設計者の「検索業務」の課題を解決するプラットフォームを提供するTECTUREが、Chat GPT上で建材検索ができる対話型AI「TECTURE GPT」の試験運用開始しました。この新機能は、設計者が持つ「言葉にならないイメージ」や「感覚的な要望」を、そのまま自然言語で入力することで、最適な建材を提案してくれます。これにより、AIによる直感的な検索からサンプル請求までをワンストップで行うことが可能になりました。
従来は品番や素材名などの具体的条件が必須だった建材検索。TECTURE GPTでは、「やさしい印象」「温かみのある雰囲気」「公共施設に合うもの」など、曖昧な言葉にも柔軟に対応します。
また、対話を重ねながら「防音性もほしい」といった追加条件もスムーズに反映し、TECTURE上に実在する製品情報に変換して検索結果を絞り込みます。
■生成AIとの対話イメージ
□TECTURE GPT
🧑💼「やさしい印象の床材を探しています」
🤖「以下のような製品が合いそうです。ご確認ください!」(画像付きカード:ナチュラルウッド系タイルなど)
🧑💼「いい感じ!防音性も欲しいな」
🤖「防音性能のある類似製品もご紹介しますね」
➡️ 製品ページにリンク
TECTURE GPTは、初めての方でもすぐに使えるシンプル4ステップ。
感覚的な言葉から建材・家具を検索したり、用途・性能・法規制などに基づく絞り込みのほか、事例写真から使用建材を逆引くことができます。また、マテリアルボードから世界観ごとの検索にも対応しており、提案製品はTECTUREの製品ページとリンクされているため、すぐに欲しい情報にアクセスすることができます。

「TECTURE GPT」イメージ画像

「TECTURE GPT」事例写真から使用建材の逆引き イメージ画像

「TECTURE GPT」マテリアルボード イメージ画像
本機能は検索業務の補助ツールとして活用されることを前提としており、また、生成AIの特性上、誤りや不正確な情報が含まれることがあるという点には注意が必要です。また、製品の最終的な確認や選定については、TECTUREの製品ページからおこなうことを推奨しています。
■API通信について
「api.tecture.jp に情報が送信されます」と表示されることがありますが、これはTECTUREの建材データベースにアクセスするための安全な通信です。個人情報は送信されません。
「TECTURE GPT」API通信時のイメージ画像
■TECTUREのリンクについて
Chat GPTから提案されたリンクを開く際に、「安全でない可能性があります」と表示されることがあります。これはChat GPTの仕様による注意喚起であり、「リンク*を開く」ボタンからそのままアクセスして問題ありません。
※ リンクはTECTURE(https://www.tecture.jp)の公式サイトです。
リンクに関するポップアップ イメージ画像
TECTURE GPTは現在試験運用中で、利用者の声をもとに改善を進めていく予定です。検索体験をより良いものにしていくため、試用者の意見と感想を募集しています。
TECTUREでは、建築・インテリア分野の情報提供だけでなく、設計者の創造活動を実務面から支えるサービス開発の強化を目指しており、今回の「TECTURE GPT」はその一環としての試み。建材探しを“調べる作業”から“対話しながら見つける時間”へと変え、設計者の発想をより自由にしながら、建材選びの可能性を広げるサービスとして展開していきます。