4月は、建築やデザインを通して新しい風に出会うイベントが開催されます。光や空間を体験として提示するインスタレーション、建築家の実践を振り返る展示、若手の取り組みの紹介、普段は公開されない建築の特別公開や、文化を祝うイベントなど、建築と文化の現在地を新たな視点で捉えることができる多様な機会が揃いました。はじまりの季節、新しい感覚や感性に風を吹き込むようなイベントへ出かけてみませんか?
深澤直人氏が監修するパナソニックの照明シリーズ「MODIFY」がさらなる進化を遂げ、空間演出の幅を広げる128もの新品番が加わります。本イベントは、2026年6月の発売に先駆け、進化した「MODIFY」が描き出す、次世代のあかりのあり方を体験できるインスタレーションイベントです。「真球」「半球」「円錐台」といった、私たちの記憶の奥底にある普遍的な照明の形が、空間全体の中でどのように作用するのか。光の広がりや陰影の変化を通じて、空間と照明の関係性を新たに発見できる機会となります。
MODIFY In Lights
会期:2026年4月9日(木)〜2026年4月11日(土)
会場:青山 表参道 LA COLLEZIONE UNO
槇総合計画事務所の60年の活動を振り返る展覧会です。これまでに手がけてきた国内外145のプロジェクトを通じて、建築が都市や社会、人の営みとどのように関係を築いてきたのかを読み解きます。「ヴァナキュラー・ヒューマニズム」という、創設者の槇文彦氏長年重ねてきた建築思想のもと、人間と環境の関係性の中で建築を捉える視点が示されます。蓄積されてきた実践を整理しながら、今後の建築、次の時代へと視座がひらかれていく過程を感じられる内容です。
Vernacular Humanism:槇総合計画事務所 創立60周年記念展
会期:2026年3月10日(火)〜2026年4月5日(日)
会場:BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 3階オフィスロビー・ラウンジ
若手建築家9名の取り組みを紹介する展覧会です。「発掘」をテーマに、それぞれの活動や思考の出発点に焦点を当てています。初日の4月25日には、関連イベントとして、建築家の藤村龍至氏(RFA)をゲストに招き、オープニングイベントのトークセッションが行われます。また、4月29日には、9名の出展者から3名ずつ、3回に分けてのクロストークが行われる予定です。これからの建築を担う世代の現在地を示す企画です。
発掘展Vol. 2 若手建築家、9人の初動。
会期:2026年4月25日(土)〜2026年4月30日(火)
会場:渋谷区文化総合センター大和田 2F
富山県滑川市で開催される「なめりかわ建物フェス」は、市内に点在する歴史的建築や文化財を特別公開する建築イベントです。普段は立ち入ることのできない建物を公開し、まちを歩きながら“建物が語る物語”を体感できる2日間として実施されます。公開に加えて、ガイドツアーやトークイベント、地域産業に触れる企画なども用意されており、建物を「見る」だけでなく、その背景や地域との関係を知る機会が提供されます。地域に残る建築の価値を再発見し、次世代へとつなぐことを目的とした取り組みです。
なめりかわ建物フェス2026
会期:2026年4月11日(土)〜2026年4月12日(火)
会場:富山県滑川市内の歴史的建築物
2026年3月28日に開館する、総合文化施設「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の開館を記念してイベントが開催されます。Mon Takanawaは、隈研吾建築都市設計事務所が外装デザインアーキテクトを担当した、地上6階、地下3階の低層建築。本イベントは、「100年先に文化をつなぐ」というミッションのもと、多様な文化人が集う“文化の祝祭”として企画されています。展示、パフォーマンス、プレゼンテーションなど多彩なプログラムが展開され、文化が生まれる瞬間を共有する場、文化の現在と未来を横断的に体験できる構成となっています。
MoN祭
会期:2026年3月28日(土)〜2026月4月17日(金)
会場:MoN Takanawa
このほかにも、『TECTURE MAG』ではさまざまなイベント情報を紹介中です(随時更新)。お見逃しなく!
参照元:Maki and Associates.公式ページ、なめりかわフェス公式ページ、公式X、一般財団法人JR東日本文化創造財団プレスリリース
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