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科学の「はじまり」に触れる、知覚の旅 島津製作所とwe+が描く、分離と境界の美学

科学の「はじまり」に触れる、知覚の旅

島津製作所とwe+が描く、分離と境界の美学

島津製作所とコンテンポラリーデザインスタジオ we+は、ミラノデザインウィーク 2026において、共同プロジェクト「In-Between Matter(イン・ビトウィーン・マター)」を発表します。2024年に大きな反響を呼んだ「WONDER POWDER」に続く第二弾となる今回は、分析計測技術の根幹である「分離」というプロセスに着目。会場となるレオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館内の「Cavallerizze」にて、科学を「説明する」のではなく「体感する」ことを主眼に置いた、4種類のサイエンスアート作品を展開します。

「分離」というプロセスを感覚的な装置へと再構築

今回の展示テーマである「In-Between Matter」は、物質と物質のあいだに立ち現れる現象や、その境界線を探索する試みです。製薬や食品、環境など幅広い分野で活用されている島津製作所の分析計測技術。その本質にある「分ける」という行為を、we+は単なる論理的な工程としてではなく、知覚を揺さぶる体験型の装置として再構築しました。鑑賞者は、回す、押す、浸すといった自らの動作を通じて、物質が変化し、世界の見え方がわずかに変わる瞬間に立ち会うことになります。

抽象度の高い科学的概念を感性で捉える

本展では、特定の分析対象に限定せず、「境界」や「あいだに在るもの」といった、より抽象度の高い概念をテーマに据えています。島津製作所の主力製品である液体クロマトグラフや紫外可視分光光度計の動作原理をインスピレーションの源泉としながら、数値化される前の「現象」そのものが持つ美しさを抽出。論理と感性のあいだを軽やかに行き来するような体験を通じて、専門的な知識の有無に関わらず、誰もが科学の面白さの根源に触れられる空間を目指しています。

可視化の思想が生む、新たな視点の創出

島津製作所が長年追求してきた「見えないものを可視化する」という思想は、we+のデザインアプローチによって、新たな表現言語を獲得しました。素材や現象の特性を極限まで引き出し、そこから生まれる予期せぬ表情を定着させるwe+の手法は、科学技術が本来持っているクリエイティビティを浮き彫りにします。両者の共創から生まれた作品群は、人々の暮らしを支える科学への関心や志を育むきっかけとなり、世界を新しい眼で見つめるための視座を提示しています。

開催概要

展示名:In-Between Matter
会期
:2026年4月20日(月)〜4月26日(日)
時間:10:30〜19:30
会場:Cavallerizze(レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館内)
所在地:Via Olona 6, 20123 Milano, Italy(Google Map
主催:株式会社 島津製作所
リサーチ&デザイン:we+(安藤北斗、林登志也、青木陽平、関口愛理)、Shimadzu Design(竹川 諒、中川浩伸、御守なつの、金丸侑平、小杉俊介)
テクニカルデザイン:日下部理
エンジニアリング:佐藤駿次
グラフィックデザイン:庄司竜郎(STUDIO TATSURO SHOJI)
写真:林 雅之・村瀬健一
動画:村瀬健一
コーディネーション: 金森裕貴子・合田紘子
協力: 竹田理化工業株式会社・株式会社長野セラミックス・HAKUTEN

 

参照元:PR TIMES 株式会社ウィープラス リリース

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