手塚貴晴+手塚由比『いのちの建築』刊行記念シンポジウム 12/2 四ツ谷〈番町教会〉にて開催 - TECTURE MAG(テクチャーマガジン) | 空間デザイン・建築メディア
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手塚貴晴+手塚由比『いのちの建築』刊行記念シンポジウム 12/2 四ツ谷〈番町教会〉にて開催

手塚貴晴+手塚由比『いのちの建築』刊行記念シンポジウム

四ツ谷〈番町教会〉にて12/2開催

建築家ユニット、手塚貴晴と手塚由比の両氏による初のエッセイ集『いのちの建築』の刊行を記念したトークイベントが、東京・四ツ谷の番町教会[*1]にて12月2日に開催されます。
会場となる番町教会は、両氏が率いる手塚建築研究所が設計した建築作品です。

手塚建築研究所〈番町教会〉

〈番町教会〉内観 Photo: Katsuhisa Kida / FOTOTECA
雲の隙間からもれ落ちる光(通称:天使の階段)を意識した空間設計となっている

 

今回のトークイベントでは、手塚両氏が施設の設計者としてそれぞれ関わっている、東京・立川市にあるふじようちえん[*4]の園長を務める加藤積一氏と、北九州市内で「希望のまちプロジェクト」[*2]を推進するNPO法人抱樸(ほうぼく)の理事長で、東八幡教会(軒の教会)[*3]の牧師を務める奥田知志氏もゲストとして登壇します。

*1.番町教会:プロテスタント教会。戦前は遠藤新(1889-1951)が設計した礼拝堂を使用。第2次世界大戦を経て改築を重ね、施設の移転・新築にあたり、手塚建築研究所が設計して2018年に竣工
http://www.tezuka-arch.com/works/church/bancho-kyokai/

*2.希望のまちプロジェクト:新たな複合型社会福祉施設を拠点にコンセプトとしての「まち」を拡げていく計画、施設の設計を手塚建築研究所が担当
http://www.tezuka-arch.com/works/future/kibou-no-machi/

*3.東八幡教会:2014年竣工、設計を担当した手塚建築研究所の作品名は「軒の教会」
http://www.tezuka-arch.com/works/church/higashi-yahata/

*4.ふじようちえん:手塚建築研究所の代表作の1つとして名高い私立の幼稚園、2007年竣工
http://www.tezuka-arch.com/works/education/fujiyochien/


登壇者プロフィール

手塚貴晴+手塚由比 近影

手塚貴晴(左)、手塚由比(右)の両氏

手塚貴晴(てづか たかはる)
1964年東京生まれ。建築家、手塚建築研究所代表、東京都市大学教授。1987年武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業、1990年ペンシルバニア大学大学院修了、同年リチャード・ロジャース・パートナーシップ・ロンドン勤務、1994年に建築家・妻の手塚由比と手塚建築企画(現手塚建築研究所)を共同設立。貴晴氏が登壇したTEDトークの動画再生回数は2015年の世界7位を記録している。

手塚由比(てづか ゆい)
1969年神奈川生まれ。1992年武蔵工業大学(同上)卒業。1992-1993年ロンドン大学バートレット校。1999年より東洋大学非常勤講師、2001年より東海大学非常勤講師、2006年ザルツブルグ・サマーアカデミー教授、2006年UCバークレー客員教授。

OECD(経済開発協力機構)とUNESCO(ユネスコ)により、世界で最も優れた学校に選ばれた〈ふじようちえん〉のほか、〈渋谷フクラス〉などの大型商業施設、〈新島の森〉や〈THE MOMENT JAZZ CLUB〉などの特殊音響、小児がんセンター〈チャイルド・ケモ・ハウス〉などの病院建築も手掛ける。そのほかの代表作に、〈屋根の家〉〈あさひ幼稚園〉、〈空の森クリニック〉、〈むく保育園〉などがある。
主な受賞に、世界環境建築賞(Global Award for Sustainable Architecture、ユネスコ)、World Architecture Festival 2024,Small Project of the Year Award、日本建築学会賞(作品、2007)、こども環境学会賞(2007)、日本建築家協会賞(2009)、グッドデザイン金賞(2014)など多数。

手塚貴晴+手塚由比『いのちの建築』刊行記念シンポジウム 登壇者

加藤積一氏(左)/ 奥田知志氏(右)

加藤積一(かとう せきいち)
ふじようちえん園長
1957年東京都立川市生まれ。1980年法政大学社会学部卒業。1982年に一般企業勤務から会社経営。1991年立川藤幼稚園勤務。2000年ふじようちえん園長に就任。2011年学校法人みんなのひろば理事長に就任。

奥田知志(おくだ ともし)
NPO法人抱樸理事長、東八幡キリスト教会牧師
1963年生まれ。関西学院大学神学部修士課程、西南学院大学神学部専攻科をそれぞれ卒業。九州大学大学院博士課程後期単位取得。
1990年東八幡キリスト教会(北九州市)に牧師として赴任。同時に、学生時代から始めていた「ホームレス支援」に参加。事務局長などを経て、北九州ホームレス支援機構(現・NPO抱樸)の理事長に就任。これまでに3,700人以上のホームレスの人々の自立を支援。活動についてはNHK制作ドキュメンタリー番組『プロフェッショナル仕事の流儀』でも紹介されている。
共生地域創造財団代表理事、全国居住支援法人協議会共同代表、国の審議会などの役職を歴任。第19回糸賀一雄記念賞受賞など表彰多数。、著作も多数。

メッセージ

人は一人で生きてゆくことができない。
「生む」「食べる」「育てる」「寝る」その全てが他者への依存の上で成立している。
その助け合いを「つながり」という。
その「つながり」が「いえ」や「まち」という華を咲かせる。

 

イベント開催概要

日時:2025年12月2日(火)18:45開始(18:30開場)
登壇:手塚貴晴、手塚由比、奥田知志、加藤積一
会場:日本キリスト教団 番町教会
所在地:東京都千代田区六番町7-12(四ツ谷駅からの徒歩ルート
参加費:無料
参加方法:下記申し込みフォームからの予約を推奨(空席あれば当日参加も可)
https://forms.gle/14L246s3PKtUCzSW8

プログラム

講演1
登壇者
:奥田知志(牧師、NPO法人抱樸 理事長)

講演2
登壇者
:加藤積一(ふじようちえん 園長)

「いのちの建築」シンポジウム
登壇者:手塚貴晴(建築家)、手塚由比(建築家)


新刊『いのちの建築』概要

手塚貴晴+手塚由比『いのちの建築』表紙(帯付き)

『いのちの建築』表紙(帯付き / 推薦文:佐藤可士和)

編者:手塚貴晴・手塚由比
判型:四六変
仕様:並製
総ページ数:272ページ
ISBN:978-4-309-03227-6
税込定価:3,080円(本体2,800円)
装幀:松田行正+金里香
版元:河出書房新社(詳細はこちら
発売予定⽇:2025年12⽉11日

河出書房新社 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001105.000012754.html

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