造監修者

構造監修を担当する2氏(左から、塚純一、中川貴文 / 敬称略)

賞金(2部門共通)
最優秀賞:表彰および副賞30万円
優秀賞:表彰および副賞10万円
審査員特別賞:表彰および副賞3万円

特典
最優秀作品は実際の建築プロジェクトとして建設(予定)
実施設計・監理などは主催者側が担う(審査員がデザインをサポート)
※そのほか、公募サイトを参照

スケジュール
2025年3月4日 要項発表
2025年4月1日~5月30日 エントリー受付(12:00必着)
2025年6月13日~6月30日 作品提出期間(12:00必着)
2025年7月11日 1次審査
2025年9月6日 2次(最終)審査(プレゼンテーション要)、表彰式(終了後に受賞パーティーを開催予定)

提出作品
1次審査:出力時にA1サイズのPDFファイル1枚(1GB以下)
2次(最終)審査:応募作品のA1サイズパネル、プレゼンテーション資料、模型など

応募方法:コンペ特設サイトよりエントリー(応募者氏名、生年月日、住所、所属、メールアドレスなどを明記すること)
※詳細はコンペ特設サイトを参照

問い合わせ先:ハレルヤプレミアムプラットフォーム本部(ヤマホン内)
主催:ヤマホン

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ 2025」

「第1回 瀬戸内国際建築デザイン実施コンペ2025」特設サイト
https://hareruya-okayama.jp/comp/

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