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ゴミをなくす、マテリアルとプロダクトの間の商品ブランド「wa/ter」始動

PRODUCT2020.08.26

大阪のインテリアデザイン事務所・DRAWERS(代表取締役:小倉寛之)による、廃材をなくすことを意識したプロダクトブランド「wa/ter」です。そのままでは産業廃棄物になってしまうブラウン管テレビのガラスや、木材の端材を材料に、プロダクト・インテリア商品に仕上げています。(en)

開発の背景:
インテリアデザインの設計をしている中で、素材の良さを活かしながら美しさを追求することに注力して活動してきました。
しかし、それがいくら美しいものだとしても、裏では大量の廃材を生んでしまっている現状があります。
また、それを破棄するのにも費用がかかりました。
1度価値がなくなってしまったものにデザインの力でまたあたらしい価値を与えたい。そういう思いからうまれたプロダクトブランドです。(小倉寛之 / DRAWERS)

Product features
1.価値のないとされるものに新たな価値を創造する
2.大量生産ではなく、小ロットでのロスの低減
3.未来を見据えた理念を持ち、探求し続ける
4.自然から学び、地球環境に配慮するSDGs


「hamon」
サイズ:140φ×60mm
素材:リサイクルガラス
ブラウン管テレビのガラスを再生したプロダクト。アロマをたらしたり、ブックエンドにしたり、ただのオブジェでもいい。用途は決めず、使い手の自由な創造性で価値は変化します


「ガラスのかたまり」
サイズ:100〜200mm
素材:ガラス
吹きガラス工房で溶解炉の底に溜まったガラスの大きな塊を、いったん砕いてから再加熱することで、オブジェとして生まれ変わりました。1つとして同じかたちがない唯一無二の存在です


「building block」
サイズ:40〜100mm
素材:木材(メープル、ウォールナット)
木材屋の家具製作の際にでる端材を使って積み木を製作しました。無垢のままなので、本物の木の香りを感じられ、子供がなめても害がないようにしています。

Future goals and prospects
このプロダクトブランドを立ち上げる上で一番大切にしていることは、利益目的にならないことです。
私たちデザイナーの仕事は、さまざまな人やモノの問題解決をすること。
環境問題や社会情勢によって生まれた、このプロダクトブランドの活動によって、できるだけ多くのゴミを無くし、できるだけ多くの人に、ゴミは捨てられるだけじゃなくそれぞれ違った価値が残っているということを知ってもらいたいです。
商品を見つけてくれた人が、つくられる過程や理由を知った上で、素敵だと感じて手にしてくれることが一番の願いです。
この想いは、国内だけでなく、数年後には海外にまで活動を広げて伝えていきたいです。そのためにも、私たちはより多くの作り手と交流し、探求し、ものづくりを通して未来を想像しつづけます。(小倉寛之 / DRAWERS)

DRAWERS 公式ウェブサイト
https://drawers-design.com/

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