京都市左京区の〈ザ・プリンス 京都宝ヶ池〉が、同ホテル初の試みとして、隣接する〈国立京都国際会館〉の桜鑑賞と建築ガイドツアーがセットになった宿泊プランを1日3組限定で販売しました。
本日3月24日より、ホテルのウェブサイトにて予約を受け付けています(会員割引あり)。
〈ザ・プリンス 京都宝ヶ池〉は、建築家の村野藤吾(1891-1984)が晩年に設計したホテルです(1986年竣工時の名称は京都宝ヶ池プリンスホテル)。かたや、ホテル南側の通りを挟んで隣接する〈国立京都国際会館〉は、戦後の日本を代表する建築家の1人、大谷幸夫(1924-2013)が設計したモダニズム建築として知られています(建築概要 / 設計コンセプト / 同館公式Webサイトより)。
年齢は村野が上、建物としては大谷建築の〈国立京都国際会館〉が先に竣工していますが、どちらの施設も、周囲の山々など豊かな自然と調和することを意識して設計された、昭和の名建築です。
日本初の国立(こくりつ)の会議施設として、1966年5月にオープンした〈国立京都国際会館〉。敷地面積は156,000m²で、甲子園球場の約4倍の広さがありますs(所在地:Google Map)。春には約150本の桜が咲き誇る回遊式日本庭園は、通常は一般公開されていないエリアになります。
# 国立京都国際会館 YouTube公式チャンネル 春の動画(2020/02/12)
今回販売される宿泊プランでは、宿泊当日の日中に、大谷建築の見どころについて1組ずつ説明を受け(館内の所要約40分)、その後で、比叡山を含む洛北の山並みを借景にした日本庭園を、密を避けながらゆったりと巡ります。
夕食は、〈ザ・プリンス 京都宝ヶ池〉のダイニングでのディナーが待っています(メインダイニング「いと桜」のほか、中国料理「桃園」、日本料理「宝ヶ池」の3つから1つを選択)。
村野藤吾設計のホテルに1泊し、昼と夜とで昭和の名建築を堪能できるという趣向となっています。(en)
国立京都国際会館の桜鑑賞&建築ガイドツアー付きプラン(夕朝食付き / 一般予約)
プラン実施期間:2021年4月3日(土)、4月6日(火)~9日(金)
※除外日:4月4日(日)・5日(月)
料金:1名あたり30,331円から(クラブフロアツインルーム 1室2名での利用時、宿泊税を含まず)
料金に含まれるサービス:国立京都国際会館ガイド料、1泊室料、夕食(ホテル内3レストランから選択)、朝食、消費税・サービス料
〈ザ・プリンス 京都宝ヶ池〉公式ウェブサイト
https://www.princehotels.co.jp/kyoto/