『Casa BRUTUS』谷尻誠自邸特集記事 連動企画
「空間デザインの未来をつくる」を創業以来のミッションとして掲げるtectureでは、iPhone専用のアプリケーション[*1]「TECTURE AR(テクチャー・エーアール)」を新たに開発し[*2]、マガジンハウスが発行するライフスタイルマガジン『Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)』2021年2月号(1月9日発売)の誌上で「β(ベータ)版」を公開しました。
*1. 対応機種:iPhone7以上、推奨環境iOS12以上、入手無料
*2. アプリケーションの開発・作成:AR三兄弟
#Casa BRUTUS YouTube公式チャンネル 最新号『新しい家のつくり方』発売中!(2020/01/08)
マガジンハウス『Casa BRUTUS』2021年2月号
https://casabrutus.com/architecture/171219
デジタル×アナログの新体験!
「TECTURE AR」β版を公開したのは、同誌の巻頭から31ページにわたって掲載されている、建築家の谷尻 誠氏(SUPPOSE DESIGN OFFICE 共同代表)の自邸を紹介した記事にて。記事に記載されたQRコードをiPhoneのカメラで読み取り、アプリをダウンロードしてから誌面の図面や写真をかざすと、紙媒体の情報伝達力を拡張した機能を利用できます[*3]。
*3.「TECTURE AR β版」の利用は、『Casa BRUTUS』2021年2月号の谷尻邸特集ページに限定されます
誌面の写真から家具や建材の情報がその場でわかる!
アプリ「TECTURE AR」の機能は大きく2つあります。1つは、『Casa BRUTUS』2月号に掲載された谷尻邸の写真上に黄色いピンを画面上に表示させ、ソファやキッチン水栓などのプロダクト情報を入手できる機能。もう1つは、画面上にあらわれる3D画像をタップすると、誌面の事例写真とは異なる角度で内部空間を確認できる機能です。
プロダクト情報表示機能は、tectureが昨夏より提供しているプロダクト検索サービス「TECTURE」のシステムを『Casa BRUTUS』2月号の谷尻邸の記事に連動するように開発したものです。雑誌というオフラインの紙媒体からオンラインに連動させることで、読者が知りたいはずの情報を瞬時に入手できるのが革新的なポイントです。
メーカへの問い合わせまでワンストップ!
主に空間デザインに従事する関係者が建築を紹介する雑誌を買い揃える理由として、話題の住宅や商業施設の空間デザインを確認し、空間を構成するプロダクトの情報を把握することが挙げられます。雑誌にはプロダクトの一覧も併載されていますが、「TECTURE AR」を利用すれば、品番と価格が瞬時にわかり、メーカーへの問い合わせまでワンストップで行えるため、作業時間を大幅に「省略」することができます。誌面に付箋を貼るようにして「マイリスト」を作成してストックすることも可能です。
オンラインとオフラインをつなぎ、拡張するアプリ
建築の魅力の1つは、空間を体験することですが、現地に足を運ぶことができない人々に対して、仮想体験をバーチャルで提供し、内包する空間とあわせてその魅力を伝えるのが、この「TECTURE AR」です[*4]。ニューノーマル時代にも対応した、オンラインとオフラインをつなぐ新たなサービスとして、情報伝達と空間提案の新たな可能性を提示します。今後は機能の追装などバージョンアップも予定しています。(jn)
*4.「TECTURE AR β版」の利用は、『Casa BRUTUS』2021年2月号の谷尻邸特集ページに限定され、同誌とセットで起動します
関連リンク
【TECTURE MAG】(2020/01/09)
〈HOUSE T〉
設計:SUPPOSE DESIGN OFFICE
「設計の範囲まで再考した、洞窟のような陰影と暖かみのある自邸」※動画あり(再生時間 2分30秒)
https://mag.tecture.jp/project/20210109-house-t/