日本建築学会主催「建築文化週間2025」が9月28日より始まっています。
約1カ月間にわたり、全国各地では、シンポジウムや講演会(9企画)、展覧会(1企画)、ワークショップ(3企画)、見学会(7企画)の実施を予定。このうち、学会本部がある東京・田町の建築博物館ギャラリーでは、前面の中庭も使った企画展「あとち」が10月2日から19日まで開催されます。
メッセージ
万博の跡地問題、空き家やゴーストタウンなど人がすまなくなった郊外の住宅地、乱獲や伐採によって破壊された自然、巨大資本が囲い込み撤退、荒廃した都市・領土、そして人類がいなくなった後の地球。今や身のまわりには、何かをつくり出すための「敷地」以上に、何かの行為や出来事が終わってしまったのちの「跡地」が遍在しています。また、あらゆる場所は何かの跡地でもあるという事実。今こそ跡地から考える必要があるのではないでしょうか。
本展では7組の作家が、作品をはじめ日々の実践を通じて「あとち」をいかに立ち上げることが可能か? について、ともに考え、表現する場を創出します。
会期:2025年10月2日(木)~19日(日)
開場時間:10:00-17:00
展示会場:建築博物館ギャラリー内+中庭
所在地:東京都港区芝5-26-20(Google Map)
出展者:大野友資(ドミノアーキテクツ代表)、篠田 優(明治大学助教)、山崎嵩拓(東京大学特任講師)、森山泰地、出原日向子、森藤文華+葛沁芸(2.5 architects共同主宰)、綱島卓也

キュレーター:川勝真一(建築センターCoAK代表理事)、桂川 大(STUDIO 大 / おどり場代表)
キービジュアル撮影:篠田 優
主催:日本建築学会
協賛:建築センターCoAK
展覧会会期中、関連イベントも行われる予定です(詳細が決まり次第「建築文化週間」ウェブサイト またはインスタグラムにて発表)。
詳細
https://bunka.aij.or.jp/events/25exhibition/
「建築文化週間2025」インスタグラム
https://www.instagram.com/architecture_culture_week