COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行下、withコロナ・ニューノーマル時代に必須の社会通念となった「ソーシャルディスタンス」を楽しく保ち、守るためのサイネージ〈SOCIAL HARMONY〉を、デザイナーの太刀川英輔氏が代表を務めるデザイン事務所「NOSIGNER(ノザイナー)」が考案して制作。都内に設置されたあと、横浜市内でも期間限定で設置されています(2020年11月9日プレスリリース)。
〈SOCIAL HARMONY〉は、パンデミックから命を守るためにと太刀川氏が今春立ち上げた、共同編集ウェブサイト「PANDAID」のプロジェクトの一環として開発。初披露は、東京・表参道で11月3日(火・祝)まで開催された「DESIGNART TOKYO 2020」の合同展示会「DESIGNART GALLERY」にて。会場エントランスまわり、入場受付前の列を誘導すサインとして使用されました。
〈SOCIAL HARMONY〉は、床に描かれた大きな楽譜上の音符の上に立つと、その音階の音が鳴ります。列に並ぶ人が全員、音符の上に立つことで、自然と楽しくソーシャルディスタンスを保つことができます。ソーシャルディスタンスを取るという行為が、社会的な規制ではなく、前向きに取り組める楽しい日常の演出に変わります。音符は踏んだ瞬間に反応するため、音が鳴るタイミングはその都度変わり、その場・その人たちによってしか演奏されない一期一会の音楽が空間を彩ります。
曲は、エリック・サティの「ジムノペディ」を使用。今後は、季節やイベント、導入場所に応じた音楽の採用を検討していくとのことです。(en)
〈SOCIAL HARMONY〉設置場所と期間(予定)
表参道ヒルズ
2020年10月27日(火)〜11月4日(水)
横浜みなとみらいホール
2020年10月27日(火)〜12月31日(木)
〈SOCIAL HARMONY〉詳細
https://nosigner.com/social-harmony
プロジェクト「PANDAID」
https://www.pandaid.jp/