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三澤 遥の個展「bit by bit」がミラノで開催 ADI Design Museumにてヨーロッパ初展覧会

三澤 遥の個展「bit by bit」がミラノで開催

ADI Design Museumにてヨーロッパ初展覧会

三澤 遥氏(日本デザインセンター 三澤デザイン研究室)は、ミラノのADI Design Museumにて個展「bit by bit」を開催します。本展は三澤氏にとってヨーロッパ初となる個展となり、2026年4月21日から6月7日までの約2カ月間にわたり実施されます。ミラノデザインウィーク2026の開幕にあわせてスタートし、期間中にはプレスプレビューや在廊も予定されています。ADI Design Museumという国際的なデザインの拠点において、これまでの活動を体系的に紹介する機会となります。

「bit by bit」に込められた視点

本展のタイトルである「bit by bit」には、「少しずつ」という意味とともに、「取るに足らないもの」といったニュアンスが重ねられています。日々の中で見過ごされがちな微細な変化や差異に意識を向け、それらを丁寧に観察し、少しずつすくい上げていく行為そのものが、本展の根底にある考え方です。情報や表現が過剰に流通する現代において、あえて強い主張を持たない小さな現象に目を凝らすことで、これまで見えていなかった側面を浮かび上がらせる試みと位置づけられています。

無数の小作品による体験の設計

展示では、紙や針金、葉といった日常的に手に取ることのできる素材を用い、観察と検証を繰り返す中で生まれた作品が並びます。作品の特徴は、単体として強い主張を持つものではなく、小さな要素を積み重ねることで構成されている点。制作の過程で重ねられた時間や試行の痕跡がそのまま形となり、素材が本来持つ性質や変化の可能性が可視化されています。個々の作品を通して、身近な素材の中に潜む多様な表情が引き出されています。

会場では、展示台の上に配置された無数の小さな作品を辿るように鑑賞する構成が想定されています。ひとつひとつは控えめな存在でありながら、連続して見ることで微細な差異や変化が徐々に立ち現れ、鑑賞者の視点をゆるやかに変化させていきます。見えているはずで見えていなかった事象に気づく契機をつくり出すことで、日常の中に潜む発見や驚きを再認識させる体験が設計されています。展示全体を通して、観察という行為そのものが主題として提示されています。

デザイナープロフィール

三澤 遥(デザイナー)

日本デザインセンター三澤デザイン研究室 室長。武蔵野美術大学 准教授。 同大学卒業後、デザインオフィスnendo を経て、2009 年より原研哉主宰の日本デザインセ ンター原デザイン研究所に所属。2014 年より三澤デザイン研究室として独自の活動を 開始。ものごとの奥に潜む原理を観察して微細な変化や揺らぎを見つけ出し、まだ言葉に なっていない可能性をすくい上げ、実験的なアプローチによって視覚化する研究・制作を 行う。ミクロな世界にある広大さと、マクロな世界にある細部。簡潔なものにある複雑さと、 複雑なものにある簡潔さ。虫の目線と鳥の目線。一瞬と100 年後。異なる視点や時間感 覚を行き来しながら創作の純度を高め、世界の人々との共通言語としてかたちにするこ とに取り組んでいる。 主な仕事に、水中環境を新たな風景に再構築した『waterscape』、かつてない紙の可能 性を探求した『動紙』、国立科学博物館の移動展示キット『WHO ARE WE 観察と発見の 生物学』、第25 回亀倉雄策賞受賞記念展『Just by | だけ しか たった』、立教大学校内の ライフシュナイダー館で開催された展覧会『細野さんと晴臣くん』、大丸松坂屋百貨店 の新たなシンボル『百様図』と新包装がある。2019 年毎日デザイン賞受賞。

開催概要

展示名:bit by bit
会期:2026年4月20日(月)〜6月7日(日)
時間:10:30〜21:00(4月27日以降は 10:30〜20:00)
会場:ADI Design Museum
所在地:P.za Compasso d’Oro, 1, 20154 Milano MI, Italy(Google Map
主催:ADI Design Museum
企画・構成: 三澤 遥 + 日本デザインセンター 三澤デザイン研究室
写真:小川真輝
制作協力:株式会社竹尾、株式会社ショウエイ、 株式会社フレームマン
技術協力:NTT 社会情報研究所

参照元:三澤デザイン研究室 プレスリリース(pressmilano)

 

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