創業18期目を迎えるBROCK PARTY(ブロックパーティー)は、建築CGパースの制作会社という枠組みを超え、建築・不動産・ブランドの価値を一貫したビジュアルで設計・実装する「ビジュアルコンサルティングスタジオ」として活動している。
CG、Web、グラフィック、コピー、映像と、表現領域を横断しながら、価値の伝達そのものを設計する。その実践のなかで見えてきた新しいクリエイションのかたちと、さらなる拡張に向けてBROCK PARTYが求める人材像について、山田将太郎氏と野口洋平氏のCEO 2人に聞いた。
── BROCK PARTYが現在担っている役割について教えてください。
山田将太郎(以下、山田):従来のCGパース会社は、図面をもとに「きれいに描く」ことが役割でした。一方、BROCK PARTYが担っているのは、その前段階からの関与です。誰に、何を、どのように伝えるべきか。その整理から入り、事業やブランドの価値を視覚的に設計していく。それが、私たちが実践しているビジュアルコンサルティングです。

野口洋平(以下、野口):CGは重要な起点ですが、それだけでは完結しません。Web、カタログ、ロゴ、コピー、映像といった表現を横断し、トーン&マナーを分断させないこと。単発の制作ではなく、成果につながる設計としてビジュアルを機能させることを重視しています。

上記と同じプロジェクトで制作したCG。シーンやアングルなどの提案だけではなく、インテリアやディスプレイのスタイリングまで、世界観やトンマナを意識しながらすべてディレクションした(提供:BROCK PARTY)

北海道・ニセコに予定する別荘プロジェクトを訴求するカタログ。スキーウエアのポケットに入るサイズでありながら、世界観や魅力が最大限に伝わるよう意識し、パノラマで開ける仕様とした(提供:BROCK PARTY)
山田:不動産投資会社のフェイスネットワークが展開する高級賃貸マンションブランド「THE GRANDDUO(ザ グランデュオ)」では、建物単体ではなく、ブランドとしての一貫性をどう構築するかを起点にしました。サイン計画の統一から始まり、インテリアのプランニングや家具セレクトにまで踏み込み、高品質なCGを軸に、Webやパンフレット、ロゴへと展開していきました。

「THE GRANDDUO」のビジュアル体験の設計と展開(提供:BROCK PARTY)
山田:このプロジェクトでは、外部資料や投資家向けプレゼンテーションにおいてもビジュアルの質が年々向上していく過程を見ることができました。成果物全体の伝達力が底上げされ、結果として事業の説得力そのものが強化されていったと感じています。
野口:京都で約350年の歴史をもつ酒蔵の保存再生プロジェクトでは、ただのラグジュアリーではなく、日本の文化の継承と発信を主軸にビジュアルの在り方を設計しています。扱う領域は異なりますが、「何をどう伝えるべきか」を起点に考える姿勢は一貫しています。

酒蔵のリノベーションプロジェクトのビジュアル(提供:BROCK PARTY)
── 今回、BROCK PARTYが募集する職種について教えてください。
野口:現在、特に必要としているのは、アートディレクションができるデザイナーと、ハイクオリティなCGを構築できるCGデザイナーです。
アートディレクターは、単にビジュアルの方向性を決める役割ではなく、プロジェクト全体の世界観や価値の伝え方を設計するポジションです。クライアントとの上流ディスカッションから入り、CG、グラフィック、Web、カタログ、ロゴ、コピー、スタイリングまでを横断しながら、「何を・誰に・どう伝えるか」を起点に、表現の軸を組み立てていきます。設計者やクライアントと対話しながら、背景にある意図やコンセプトを読み取り、それを一貫したビジュアルとして実装していく役割ですね。
特に重視しているのは、ハイクオリティなCG表現を理解し、その品質を土台にプロジェクト全体の表現を統括できることです。CGのクオリティと世界観設計の両立が、BROCK PARTYの強みだと考えています。アートディレクターには、表現の完成度だけでなく、プロジェクトの価値そのものを引き上げる存在であってほしいと思っています。

── 現在はビジュアルコンサルティングをどのように進めていますか?
山田:現在、ビジュアルコンサルティング案件は常に複数のプロジェクトが同時に進行しています。プロジェクトごとに最適なチームを編成しながら進めていますが、今後は社内にもより多様なディレクション機能を持たせていきたいと考えています。
── CGデザイナーは、どのような立ち位置になりますか?
野口:BROCK PARTYでは、アシスタントデザイナー、デザイナー、ディレクターという段階的な役割があります。未経験者はまずアシスタントデザイナーとして、モデリングや基礎工程を中心にCG制作の基礎を学びます。経験を積むことで、プロジェクトの主担当として表現の質を担うデザイナーへと成長し、さらに表現の意図を言語化しながら、プロジェクト全体に関与するディレクターという役割へと広がっていきます。
CGデザイナーには、単に精度の高いCGをつくるだけでなく、「なぜこの表現なのか」「この空間で何を伝えたいのか」を理解したうえで、設計意図や世界観を正確にビジュアルに落とし込めることを求めています。高い技術力を土台に、表現の質でプロジェクトの価値を引き上げていく存在だと考えています。

BROCK PARTYオフィスでの制作風景
── どんなタイプの人がBROCK PARTYに向いているでしょうか?
野口:与えられた指示を正確に再現する力よりも、自分なりに考え、意見を持ち、チームで最適解を導こうとする姿勢を重視しています。建築や空間への関心はもちろん、ビジュアルを軸に、より広い領域へ関わっていきたい人に向いています。
山田:BROCK PARTYのスタッフのバックグラウンドは多様です。元美容師や研究職出身者もいます。CGの技術自体は、学べば身につきます。それ以上に、その人が何に興味を持ち、どんな視点で世界を見ているかを重視しています。
野口:建築・インテリアに根ざしたデザインリテラシーを土台に、領域横断のクリエイターが集うスタジオでありたい。建築・デザイン・テックの知識が掛け合わさる環境で、価値を「つくる側」として関わりたい人を求めています。建築やデザインの価値を、伝わるかたちへと設計する。その実践の場に、加わってくれる人を募集しています。

(2025.10.30 BROCK PARTYにて)
Photo: toha(特記以外)
Interview & text: Jun Kato
| 募集職種 | アートディレクター |
|---|---|
| 業務内容 | ・建築・不動産・ブランドに関わるプロジェクトのビジュアルディレクション |
| 応募資格 | ■必須条件
■歓迎条件
■求める人物像 |
| 待遇 | ■年収
■給与
■ 休日・休暇
■諸手当、福利厚生など |
| 採用スケジュール | ◼︎書類選考 |
| 勤務地 | 東京都目黒区青葉台1-20-5-2F |
| 会社情報 | 社名:株式会社ブロックパーティー
ウェブサイト:https://brockparty.co.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/brockparty_inc/ E-Mail:bpinfo@brockparty.co.jp 電話番号:0354567157 |