1928年(昭和3)創業のマルニ木工が1960年に発売した家具を中心とした復刻モデルシリーズ「MARUNI60(マルニロクマル)」に、皆川 明氏がデザイナーを務める minä perhonen(ミナ ペルホネン)のオリジナルファブリックを張った限定品が発売されています。
同商品は、マルニ木工が地元では初となる直営店として、広島市内の蔦屋書店[広島 T-SITE]の2階にオープンした[maruni hiroshima]にて、プレオープン期間も含めて11月6日(金)から minä perhonenと共に開催中の展示イベント「土と根と巣」会場で、受注生産品として販売するものです。
「MARUNI60」は、1960年代に同社が製造、販売していた「No.79(みやじま)」と呼ばれる商品の復刻が軸となったシリーズです。古き良き時代に生まれ、普遍的な価値を持つアイテムを復刻するとともに、当時は存在しなかった、かつ現代にも適応するプラスαのアイテムを付加した商品を展開しています。
マルニ木工と皆川氏のコラボレーションは、2013年に遡ります。深澤直人氏がデザインして2008年より発売している〈HOROSHIMA〉のアームチェアから、本来は製品として世に出ることのない「節(ふし)」のある椅子の座面に、皆川氏のファブリックの余り布(布のカケラ)をパッチワークにして張るという企画「ふしとカケラMARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen」を発表。その1年後には、使い込むうちに擦り切れてしまう座面の表面・”dop”柄の生地の裏面の色が現れてくる、経年変化を長年にわたって楽しめる家具「MARUNI COLLECTION × minä perhonen」を共同で発表しています。どちらの商品も注目を集めました。
今回のイベント「土と根と巣」では、MARUNI60シリーズのオークフレームとウォルナットフレームキノママ[*]の1シーターのやスタッキングスツールなどに、minä perhonenのオリジナルファブリックを3柄・2色ずつ展開します(納期は約6週間、下記の販売価格は全て税別)。
*節や虫穴、色ムラといった、木がもっている元からの表情を生かした材を使ったシリーズ(商品説明はこちら)
オークフレーム
1シーター :145,000円
アームレス:140,000円
シングルシート(座右肘):142,000円
シングルシート(座左肘):142,000円
スタッキングスツール:35,000円
ウォルナットフレームキノママ
1シーター:156,000円
アームレス:150,000円
シングルシート:153,000円
シングルシート:153,000円
スタッキングスツール:42,000円
※ファブリック:centofiori YW・BL / woolly ball GR・OR / fogland NV・YW
なお、イベント開催期間中、皆川 明氏によるトークイベント(聴講会場聴講 定員30名、満席・キャンセル待ち)、オンラインZoomウェビナー配信視聴(定員90名、先着順に受付)が12月27日(日)10:30より開催されるほか、クッション製作ワークショップ(現時点で満席)、minä perhonenの余り布を使ってぬいぐるみをつくるワークショップ(12月19日より[広島 T-SITE]サイトにて受付開始)なども開催。また、[*] 会場ではminä perhonenのバッグや小物、洋服なども販売されます。
*COVID-19(新型コロナウイルス感染症)拡大の影響により、予定していた集客イベントは中止(2020年12月18日発表)
詳細は[広島 T-SITE]サイトのイベントページで確認してください。(en)
会期:2020年11月27日(金)~2021年1月18日(月)
営業時間:10:00-21:00
会場:maruni hiroshima(広島県広島市西区扇2丁目1-45 広島 T-SITE 2号館2階 / MAP)
詳細(マルニ木工):https://www.maruni.com/jp/topics/post-24927.html
[広島 T-SITE]イベントページ:https://store.tsite.jp/hiroshima/event/