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異素材が奏でる「ゆらぎの均衡」 職人の手仕事が宿る、静かな安定への誘い

異素材が奏でる「ゆらぎの均衡」

職人の手仕事が宿る、静かな安定への誘い

福岡県福岡市に拠点を置く家具ブランド・リッツウェルは、2026年4月21日から26日までイタリアで開催される「ミラノサローネ国際家具見本市」に出展します。2008年の初出展から数えて16回目となる今回は、世界的なラグジュアリーブランドが名を連ねるデザインホール「Hall 9」にブースを構えます。イタリアの建築スタジオ 967archが手がける展示空間において、異素材の響き合いから生まれる『ゆらぎの均衡』をテーマとしたニューコレクションを発表。日本の職人文化と現代のデザインが融合する、独自の美意識を世界へと発信します。

完璧ではないからこそ生まれる『ゆらぎの均衡』

今回の新コレクションが掲げるテーマは、相反する要素が共存することで生まれる繊細な調和。木とスチール、石と金属、そして革。リッツウェルは、これら性質の異なる素材をあえて組み合わせることで、静けさと緊張、あるいは重さと軽やかさといった対立しがちな要素を一つの造形の中に同居させました。それは完璧な均一さを求めるのではなく、素材それぞれの個性が生み出す「ゆらぎ」を内包した均衡です。この絶妙なバランスから生まれる響き合いこそが、使い手の心に静かな安定と深い安らぎをもたらす、ブランド独自の美学を体現しています。

素材の個性を引き出すアートディレクションと細部へのこだわり

宮本晋作氏のアートディレクションのもとで誕生したプロダクト群は、素材が持つ表情を最大限に引き出すべく、ミリ単位の調整が重ねられています。冷たい質感のスチールや石と、温もりを感じさせる木やレザー。これらのコントラストを職人の緻密な手仕事によって昇華させることで、視覚的な美しさだけでなく、触れた瞬間に伝わる質感の豊かさを実現しました。特に素材同士が接する部分の仕上げには、リッツウェルが誇る高い技術力が注ぎ込まれており、使い込むほどに味わいを増す高品質なレザーの選択と相まって、家具と共に過ごす「時間の質」そのものをデザインしています。

「糸島シーサイドファクトリー」の職人が伝える手仕事の熱量

リッツウェルの展示において、ブランドの精神性を象徴する定番となっているのが、自社工場「糸島シーサイドファクトリー」の職人による製作実演です。2022年に大きな話題を呼んで以来、継続されているこのデモンストレーションでは、一台の椅子が形づくられていくプロセスが目前で繰り広げられます。パーツ一つひとつに命を吹き込む手仕事の音や、素材と真摯に向き合う職人の眼差し。完成されたプロダクトの背後にある、目には見えない熱量や職人の息遣いを直接肌で感じる体験は、リッツウェルの家具が持つ深い精神性と品質への揺るぎないこだわりを、より鮮明に来場者へと印象づけます。

アジアから世界へ、ラグジュアリーの新たな地平を切り拓く

2016年にアジアのブランドとして初めてHall 5への出展を果たして以来、リッツウェルは常に国際的なデザインシーンで新たな境地を切り拓いてきました。過去最多の来場者を記録した昨年に続き、今年も世界中の審美眼が集まる「Hall 9」という最高の舞台で展示を行います。日本の伝統的な空間概念である「床の間(TOKONOMA)」の再解釈や、自然との調和を意識したブースデザインを経て、リッツウェルは今、日本独自の美意識である「不完全な美」や「余白」を現代のラグジュアリーの文脈で語り直しています。その静かな挑戦は、世界中に心地よい暮らしへの想いを広げ続けています。

開催概要

展示テーマ:ゆらぎの均衡
会期:2026年4月21日(火)〜4月26日(日)
時間:9:30〜18:30
会場:Fiera Milano, Rho(HALL 9 / C01-C03)
所在地:Strada Statale Sempione, 28, 20017 Rho MI, Italy(Google Map
主催:株式会社リッツウェル

 

参照元:株式会社リッツウェル プレスリリース

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