
「AIと私 -ドンドン自分でできる時代と産業 / 専門家-」をテーマとしたシンポジウムシリーズの第1回が、都内にて7月16日に開催されます。主催はHEAD研究会。会場は、世田谷区立池尻中学校跡地を活用し、今年4月16日に開業した複合施設〈HOME/WORK VILLAGE〉にて[*後述.1]。
「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと」と題した第1回のゲストは、現在、イタリア・ヴェネチア[*2]にて開催中の「第19回目ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」にて、日本館展示のキュレーターを務める、建築家の青木 淳氏。青木氏による基調講演のあと、「人とAIのー中立点ーを巡って」と題して、同じくゲストで居方研究者の鈴木 毅氏が現地で見てきた会場の様子を踏まえて講演。そのあと、HEAD研究会代表を務める松村秀一氏を交えて、3氏によるディスカッションへと移行する予定です。
開催趣旨
要求条件を伝えれば設計も見積・積算も図面作成もBIM も何でもAI 君が自動でやってくれる時代がそこまで来ているいま、産業や専門家のありかたがどう変わっていくのかを考えるシリーズの第1回は、「ベネチア(・ビエンナーレ建築展2025」の日本館キュレータの青木淳さんに、そのAI をテーマとした「中立点」の展示をつくるなかで考えたことをお話しいただき、議論を深めていきます。
「主体を人間に置くのでも、生成AIに置くのでもなく、そのあいだの虚なる!中立点”、つまり”対話”に主体を措定することにかけてみる」
「それらどちらにも属さない創造的な”つくること”が生まれるのではないか」
「生成AIとの生産的な付き合い方を確立し、それを今後の生成AIの進化の方向付けに役立てられないか」
——青木淳氏による「第19回目ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」趣旨文より(主催者による抜粋)
1.基調講演「ベネチア・ビエンナーレで考えたこと:人とAIの『中立点』について」
登壇:青木 淳氏
2.講演+ラウンドテーブルセッション「人とAIのー中立点ーを巡って」
登壇:鈴木 毅氏、青木 淳氏、松村秀一氏
登壇者の顔ぶれとプロフィール(青木淳氏近影 撮影:前谷 開)
開催日時:2025年7月16日(水)17:00開始
※当日オンライン配信あり(申し込み受付完了者に視聴URLを付与、通知は開催1週間前を予定)
会場:HOME/WORK VILLAGE(旧池尻中学校跡地)
所在地:東京都世田谷区池尻2-4-5(Google Map)
参加費:1,000円(※HEAD研究会会員または神戸芸術工科大学学生は無料)
※終了後、懇親会あり(参加費 2,000円、現地にて支払い)
参加方法:要事前申し込み、Peatixページにてチケット取り扱い
タイムスケジュール(登壇者敬称略)
17:00 松村秀一 開会挨拶、趣旨説明
17:10 青木 淳 基調講演
18:00 鈴木 毅 講演(15分)、ラウンドテーブルセッション(45分)
19:00 質疑応答
19:20 まとめ
19:30 終了
19:30 懇親会
20:30 終了
主催・問合せ先:一般社団法人 HEAD研究会(メールにて受付:info[@]head-sos.jp / [@]を@に要変換)
後援:神戸芸術工科大学
詳細・申し込み
https://peatix.com/event/4422097
*1.会場について「HOME/WORK VILLAGE」開業ニュース(小田急電鉄 2025年3月3日プレスリリース)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001293.000012974.html
HOME/WORK VILLAGE 鳥瞰イメージ(小田急電鉄プレスリリースより)
HOME/WORK VILLAGE Website
https://homeworkvillage.com/
*2.「ヴェネチア」表記について、本稿では、国際交流基金の表記「ヴェネチア」と、本イベント主催者の概要発表に準じた表記の混在とした