COMPETITION & EVENT
「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)にて開催

リサイクルプラスチックをもっと選ばれる素材に「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」

亀有・SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)にて6/14-6/22開催

東京・西亀有のJR常磐線高架下にある芸術文化センター〈SKAC〉にて、リサイクルプラスチックを用いた展覧会「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」が6月14日より開催されます。

本展を主催するREMAREは、海洋プラスチックや企業由来の廃棄プラスチックを活用し、マテリアルリサイクルにより素材の開発を行うクリエイター集団が設立した企業(愛知県名古屋市、代表取締役:間瀬雅介)。リサイクルプラスチックの新たな活用方法を探求し、業界への認知拡大と社会実装を目的に、一般社団法人Sewn(共同代表理事:永井誠人、伊達善行)の企画・運営のもと今年2月に立ち上がったプロジェクト「REMARE Plastic SUMMIT」の一環として開催され、その成果披露の場となります。

REMAREによるリサイクルプラスチック

廃プラスチックを原材料につくられるREMAREによるリサイクル板材

REMAREによるリサイクルプラスチック

廃プラスチックを原材料につくられるREMAREによるリサイクル板材

REMAREによるリサイクルプラスチック

廃プラスチックを原材料につくられるREMAREによるリサイクル板材

REMAREによるリサイクルプラスチック

廃プラスチックを原材料につくられるREMAREによるリサイクル板材

プロジェクト「REMARE Plastic SUMMIT」には、建築、インテリア、プロダクトデザインなど多様な領域で活躍する5組のクリエイターが参加。REMAREのリサイクルプラスチックを用いて、それぞれのアプローチで建築やプロダクトを想定したプロトタイプを制作しました。本展はその東京での披露の場となります。

 

主催者メッセージ

素材は選ばれる。選ばれることで、未来をかたちづくる。

いま、世界はプラスチックで満ちています。
廃棄され、漂い、積み重なった膨大なごみが循環できずに止まった時間を物語っています。

それでもなおリサイクルプラスチックは、建築やプロダクトの現場で”選ばれる素材”にはなっていません。「REMARE Plastic SUMMIT」は、国産リサイクルプラスチックをただの代替品ではなく、未来の基準へと押し上げることを目指すプロジェクトです。

5組のクリエイターが素材と向き合い、実験を重ね、熱、重さ、手触り、偶然のかたちをすくい上げました。

ここに並ぶのは問いかけであり、宣言です。プラスチックを未来の素材に変えることができるか。
私たちが選び直すことができるか。いま、設計と制作の現場から、新しい「当たり前」が始まろうとしています。

 

「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」


参加クリエイター プロフィール

小川真平
デザインファブリケーター
1997年生まれ。早稲田大学大学院創造理工学研究科建築学専攻修了。木工のデジタルファブリケーターとして、花器から家具、建築まで領域とスケールを横断した設計・制作に携わる。インタラクティブな他者としてのモノをつくることを通して、余白のある空間や場づくりを行っている。2022年より建築系スタートアップVUILDに参画。デジタルファブリケーションを主軸としたモノ/空間の設計・制作を行う。2025年より芝浦工業大学非常勤講師。主な作品として、『Inversion STOOL』(木材を使った家具のデザインコンペ 入賞, VUILD fabricationチームと共同,2022)、『Omni chair』(SusHi Tech Tokyo : Re-think廃材展、永井誠人と共同、2024)

高田陸央
プロダクト・インテリアデザイナー
1998年三重県生まれ。金沢美術工芸大学デザイン科卒業。東京でデザイナーとして働きながら、大学生時代に半年間住んだ福井県と出身地三重県の3拠点で活動。産地に身を置きながら職人の技術にインスピレーションを得たオブジェクトを制作。歴史や伝統にリスペクトを持ちつつ、それらに捉われない表現に落とし込むことで、新しい解釈を産地の中に生み出すことを目指している。福井県越前市を拠点とするクリエイティブチーム「閃」のメンバー。

PULSE
PULSE(パルス)は直線的な流れに対し、新たな脈動を起こす、豊嶌力也と多木翔夢によるデザインユニット。静かでありながらも力強い脈動が大きな波動と化し、既存の枠組みを超えた新たなデザインの可能性を探っている。

豊嶌力也
インテリアデザイナー
1997年福岡県生まれ。神戸芸術工科大学卒業後、設計事務所を経てフリーランスとして活動。空間デザインを軸に家具・プロダクトなどデザインを手掛ける。ジャンルの横断・組み合わせを行うことで多角的なアプローチを行う。

多木翔夢
プロダクトデザイナー
1998年岡山県生まれ。神戸芸術工科大学を卒業後、デザイン事務所での勤務を経て、SYOU DESIGN STUDIO を設立。主に日用品、家具、家電などのプロダクトデザインやグラフィック・パッケージデザイン・UI/UXなどを手掛けており、伝統工芸や地場産業のブランド開発、ディレクションなどのプロジェクトに携わる。

福垣慶吾 – 俵 颯太

福垣慶吾
建築・空間・プロダクトデザイナー、クリエイティブディレクター
日本在住、日系アメリカ人。2006年、カリフォルニア州立サンルイスオビスポ工科大学建築学科卒業。米国とオーストリアで建築デザイナーとして働いた後、26歳で日本に移住。2013年に空間設計アトリエMakeshiftを設立し、建築、インテリア、プロダクトデザインからアプリ開発まで、様々なプロジェクトに携わる。2015年にアートホテルブランド (BnA ホテル)を立ち上げ、現在日本国内に4件のホテルの企画、デザイン、施工、運営まで行っている。2024年廃材を通じて未来を創造するアート活動を開始。「インスパイアされるためにインスパイアする」 デザインを通じてインスピレーション連鎖を起こす事を使命と感じて活動をしている。

俵 颯太
建築デザイナー
2024年に多摩美術大学環境デザイン学科を卒業後、福垣慶吾デザインチームに参加しながら、建築設計事務所に勤務。変化を許容する「カタチ」を探求し、自らの手を動かし、建築、家具、プロダクトの設計から制作まで取り組んでいる。

益山詠夢
デザイナーメイカー、建築家、宮城大学准教授
2006年英国AAスクール卒業。ロンドンの建築事務所に勤務後、2009年にデザインとデジタルファブリケーションを専門とする施工会社「MESA Studio」を共同設立。家具からパビリオン、ランドスケープまで、多様なスケールのファブリケーションプロジェクトに携わる。2011年より、デジタルファブリケーションの知識を基盤に、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズおよびオックスフォード・ブルックス大学にてデザインスタジオを担当。2015年に帰国後、慶應義塾大学SFC研究所研究員として活動を開始し、現在は宮城大学にて教員を務め、大型3Dプリンタを活用し、家具・建築領域におけるデザイン応用研究を推進している。
主なプロジェクトに、オフィス家具メーカー・オカムラと共同開発したバイオ由来プラスチック素材による3Dプリンター椅子「Up-Ring」の製品化、ならびにセレンディクス社による住宅プロジェクト「Serendix50」の設計がある。

デザイン アシスタント:
M Lab(宮城大学 益山研究室)
高橋里緒
酒井治大
中野木綿織

 

 

「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition」開催概要

会期:2025年6月14日(土)〜6月22日(日)
開場時間:11:00〜19:00
会場:SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
所在地:東京都葛飾区西亀有3-26-4(Google Map
入場料:無料
主催:REMARE
問合せ先:一般社団法人Sewn

詳細 / REMARE note
https://note.com/remare_jp/n/nc1141cbcba54

REMARE Plastic SUMMIT

関連イベント

「REMARE Plastic SUMMIT Exhibition – Opening Reception -」
登壇者:永山祐子(永山祐子建築設計主宰)、藤元 明(アーティスト)、加藤晃央(CEKAI/世界 共同代表)、中村圭佑(SKWAT / DAIKEI MILLS代表)、間瀬雅介(REMARE代表取締役)、参加作家
モデレーター:永井誠人(Sewn)、伊達善行(Sewn)
開催日:2025年6月15日(日)14:30-21:00
会場:SKWAT KAMEARI ART CENTRE(SKAC)
※要予約、会場定員に達したため受付締め切り(詳細はPeatixイベントページを参照)


会場〈SKAC〉施設概要

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE / スクワット亀有アートセンター)は、JR常磐線の亀有駅と綾瀬駅のあいだの高架下に位置する、ジェイアール東日本都市開発による開発エリア〈ぽちかめ〉に、2024年11月にオープン。多目的なギャラリースペース+カフェ[TAWKS]のほか、アートブック専門のディストリビューター[twelvebooks]、レコードショップ[VDS]を内包した芸術文化センター。同所の2Fに拠点を構える、中村圭佑氏が率いるDAIKEI MILLS(ダイケイミルズ)が企画・設計を手がけた。

SKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)

SKAC 内観(twelvebooks、VDSの商品を展示・販売するエリア)

今年3月末には、SKWATとArtekとによる期間限定スペース「Forest Collection at PARK」がギャラリースペース+カフェ[TAWKS]に3日間限定でオープン、プレス向けにトークイベントが開催されている。

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