前橋のアートデスティネーション、白井屋ホテルから、同ホテルの建築設計を手掛けた藤本壮介氏監修によるオリジナルのアロマミスト〈SHIROIYA the SCENT(シロイヤ・ザ・セント)〉が1月12日に発売されました。
〈SHIROIYA the SCENT〉誕生のきっかけとなったのは、このアロマミストを製造しているアットアロマ(@aroma)の主催により、2022年5月に東京・青山で開催された、建築家とセンティングデザイナーがコラボレーションした「ARCHITECTURE × SCENTING DESIGN 建築のための香り展」です。建築空間と香りとのコラボレーションにより、空間の新たな可能性を開拓することを目的とした同展の企画として、6組の建築家がそれぞれ設計・デザインした建築空間のイメージにあわせた香りがつくられました。
建築空間×香り 新たな空間体験を創造するエキシビション「ARCHITECTURE × SCENTING DESIGN 建築のための香り展」
同展に参加した藤本氏は、〈白井屋ホテル〉のエントランスや客室(藤本壮介スペシャルルーム)をイメージした、爽やかで温かみのあるグリーンの香りを、アットアロマの“香りの設計士”とともに100%自然素材を調合してつくりあげています。
「ARCHITECTURE × SCENTING DESIGN 建築のための香り展」では、東京・青山の会場のほか、〈白井屋ホテル〉をはじめとする香りのイメージの元となった空間でも実際に使用されました。当初の計画では展覧会の会期に準じた期間限定のイベントでしたが、〈白井屋ホテル〉ではその後も使用が継続されていました。今回の商品化も、ホテル利用者の好評の声を受けてのものです。
藤本壮介氏コメント
「白井屋ホテルは、さまざまな人々が訪れる場をイメージして設計しました。前橋にもいろんな人がいるし、海外にはさらに幅広いバックグラウンドをもつ人がいて、ここに集まってくる。多様な人たちが、ホテルでは同じ時間と空間を共有します。そんな場所を包み込むような香りがいいと思いました。」
「物理的な匂いそのものより、建築や空間のコンセプトみたいなものを匂いとして実感できることに意味があるとわかりました。1度訪れた場所に戻ってきた時、『同じ香りがする』と感じることがありますよね。このホテルのロビーは、週末ごとに来る地元の人もいれば、1年ぶりに来る旅人もいるでしょう。その香りに建築が集約されるとしたら、デザインとしてすばらしいですね。」(アットアロマ広報資料より抜粋 / 白井屋ホテル プレスリリースより)
〈SHIROIYA the SCENT〉は、白井屋ホテル館内・フロント前のショップスペースにて取り扱い。発売を記念して、ホテルの公式サイト限定でのアロマミスト付き宿泊プランも販売されています。
〈SHIROIYA the SCENT〉詳細
https://www.shiroiya.com/info/info-8582
〈白井屋ホテル〉公式ウェブサイト
https://www.shiroiya.com/