カッシーナのデザインアイコン的なソファ〈SORIANA(ソリアナ)〉[*1]に、イタリアのデニムブランド・ロイ・ロジャース(Roy Roger’s)[*2]とコラボレーションによって誕生した新たなリミテッドエディション〈SORIANA – Cassina Roy Roger’s〉が加わります。東京・青山の[カッシーナ・イクスシー青山本店]にて2月22日より披露されます。
デニム(インディゴ)を纏った〈ソリアナ〉は、2023年にも数量限定で〈944 SORIANA DENIM〉が販売されています[*3 後述]。このときの張り生地は日本製の高級デニムでしたが、このたび発売となるニュー・エディションは、イタリアのロイ・ロジャースの20oz(オンス)[*4]のセルヴィッジデニム[*5]生地が採用されています。
ストーンウォッシュの効果や手作業で施されたダメージ加工が、ソファのギャザーに沿って自然に広がり、デザインを際立たせています。5ポケットジーンズのリベットを想起させるコッパー色のフレームは、この製品だけの特別限定色です。カッシーナとロイ・ロジャース(Cassina + Roy Roger’s)のロゴ、1から50までの製造番号がホットスタンプされたエイジドレザータグが縫い付けられており、ロイ・ロジャースのアイコニックなジッパーポケットが付属しています。(カッシーナ・イクスシー プレスリリースより)
このセルヴィッジデニムはアメリカ綿の特別な長い繊維を材に横浜で製造されたもので、耐久性と持続性の両面において高い品質を保証しています。1960年のオリジナルのヴィンテージシャトル織機で織られており、かつ、セルヴィッジ部分には「フロック」と呼ばれる特徴的なデザインが施され、職人の手により丁寧につくられた「証」となっています。
〈SORIANA – Cassina Roy Roger’s(ソリアナ カッシーナ・ロイ・ロジャース)〉は、50台限定の特別なアイテムとして販売されます。
フレーム:コッパー色
張地:Roy Roger’s(ロイ・ロジャース)デニム
付属品:ジッパーポケット
仕様:1人掛
販売価格(税込):1,375,000円
販売台数:50台 ※日本限定販売
[*1] SORIANA:1969年に建築家のトビア・スカルパ(Tobia Scarpa|1935-)と彼のパートナーでもあったアフラ・スカルパ(Afra Scarpa|1937-2011)の2人がデザインしたソファ。1970年にコンパッソ・ドーロ賞を受賞している名作。量感あふれる曲線が特徴のデザインで、ギャザーをつくるために大きな張地でクッションを包み、巨大な金属の留め金で固定している。2021年にカッシーナのアーカイヴから復刻されている(カッシーナ・イクスシー 2021年5月プレスリリースより)
[*2] Roy Roger’s(ロイ ロジャース):1952年に誕生したイタリア最古のデニムブランド。ヴィンテージの世界からインスピレーションを受け、現代風にアレンジされたオリジナルのアイテムを展開。イタリアの職人技術により生み出された伝統的な技術と、最高級素材へのこだわりが融合した高い品質は、世界中のデニム愛好家の支持を受けている
[*3] 日本製デニム生地を張った〈944 SORIANA DENIM〉:世界で50台のみ生産され、2023年に日本国内では15台限定で販売された(完売)
[*4] oz(オンス):デニムの重さの単位(1oz=28.35g)
[*5] セルヴィッジデニム:旧式のシャトル織機で織られたデニムを指す。細い無加工の境界がむき出しになっている表現(セルフエッジ)に由来し、生地の端に”ほつれ止め”が施され、使いこむほどに経年変化による色の変化を楽しめるデニムならではの風合いが特徴