東京を拠点に活動するインダストリアルデザイナー・横田 純一郎氏が主宰する「JUNICHIRO YOKOTA STUDIO」は、2026年4月21日から26日まで、イタリア・ミラノで開催される若手デザイナーの登竜門「SaloneSatellite(サローネサテライト) 2026」に出展します。展示テーマに「Refining the Ordinary(普通/あたりまえを洗練させる)」を掲げ、見過ごされがちな素材や技術、形状を独自の視点で再構築した4つの新作を発表。日常の中に潜む「本来の価値」を、洗練されたプロダクトを通じて提案します。

展示タイトルである「Refining the Ordinary」は、「普通」や「あたりまえ」とされてきたものに対し、その価値をあらためて見つめ直す姿勢を示しています。「普通」は価値の欠如ではなく、見過ごされてきた可能性を内包した状態であるという考えのもと、既存の事象を異なる角度から捉え直すことが試みられています。わずかな工夫や技術の積み重ねによって、日常に埋もれていた存在を洗練されたプロダクトへと変換するプロセスが、本展の基盤となっています。
本展は、「素材」「技術」「形状」という3つの観点を軸に構成されており、素材の背景を深く掘り下げたプロダクトとともに、加工技術や幾何学的な形状そのものをデザインの主役とした作品が登場します。物理的な形態だけでなく、加工方法や背景にある事象も含めて「普通」と捉え、それぞれの要素に対する再解釈が行われています。例えば、金属加工における一般的な「曲げ」の技術を設計によって際立たせたプロダクトや、普遍的な形状の組み合わせによって新たな機能を導く提案などが提示されます。要素の再配置によって、新しい認識の枠組みが提示されます。
「OKE」
国内の木材メーカーから出る端材を再利用したプロダクト。江戸時代の「木を使い切る」文化を現代に呼び戻し、日本の暮らしに根ざした「桶」をモチーフに、端材だからこそ実現できる新しい贅沢のカタチを提示します。



「Toi for Table Lamp」
1000年以上の歴史を持つ和紙を用いたペンダントライト「To」を、テーブルランプとしてアップデート。伝統技術の「ありふれた使い方」を問い直し、現代のライフスタイルに寄り添う新しい光の在り方を提案します。



「Extra」
普遍的な円柱の籠を2つ組み合わせた複合的な形状。この組み合わせによって生まれた余分なスペース(エクストラ)が、使い手の状況に合わせた利便性と用途の多様性を生み出します。



「Ori」
金属加工において一般的な「曲げ」技術にフォーカスしたコートハンガー。計算された3つの折り目が構造と美しさを両立させ、一切のノイズを排除したミニマルな形状へと昇華されています。



開催概要
展示名:Refining the Ordinary
会期:2026年4月21日(火)〜4月26日(日)
時間:9:30〜18:30
会場:Rho Fiera Milano(Hall5、C10)
所在地:Rho Fiera Milano, Strada Statale del Sempione, 28, 20017 Rho, Italy(Google Map)主催:JUNICHIRO YOKOTA STUDIO
参照元: JUNICHIRO YOKOTA STUDIOニュースリリース