凸版印刷は、住宅の生活動線上で、居住者の健康情報を自然に収集・蓄積し、健康状態の確認や、さまざまなヘルスケアサービスとも連携できる「cheercle™(チアクル)」を開発、システムを組み込んだ商品の概要を発表しました。
2022年3月24日より、ハウスメーカーやデベロッパー向けの販売を本格的に開始しています。
1956年より建装材印刷事業を展開している凸版印刷では、2018年に「トッパンIoT建材®」を開始。床材と圧力センサーを組み合わせることで位置検出を可能にした「ロケーションフロア™」など、IoT(Internet of Things)と組み合わせた、居住者の”見守り”や家族の健康を管理する建装材およびサービスを展開しています。
翻って、昨今の社会では、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大により、人々の健康への意識、関心が高まっています。
これらを背景に開発されたのが、住空間において、居住者の健康管理を建装材+IoTで複合的にサポートするサービス「cheercle™」です。
第1弾として、体組成計〈cheercle™メーター〉と、非接触の肌温度センサーを内蔵した〈cheercle™ミラー〉が発売されました。
〈cheercle™メーター〉
床材と一体化した、埋め込み型の体組成計。体重、体脂肪率、BMIを測定できる。
段差をなくした表面の材は、耐水性に優れた凸版印刷の高意匠床材からセレクトできる。〈cheercle™ミラー〉
肌温度を非接触で測定できるセンサーとタッチパネルを内蔵。 日々のデータをチェックできる。
利用者が朝晩の洗面や歯磨きなどで、メーターの上に立ち、鏡と対面した際に、足元と面前の2カ所で、体組成と肌温度のデータを測定します。データは、クラウド上のデータベースに蓄積され、任意に引き出すことができます。例えば、鏡をタッチすれば、ミラー上にデータが表示され、その場を離れた後も、スマートフォンで確認が可能です(下の画)。
蓄積データは、アクセスを許可しているユーザーに限り、データを引き出してチェックできるため、家族間の健康管理にも活用できます。
今後は、個人向けのヘルスケアサービスや地域の諸施設とも連携し、サービス内容を順次アップデートしていくとのことです。
#トッパン公式チャンネル / TOPPAN Official Channel「健康習慣の 定着をサポートするサービス「cheercle™(チアクル)」」(2022/03/24)
凸版印刷プレスリリース(2022/03/24)
https://www.toppan.co.jp/news/2022/03/newsrelease220324_2.html