2020年12月17日初掲
12月21日 展示風景を追加[*]
「和」のデザイン浴槽や浴室の製造・販売などを行っているアステック(USTECH)から、建築家の隈 研吾氏とコラボレーションした新モデル〈WABURO KUMA(ワブロ クマ)〉が発売されました。同社が展開するラグジュアリーユニットバス「WABURO」シリーズの最上位クラスとして位置付けられ、同社の創立30周年の節目となる、2020年の12月17日より、注文生産の受付を開始します。
今回のコラボレーションについて、隈氏は、「ユニットバスをベースにしながら、和の質感があって、人間を癒す風呂というのは大きな武器になると考え、やってみたいと思いました」と語っています(発売日にアステックがYouTubeで公開した隈氏へのインタビューを含むプロモーション動画より)。
〈WABURO KUMA〉のコンセプトは「拡がるユニットバス空間」。洗面室(パウダーブース)と浴室(バスブース)をシームレスにつなげた一体型の設計で、間の仕切りにも透明ガラスを採用し、2つの空間をより広く開放的に見せているのが大きな特徴です。
加えて、肌に触れる部材を天然石と天然木に限定するなど、自然素材を大切にした隈氏ならではのセレクトで、素材の質を生かしたデザインとなっています。
浴室・洗面室の上面一体に使用される自然木には、最高クラスの天然檜(ヒノキ)を採用。壁面・天井に配されたストライプの内装にも、檜の天然木を贅沢に使用しています。檜は水や湿気にも強い素材であり、耐久性やメンテナンスにも配慮しています。檜のストライプにより壁面にあらわれる陰影は、隈氏ならではのデザインと言えます。
石室タイプの浴槽(バスタブ)には、スイス・アルプスの海抜1,200メートルの高地で採掘された希少な石材、バルスストーン(VALS STONE)を採用。凸部材の張り合わせを排除し、職人の精緻な加工技術によって一枚板から削り出し、面材を形成しています。表面にはレザー仕上げを施し、見た目の美しさだけでなく、入浴時にやさしい肌触りをもたらすように仕上げています。
バルスストーンは、浴槽と洗い場の床、さらにはパウダールームの洗面台も同じ材でしつらえ、一体感を強調します。
上質で繊細なディテール天然木と天然石による、ツートーンのデザインは、シンプルでありながら飽きのこない、重厚感とゆとりをあわせもった、ラグジュアリーな浴室空間(ユニットバス)となっています。
隈 研吾氏コメント:
「一日の終わりのご褒美になるようなお風呂を作りたいと思った。
色々な住環境に対応出来るようにユニットバスのシステムを利用し、肌に触れる部分には自然石と天然檜を使うことにした。
浴槽と洗い場が分かれている日本のバススタイルは、海外の浴槽だけのそれと比べて、ともすれば面積効率が悪いように思えるが、僕はそこに日本人特有の風呂文化を愛する気持ちが垣間見える気がする。
小さな住空間の中であっても豊かさを得られる場所として、このお風呂をデザインした。」
#アステック YouTube公式チャンネル 建築家 隈研吾×USTECH 拡大ユニットバス「WABURO KUMA」(2020/12/16)
*アステック社より提供された、南麻布ショールームにて展示中の商品の画像を追加します(12月21日 / 以下の13枚の写真提供:アステック)
受注開始日:2020年12月17日(木)
※12月18日よりアステック南麻布ショールームにて展示
基準外形寸法:W1680×D4120×H2263(2653)mm
使用素材:天然檜、バルスストーンほか
商品の4大特徴:「拡張」一体型ユニットバス空間 / 自然素材とデザインの融合 / 洗練された天然素材 / 匠の精微な技と仕上げ
価格:カスタムサイズ・仕様により要相談
特設サイト(12月17日オープン予定):https://ustech-waburokuma.jp/
アステック(USTECH)南麻布ショールーム
所在地:東京都港区南麻布2-11-10(Google Map)
営業時間:月曜から土曜:10:00-18:00
休業日:日曜・祝日
https://www.ustech-jp.com/company/showroom.html