渋谷〈MIYASHITA PARK〉のパブリックアートとして、現代アーティストの鈴木康広氏による最新作《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》が設置されます(デザイナート 2020年7月21日プレスリリース)。7月28日(火)より公開となります。
鈴木氏の代表作として、2009年に羽田空港第1・第2旅客ターミナルで開催されたデジタルパブリックアート展「DIGITAL PUBLIC ART IN HANEDA AIRPORT 『空気の港』」や、「六本木アートナイト2018」などで展示された《空気の人》、「瀬戸内国際芸術祭2010」や、昨年2月に東京で開催された「北斎没後170年 森羅万象 アートで開く隅田川」で披露された《ファスナーの船》などが知られています。
渋谷のミヤシタパークの屋上に《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》を設置しました。渋谷区の方位を身体で感じられるベンチを針にした方位磁針です。その中心に座って空を見上げているのは、星になった飼い主の上野教授を見上げている忠犬ハチ公像ですhttps://t.co/XGzwKyZgHt pic.twitter.com/6xT2S9Iabg
— 鈴木康広 Yasuhiro Suzuki (@mabataku) July 22, 2020
プロデュース:デザイナート
企画:一般社団法人渋谷未来デザイン
Special Thanks:渋谷区観光協会、シブヤテレビジョン
CG パース:栗山和弥(CREATURE Inc.)
銘板デザイン:artless
メッセージ:
空が見渡せるミヤシタパークに、渋谷区の方位を身体で感じられるベンチをデザインしました。そこにいち早くやってきたのは忠犬ハチ公像。星になった上野教授を見上げています。今やハチは世界中の人々に語り継がれる果てしない「宇宙」のような存在。動物と人間との間に芽生えた他者への想像力が、国境を越えて人々の心に何かを呼びかけているのではないでしょうか。明治通りに沿って南北に広がるミヤシタパークは、道行く人たちにさりげなく方角を知らせるコンパスの「針」のような場所。近所から地球まで、さまざまな場所からやってきた人たちとの出会いによって、ミヤシタパークが未来に向かう「渋谷の方位磁針」となることを願っています。(鈴木康広)鈴木康広(すずきやすひろ)プロフィール
1979年静岡県生まれ。身近なものに新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。
主な展覧会:水戸芸術館 個展「近所の地球」(2014)、箱根・彫刻の森美術館 個展「鈴木康広 始まりの庭」(2017)。「第4回モスクワビエンナーレ」(2011)出展。「第1回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016」日本代表、同地で「Yasuhiro Suzuki “A Journey Around the Neighbourhood Globe”」を開催。鈴木康広 公式ウェブサイト http://www.mabataki.com/
公式Twitter @mabataku https://twitter.com/mabataku