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触って読む・陰影で読む〈バリアフリーカレンダー〉2022年度版 販売開始

PRODUCT2021.11.21

真美堂手塚箔押所(東京都新宿区)から、「浮き出し文字」を使ってデザインされた〈バリアフリーカレンダー2022〉が発売されました。

〈バリアフリーカレンダー〉は、視覚障害者と晴眼者との「穏やかな共生」をコンセプトに、浮き出た数字に視て・触れて、読むことができるカレンダーです。部屋のインテリアとしても美しく機能することを目指して開発されました。
点字印刷に実績を持つ同社と、アートディレクターの関 宙明氏(mr.universe主宰)と共同で、2015年版から製作を開始、毎年販売しています。

バリアフリーカレンダー2022

カラータイプ 使用イメージ

真美堂手塚箔押所のWebサイトの製品概要によれば、〈バリアフリーカレンダー〉開発の背景には、全盲や弱視を含め約30万人と言われる視覚障害者で点字を読める人は1割程度という現状があります。これは、病気や事故によるけがなど後天的な理由で視力を失う中途視覚障害者がその多くを占めるためで、点字の習得が難しく、途中で断念してしまう人が多いとのこと。

このため、米国では公共施設での導入が進んでいる、触って読める浮き出し文字・タクタイル(tactile)文字を必要とする人が多いものの、日本ではこの「浮き出し文字」はまだまだ導入率・知名度ともに低いのが現状です。

バリアフリーカレンダー2022

フォアフィンガー(Forefinger)書体

〈バリアフリーカレンダー〉で例年、採用している「浮き出し文字」は、山本明彦氏と触覚文字フォアフィンガー研究会が共同で開発・デザインした、フォアフィンガー(Forefinger)書体。指で触って読みやすく、見た目にも美しい文字として開発された書体です。

バリアフリーカレンダー2022

視認性の高い〈バリアフリーカレンダー2022〉カラータイプ

〈バリアフリーカレンダー〉は、関氏のアートディレクションのもと、飽きのこないシンプルで洗練されたデザイン。文字が浮き出るバランスや紙の質感にもこだわって製作されています。
バリエーションは、グレーの文字に日曜・祝日に朱を入れて印刷したカラータイプと、シンプルな白地タイプの2種類を展開。両タイプとも特殊印刷の浮き出し加工を施しています。

バリアフリーカレンダー2022

〈バリアフリーカレンダー2022〉白地タイプ

バリアフリーカレンダー2022

日中の光の移ろいで文字の見え方も刻々と変わる白地タイプ

製作・販売元の真美堂手塚箔押所では、購入者アンケートを毎年実施し、改良を重ねてきました。
カレンダーのページ下部に、各曜日と、その月の祝日名が点字のみで表記されているのは、利用者からの意見を反映したものです。

バリアフリーカレンダー2022

カレンダーのページ下部に各曜日と当月の祝日名を点字で表記(画は2020年度版)

また、浮き出し文字や点字をもっと身近な存在に感じてほしいという願いから、同カレンダーには別冊付録「点字のしくみ」が同梱されています。

バリアフリーカレンダー2022 付録

付録「点字のしくみ」

「バリアフリーカレンダー」の売上げの一部は、盲導犬(アイメイト)の育成で長年の実績があり、視覚障害者支援を行なっている公益財団法人アイメイト協会に寄付されます。

公益財団法人アイメイト協会 盲導犬育成

アイメイト協会は、1957年に日本初の国産盲導犬第1号ペアを輩出して以来、国内で最も多くのアイメイト(盲導犬)を輩出している育成団体

〈バリアフリーカレンダー2022〉商品概要

サイズ:W250×H350mm(金具を含まず)
仕様:表紙含め13枚綴り、リング綴じ
バリエーション:カラータイプ、白地タイプ
販売価格:3,200円+消費税
アートディレクション:関 宙明 / mr.universe(ミスター・ユニバース)
協賛:社会福祉法人桜雲会、社会福祉法人日本点字図書館、公益財団法人アイメイト協会
製作・販売:真美堂手塚箔押所(しんびどうてづかはくおしじょ)
発売日:2021年11月19日

取扱店舗
桜雲会
店頭・電話による通信販売
http://ounkai.jp/

カキモリ
店頭販売(白地タイプのみ)
https://kakimori.com/

スパイラル[エントランス]
店頭販売
https://www.spiral.co.jp/shoplist/entrance

日本点字図書館
店頭・オンライン販売
https://yougu.nittento.or.jp/

バリアフリーカレンダー2022

点字印刷に実績を持つ真美堂手塚箔押所による製作

真美堂手塚箔押所 公式Webサイト
http://sinbido.co.jp/

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