【PROJECT】で1週間に取り上げた事例を、まとめて紹介します。
06.01-06.04は戸建住宅を4件取り上げました。
注目の仕上げや納まりのポイントとともに、ご覧ください。
3 Gardens House / マニエラ建築設計事務所
Photographs: Shimomura Photo office | 下村写真事務所
テーマの異なる3つの庭で諸室が緩やかにつながり、建物のどこにいても緑を楽しむことができる邸宅です。
https://mag.tecture.jp/project/20210601-3-gardens-house/
建物の特徴である中庭と室内をつなげる効果をもたらしているのは、大判の磁器質タイル。アウトドアの時間を楽しむためのラウンジチェアやコーヒーテーブルにも注目です。
八幡の家 / 小松隼人建築設計事務所
Photographs: Toshiyuki Yano | 矢野紀行
郊外の自然豊かな環境にあって、多方向の景色を繋いで築くように計画した住宅です。
https://mag.tecture.jp/project/20210602-house-in-yahata/
1階の開放的なLDKの床に張られたのはオークフローリング。階段の段板や、吹き抜けに面した2階の壁にもオーク突板が張られて、一体感や外とのつながりが生み出されています。
HOUSE-NN / N.A.O
Photographs: Nacasa & Partners | ナカサアンドパートナーズ
素材感や色味、露出する構造体、さまざまな職種の手仕事感など、多くの要素をあらかじめ設えて生活を許容する、変形敷地での「狭小増築」です。
https://mag.tecture.jp/project/20210603-house-nn/
1階床はコンクリート表面強化材で仕上げ、壁は構造用合板という思い切った仕様。吹き抜け部分にはアスレチックネットやエキスパンドメタルグレーチングを設け、上下方向での連続性や開放性を確保しています。
後天性高床住居 / DOG
Photographs: Nao Takahashi | 高橋菜生
擁壁に囲まれた造成地の敷地を、RC造の高床式の住居として開放した家です。
https://mag.tecture.jp/project/20210604-acquired-stilt-house/
「高床」の半外部空間では、天井(軒裏)にシナ合板を使用。2階の天井材でもシナ合板張りとし木材保護塗料を施しています。
外部とのつながりを強く感じさせるつくりで、タイルや木、コンクリートなどを効果的に用いた事例の数々でした。
今週も、詳細の詰まった事例の更新をお楽しみに!